2019年10月13日 更新

【診断】自己顕示欲の強さは?自己顕示欲が強い心理や原因についても

近年SNSなどで頻繁に見受ける自己顕示欲。誰もが持っている欲求ですが、自分はどのくらい強いのか、セルフ診断してみましょう。自己顕示欲が強くなる心理や原因を解明し、どのように抑えることができるのかその方法も説明いたします。また、承認欲求との違いにも言及します。

目次

最新のスマホ、トレンドのスイーツ、新オープンのカフェなどの情報にはいち早く反応しゲットすることが多いでしょう。流行の場所にはすぐに出向きインスタにアップします。

人より早く新しいものを取り入れていると、うらやましがられる頻度が高くなることを知っているからです。そのためには、自分の感性に関係なく流行り物には飛びつきます。新しいものを手に入れることに目的があるわけではなく、それを自慢することを目的としています。

数年前に、SNSに常に新しいブランド品をアップし続け借金をしてしまった芸能人の話もありましたが、まさに自己顕示欲の強さが招いた悪例といえるでしょう。

SNSやネットで顔を出すことに抵抗がない

Adult Camera Enjoyment - Free photo on Pixabay (379126)

自己顕示欲の強い人は、自己主張の塊と表現しても過言ではありません。極度の目立ちたがり屋なので、公に顔がさらされることに抵抗はなく、むしろ見てほしい感情が勝るでしょう。

写真を撮るときはセンターに写りたがることと同様に、自分が中心=主役でありたいので、多くの人に自分の存在を認知して欲しいと思っています。

SNSのように気軽で影響力が高いコンテンツは、自己顕示欲の強い人にとっては非常に魅力的なツールと考えられます。ただし、反面自分に自信がないため、批判やバッシングに打たれ弱い一面も併せ持っていることも自己顕示欲の強い人のあるあるといえるでしょう。

会話は常に「私は~」から始まる

Sunglasses Summer Pretty Young - Free photo on Pixabay (379278)

自分発信ではない会話でも、いつの間にか自分が主語の会話にすり替えてしまう能力にたけているのが、自己顕示欲の強い人の特徴です。基本的に会話は「わたしは~」から始まるものがほとんどで、主観的な意見ばかりが見受けられます。

相手の話を聞き入れることや、他人に同調、共感することが苦手であり、他人の意見には常に否定的です。そのため会議などの意見交換の場では、会話がスムーズに進まなく話が中断してしまうこともしばしばあります。協調性に乏しく他人の意見に賛同できません。

自分と共通の意見であっても、あえて「わたしは~」と言い回しを自分流に変更して、自分の意見として主張することが多いでしょう。逆に自分の意見に反対されると、断固として主張は緩めません。受容することで相手が優位に立つことを恐れているからです。

自己顕示欲が強いことのデメリット

No Cancellation Rejection - Free photo on Pixabay (379296)

すべてを平等にしたがる風潮の中で、周りに遠慮なく主張できることは素晴らしいことです。ただし、自己主張するだけで他人の意見を聞き入れることができない場合は、周りも、また本人自身にもデメリットが発生するといえます。

他者の評価に振り回される

Woman Profile Female - Free photo on Pixabay (379309)

あらゆる言動において、周囲の人に注目され認められるためにはどうしたらよいのか、そのことばかりを考えて行動してしまうため、気疲れしてしまうこともあります。

また、自分が思っていたよりも低い評価を受けた場合はうまく消化することができず、さらに欲求を満たすためにエスカレートした行動をとってしまうこともあります。特にSNS上では、「いいね」をもらえる画像をアップすることに必死になりすぎる人も多いでしょう。

いわゆる「インスタ映え」のための撮影に命懸けなタイプが該当します。また自分は常に注目されるべき存在でいなければならないというプレッシャーを無意識に自分にかけていることも多く、最終的にそのプレッシャーに押しつぶされてしまう場合もあるでしょう。

他人の顔色ばかり気になる

Woman Girl Lady - Free photo on Pixabay (379314)

特に承認欲求が強い人は、他人と比較することが多く、集団内において今必要とされているのはどんなことかを読み取ろうとします。そして他の人よりも早く、そこで自分が発揮できる能力を見せつける行動にでます。

それに対して周りの評価はどうか、反応はどうかが気になり、レスポンスがあるまでアピールし続けることがあります。周囲の状況によってその場で注目される人物になろうとするので、主張に一貫性がないこともしばしばあります。

自己中心的な発言にもかかわらず、意見がコロコロ変わるので、周囲に信用されなくなってしまうこともあるでしょう。

自己アピールが過激になる

Girl Woman Joy Of Life - Free photo on Pixabay (381645)

人間は一度免疫ができた情報に対する反応は薄くなるため、さらに注目されるためには前回よりも強いインパクトを与えるしかありません。

その繰り返しで、注目されたい欲求を満たすためには、どんどん過激なアピールをしていかないとならないという負のループに入り込んでしまうことがあります。自信がない人ほど、自己アピールが過激になっていく傾向にあります。

人気の落ちたアイドルや芸能人が、過激な写真やイメチェンを公開することも、自己顕示欲から自尊心の回復を狙っていると考えられます。適度のアピールは自分を売り込むために非常に有効ですが、あまりエスカレートすると「押し売り感」が強くなり、かえってマイナスのイメージを与えかねません。

周囲から鬱陶しがられる

Depression Sadness Man I Feel - Free photo on Pixabay (379340)

自己顕示欲の強い人は、常に自分の都合で会話を進めるので、集団の輪を乱しがちです。また、前途のかまってちゃん発言が増えることからも、周囲からうっとうしがられてしまいます。

自己顕示欲の表れてとして典型的な「わたしって〇〇だから」や「忙しくて寝てない」などのセリフは、初めのうちは心配してもらえますが、度々聞かされると「だから何?」とイラつかせてしまう場合が多く、次第に親身に聞いてくれる人も減っていくでしょう。

発言だけではなく、存在までもが鬱陶しいと思われてしまう可能性が大きいです。

最終的に自分を見失ってしまう

Girl Sitting Jetty - Free photo on Pixabay (379345)

自分を取り囲む世界の主人公でいられるよう虚勢を張っている裏側では、他人の評価を気にして四苦八苦しているのが、自己顕示欲の強い人の実際の姿です。明確に目的があるわけではなく、あらゆることにおいて優越感を味わいたいだけなので、いつまでたっても達成感を感じられないことが多いでしょう。

世の中では大半のことに「上には上がいる」もので、自分がその頂点で輝き続けることはなかなか難しいと思われます。ところが、自己顕示欲の強い人は、その事実を受け止めることができないことが多いのです。

本当に素晴らしいものは、その一つ一つに価値があり、順位づけや勝ち負けではありません。そのことを認めることができず、あらゆることで上に立とうと自分を追い込みすぎてしまい、最終的には自分を見失ってしまう場合もあるでしょう。

自己顕示欲を抑える方法

Bed Sleep Girl - Free photo on Pixabay (379392)

自分をアピールできる能力を活かすためには、ある程度自己顕示欲を抑えることが必要です。自分で自己顕示欲が強い行動をとっている心当たりのある人は、適度にコントロールできる術を身につけましょう。

他者評価で満たされないことを知る

Board Business Company - Free photo on Pixabay (379386)

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