2019年10月13日 更新

【診断】自己顕示欲の強さは?自己顕示欲が強い心理や原因についても

近年SNSなどで頻繁に見受ける自己顕示欲。誰もが持っている欲求ですが、自分はどのくらい強いのか、セルフ診断してみましょう。自己顕示欲が強くなる心理や原因を解明し、どのように抑えることができるのかその方法も説明いたします。また、承認欲求との違いにも言及します。

目次

他者よりも自分が目立つために、TPOを無視した行動に出てしまう人は危険信号といえるでしょう。注目されたい気持ちが先行しているため、多少の危険を冒してしまう場合もあります。いわゆる「悪目立ち」タイプです。会話の輪の中で、人の心情を無視した話を繰り広げることもしばしばみられます。

またその場にあった話題にもかかわらず「空気が読めない」といわれたことがある人は、話の内容というよりは、自分中心に話を進めている状況について指摘された可能性もあります。注目されたい欲求が特に強い人は、自己アピールが最優先のため、あえて空気を読まないようにする場合もあるでしょう。

自己顕示欲が強い原因

Hook Crane Close Up - Free photo on Pixabay (381952)

自己顕示欲は誰にでもある欲求ですが、その強弱にはいくつかの原因が関与してると考えられています。生まれつきの性格が影響する場合もありますが、日常生活において自己顕示欲を強くしてしまう要因も存在します。心当たりのある人は注意が必要です。

他者評価を過剰に気にするため

Discussion Restaurant Business - Free photo on Pixabay (379223)

自分の存在価値は、他者からの評価によって左右されると考える人は、自己顕示欲が強くなってしまう傾向にあります。すべてを他者評価基準でとらえるため、評価されないと自分の価値に不安を感じます。

他人よりも優れていないと、自分の存在価値はないと思っているので、認めてもらえるように実力以上に自分を大きく見せようとしてしまうのです。人から「すごいね」といわれたりうらやましがられることで安心したり満足を感じる人はこのタイプと考えられます。

現実社会において、周囲の人間は他人にそれほど興味を持っていない場合も多く、他者からの評価を気にしすぎて自己顕示欲が強くなる人は、ある意味自意識過剰ともいえるでしょう。

自分で自分を認められていないため

Woman Portrait Girl - Free photo on Pixabay (379139)

自己顕示欲の強い人は、一見自信家に見えますが、実はその逆です。自分に自信が持てないので、集団の中で自分の位置づけをすることによって、居場所を確保しようとしているのです。

自己顕示欲が強くなる人は、実はありのままの自分では十分に注目を浴びることができないということを自覚しています。つまり、「自己肯定感」が低いのです。そのため集団の中に埋もれていると、自分は誰からも見てもらえないのではないか、と不安になってしまうのです。

自分で自分の才能や存在を認めることができないため、周囲からの評価によって、自分に自信を持とうとすることが多いでしょう。また、人間は、周囲からの称賛によって自信とともに快楽を味わうことができるため、次第にそれが癖になって、よりたくさんの称賛を受けようとする場合もあり得ます。

自分の事ばかり考えているため

Girl Flowers Wreath - Free photo on Pixabay (379224)

自分のことばかり考えている人は、自分が最優先のため他人の都合は関係ありません。そのため、自分が主張したいことを主張したいタイミングで発言してしまいます。いわゆる自己中心的な人は、自己顕示欲が強い傾向があります。

自分が他人より優位に立てること、目立つことを常に考えているので、周囲の状況を無視しがちです。この手のタイプは、「いつでも」「他より早く」注目されたい欲求も強いので、SNSのアップ頻度が高いことも特徴です。

「わたしはこう思う」「普通〇〇じゃない?」「これに決まってる」など、自分の意見が常に正しく、押しつけがましい部分も見られるでしょう。他人の会話を横取りし、自分の話にすり替える人もこのタイプに当てはまるといえます。

他者との接点が少ないため

Portrait Woman Lady - Free photo on Pixabay (379134)

