2019年7月22日 更新

空の巣症候群はシングルマザーに多い?克服法や父親ができる対策

空の巣症候群に悩む女性は少なくはありません。どのように対策し、克服していけば良いのでしょうか。シングルマザーがなりやすいと言われていますが、治療が必要な症状はどのような症状なのでしょうか。父親ができる対策法と一緒に紹介していきます。

目次

空の巣症候群になるのは空いた時間で不安が増大してしまうことが原因です。防ぐためには、巣立った後の計画を具体的に話しておくと良いでしょう。「〇〇に行ってみたい」というような漠然とした計画よりも「〇〇に●泊するためにはお金を□□円貯めよう」などの具体的な計画の方が前向きな気持ちになるでしょう。

「子育てが終わっても時間を有効に使って二人で楽しむことができる」とお互いに実感できれば、空の巣症候群になっている暇もありません。ぜひ色々な計画を立ててみましょう。

自宅や家事に縛り付けない

Ocean Sunset Person - Free photo on Pixabay (493617)

妻が家にいてくれると家事分担も減り、いつも快適な生活ができると考えて妻を自宅に縛り付けてしまう男性も多くいます。しかしながら、そうして妻の世界を強制的に狭めてしまっていては、子育て以外の生きがいを見つけることもできずに空の巣症候群になる可能性が高くなってしまいます。

妻が望んで家にいたいという場合を除いて、自分の都合のためだけに妻を家事に縛り付けないようにしましょう。パートを勧めたり社会人サークルを勧めるなど、妻の世界を広げるように協力してあげることも必要です。

好奇心を尊重し背中を押してあげる

Floral Background Flower - Free photo on Pixabay (493618)

もし空の巣症候群になった妻が何かに興味を示した時は、全力で応援して背中を押してあげましょう。「ぜひ楽しんで欲しい」や「楽しんでいる姿を見たい」など、妻が前向きになれるような言葉をかけてあげると効果的です。

特に妻がずっと専業主婦だった場合は、新しい趣味に興味を持っても金銭的なことを趣味を始めたいと気にして言い出せない場合があります。そういう場合も察してあげて、妻が楽しめる環境を作ってあげることで空の巣症候群も早く終わるでしょう。

料理や家事を褒め必要としていることを伝える

Waffles Bake Ingredients - Free photo on Pixabay (493619)

子育てを生きがいにしてきた妻は、子育てが終わることで自分の存在意義も終わってしまったと誤解してしまうこともあります。そのような考え方を払拭するためには、毎日のことに感謝を伝えて妻を大切に思っていることを言葉で示すことが重要です。

長年過ごしていると照れくさくなり忘れてしまいがちですが「ご飯をありがとう」「掃除してくれてありがとう」という一言があるだけで生活に張りが出ます。普段は言っていなくても、徐々に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

空の巣症候群には治療が必要なのか

Spring Bird - Free photo on Pixabay (493620)

「症候群」という言葉を聞くと、早急に専門家の治療が必要だと思ってしまうのではないでしょうか。しかしながら、冒頭で紹介したように空の巣症候群は医学的な言葉ではありません。では、空の巣症候群になった場合、治療は必要ないのでしょうか。空の巣症候群の克服について紹介していきます。

自覚できていれば家族間で解決できる

Geese Goose Family - Free photo on Pixabay (493621)

もし妻が自分が空の巣症候群にかかっていることや、周りの家族が空の巣症候群の存在を理解している場合、多くは治療の必要はありません。家族で協力して空の巣症候群を乗り越えることができるでしょう。

妻自身が積極的に子育て以外の自分の趣味に打ち込むようにしたり、夫は配偶者としてその妻を支えるようにしましょう。また、家を出た子ども自身が頻繁に連絡をしているといつまでも子育てが終わっていないような気分になってしまうので、無事に暮らしていることは伝えつつも徐々に連絡頻度を減らすなどの家族が一丸となった対策も効果的です。

うつ症状がみられた場合専門機関での治療が必要

Checklist Clinic Daily Report - Free photo on Pixabay (493622)

空の巣症候群を自覚して周りのサポートがある状況でも、なかなか改善が見られない場合もあります。その中で、不眠や食欲不振、頭痛や吐き気といったうつの症状が見られた場合は家族間の協力だけで解決するのは難しいので受診するようにしましょう。

「空の巣症候群だから一時的なものだ」と甘く見ていては、実際にうつ病を発症してしまう可能性もあります。うつ病を発症すると生活環境が大きく変わってしまうので、その前に早期に対策を立てましょう。

更年期障害やペットロスなどその他の要因も考慮する

Puppy Dog Pet - Free photo on Pixabay (493623)

子どもが育って寂しい気持ちは、全て空の巣症候群が原因というわけではありません。年齢的に、子どもが一人立ちする時期は更年期障害の可能性もあります。また、ペットを飼っていた家庭の場合はペットロスなど空の巣症候群以外の理由で不調を訴える場合もあるでしょう。

更年期障害やペットロスの場合、空の巣症候群への対処法とは違ったアプローチからの対処法が必要になる場合があります。巣立ちの時期と同時期の不調は全て空の巣症候群だと勘違いしないようにしましょう。

治療が必要な症状とは

Pill Capsule Medicine - Free image on Pixabay (493624)

空の巣症候群の症状の中でも、身体的・精神的に大きな不調を訴えている場合は専門家による治療が必要な場合があります。では、手遅れにならないためにはどのような症状の時に治療する必要があるのでしょうか。具体的な症状を説明していきます。

情緒不安定で眠れない

Moon Sky Night - Free photo on Pixabay (493625)

特に悲しい出来事があったわけでもなく、本人も自覚していないのに夜中に理由もなく泣き出したり、逆にイライラしてどうしても眠れないという症状を訴える場合があります。このような不眠の症状は空の巣症候群だけではなく、うつ病の可能性もあるので早急に病院を受診しましょう。

不眠は生活リズムが狂うだけではなく、身体的にも負担が大きい症状です。年齢を重ねるごとに身体的な負担は大きくなっていってしまうので、安眠環境を整えるだけではなく眠れるように専門家の助けを借りることも検討しましょう。

動悸やめまいなど身体症状

Trees Away Nature - Free photo on Pixabay (493626)

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