他者との接点が少ない=コミュニケーションが得意ではない人も、自己顕示欲が強くなる可能性があります。他者とのコミュニケーション不足の人は協調性に乏しく、自分は他の人とは違う特別な存在でありたいと思っていることが多いからです。大衆に埋もれることを非常に嫌います。

また、リアルな世界ではコミュニケーションをとることが苦手でも、SNSでは饒舌にアピールしている人が多いことも事実です。これは直接集団の中でアピールするほどの勇気や自信はないけれど、匿名性のあるネット上では注目を浴びることができるので、そこから満足感を得ようとしているからだと考えられます。

寂しさや愛情不足

Girl Walking Teddy Bear - Free photo on Pixabay (379128)

幼少期、両親や家族から愛情を注いでもらえなかった人が、自己顕示欲が強くなるケースもあります。共働きなどで一人ぼっちにされていたり、興味や関心を示してもらえなかった人に多く、また、無条件の愛情を感じることができなかった人も同様の傾向があります。

例えば、テストで良い点を取ったときだけほめてもらえる、学芸会で主役を演じたときだけ周りに自慢してもらえるなど、両親にとって評価に値するときのみ存在を認めてもらえる場合です。

このような育てられ方をした人は、学歴や年収、資格、大手企業への就職などいわゆる「付加価値」に執着します。本来の自分だけでは関心を持たれることもなく、愛情を注いでもらえないと経験上学習しているので、スキルや知識で武装し、その状態が本来の自分として認めてもらおうとしてしまうのです。

自己顕示欲が強い人のあるある行動と心理

Stormtrooper Star Wars Lego - Free photo on Pixabay (379401)

自己顕示欲が強い人が取りがちな行動のうち、代表的なものがいくつかあります。そういえば、周りにこんな人がいると思ったら、その人はあなたからも認めてもらいたくてそのような行動をとっているのかもしれません。

また、自分自身でも無意識にやってしまっていることがあれば、自己顕示欲が強い人だと思われているかもしれません。なぜそのような行動をとってしまうのか、そのときの心理状態も合わせてご紹介しましょう。

私利私欲のためには積極的に行動する

Person Girl Human - Free photo on Pixabay (379249)

自己顕示欲が強すぎると、どのような手段を使ってでも自分を優位に見せたい気持ちが強く出てしまいます。仕事においては、集団内の手柄を独り占めないしは横取りして、自分が注目されるように周囲を仕向けることもあります。

そのために話を盛ったり、時には嘘をつくこともあり得ます。嘘は自己顕示欲の表れとして象徴的で、頻繁に嘘をつく人や都合よく話が変わる人は自己顕示欲が強い人といえるでしょう。その際、嘘によって自分の評判が逆に落ちてしまうことは考えられない場合が多いです。

時にはけなしたり、陰口をたたくことで相手を蹴落とすこともいとわないでしょう。職場やママ友などの間において、いわゆるマウンティングをすることも、自分が優位に立つためには必要な行動ととらえています。

かまってちゃん発言が多い

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (379233)

自己顕示欲の強い人の特徴は、とにかく「自分通信」が多いことです。周囲から注目されたい願望が強いので、重要度の低いことでも大げさに話します。聞かれていないことでも自ら報告し、リアクションを求めます。

体調不良時にSNSにアップする人は、かわいそうな自分を気にかけてほしいという承認欲求が強いでしょう。自分にとっての不幸話をアピールすることで、心配や同情票を集めようとします。「寝てない」「忙しい」「疲れた」などは王道のキーワードと呼べるでしょう。

関心を持ってほしいのにはっきりと共感や同意を求めることはせず、あくまで自己主張のみなのが特徴的です。リアクションがあることによって、相手が自分に関心があることを認知するので、返事があるまで何かしらアクションを続けることもしばしばあります。やや「めんどうくさい」といわれる女性に多いタイプです。

流行に敏感

Cake Pops Pastries - Free photo on Pixabay (379396)

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