目次
- 「揚げ足取り」の意味とは
- 揚げ足取りの例
- 芸能人の失言だけに注目していつまでも攻め続ける
- 単純な言い間違いをいちいち指摘してくる
- 指摘すると過去を蒸し返し攻撃してくる
- 間違いを見逃さず大勢の前でいつまでも攻撃してくる
- 容易に想像できる事柄を言葉のまま受け取り批判する
- 揚げ足取りする人の心理
- 間違いを指摘しないと気が済まない
- 間違いを本人・周囲に周知させたい
- 自分が優れていると他者に知らしめたい
- 自尊心を満たしたい
- 嫉妬心を解消しようとしている
- 自己肯定感を高めたい
- ストレス発散・憂さ晴らし
- 揚げ足取りをする人の特徴
- 劣等感が強い
- 他人と比較することが多い
- 頑固
- 承認欲求が強い
- プライドが高い
- 間違いを指摘されることが嫌い
- 攻撃的
- 揚げ足取りする人への対応方法
- 言い間違いは素直に認め論点をズラされないように注意する
- 感情的になっては逆効果
- 淡々と意見を受け止め自身の非は素直に認める
- 会話の中に自身の非が存在しない場合は聞き流す
- 言葉の全てを真に受ける必要はない
- 自身にとってプラスとなる意見のみ受け入れる
- 余裕があれば相手の劣等感を探り指摘・配慮してあげる
- 知らず知らずのうちに揚げ足取りしてない?
- テレビなどを見ていて言い間違いを批判する
- 他人を羨ましいと感じその人の粗探しを始める
- 嫌いな人物にたいして噂話・批判的な意見を広める
- 自分と違う意見を見聞きすると攻撃されたと感じ反撃したくなる
- 成果を出していないにも関わらず批評家ぶってしまう
- 日本人は反論されるのが大嫌い?
自分が優れていると他者に知らしめたい
via pixabay.com
劣等感を幼い頃から持っている場合は、指摘する事で、自分の方が詳しいことをアピールし、優れていることを知らしめようとしている時もございます。
自分がジャッジする側で、正す側の人間であろうとすることで、自分を優位に保つ感覚を覚え、無意識に自己防衛本能が働き、指摘してしまう癖が身についてしまっているのです。
自分がジャッジする側で、正す側の人間であろうとすることで、自分を優位に保つ感覚を覚え、無意識に自己防衛本能が働き、指摘してしまう癖が身についてしまっているのです。
自尊心を満たしたい
via pixabay.com
劣等感があり自己防衛本能が働く人は、普段、「自尊心」を満たせていません。承認欲求が満たされていないともいえるでしょう。結果として間違った自尊心の満たし方をしているため、より一層自分への周囲からの評価を下げてしまっているのですが、それには気づきません。
特に、自分自身の評価を低くジャッジしている場合が多いので、相手にも厳しくなってしまうのです。理性で制御できていない状態になってしまっているともいえます。
特に、自分自身の評価を低くジャッジしている場合が多いので、相手にも厳しくなってしまうのです。理性で制御できていない状態になってしまっているともいえます。
嫉妬心を解消しようとしている
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自分自身で無意識に劣等感を感じているため、誰かが承認欲求を満たされていることに対して、うらやましいと感じて、嫉妬してしまいます。そういった嫉妬や妬みを解消するために、相手の揚げ足を取るような言動をしてしまうのです。つまり、人の不幸を喜び、幸福には嫉妬する心理とも言えます。
幸せになるには、思考を変えたり、努力が必要になる為、基本的に現状維持を本能的に人は求める傾向があるゆえに、自分より不幸な人を見て安心することの方が楽です。揚げ足を取る事もこれに通じる物があります。ミスを見つけて批評する方が、自分が努力することなく、自分を優位に感じることができてしまいます。
結果として嫌われて、周囲からの評価を自分自身で下げてしまうことになるのですが、長期的視野にたって判断することができないため、短期的な思考で解放感を求めようとする心理から、揚げ足を取る事でストレス発散してしまいます。
幸せになるには、思考を変えたり、努力が必要になる為、基本的に現状維持を本能的に人は求める傾向があるゆえに、自分より不幸な人を見て安心することの方が楽です。揚げ足を取る事もこれに通じる物があります。ミスを見つけて批評する方が、自分が努力することなく、自分を優位に感じることができてしまいます。
結果として嫌われて、周囲からの評価を自分自身で下げてしまうことになるのですが、長期的視野にたって判断することができないため、短期的な思考で解放感を求めようとする心理から、揚げ足を取る事でストレス発散してしまいます。
自己肯定感を高めたい
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自己肯定感とは、自分を肯定し受け入れる感覚のことです。劣等感があると、この自己肯定感が低くなってしまいます。自分を許す事ができないともいえます。そのため、相手の些細なミスも許せないのです。
周囲が大きなミスをすることは多くはないため、些細なミスを探すことで、日常的に自己肯定感を満たしている状態になってしまっています。このような本能的な心理に突き動かされている事に、自ら気づけないのが共通する特徴です。
周囲が大きなミスをすることは多くはないため、些細なミスを探すことで、日常的に自己肯定感を満たしている状態になってしまっています。このような本能的な心理に突き動かされている事に、自ら気づけないのが共通する特徴です。
ストレス発散・憂さ晴らし
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自己肯定感が低いデメリットとして、ストレスが慢性的に溜まりやすい特徴があります。このストレスに関しても、同じく自覚がありません。なんとなく感じているレベルです。劣等感による自己肯定感が低い事でストレスがたまるという悪循環になっているのです。
ストレスがたまると発散しようとするのですが、うまく発散できていないと、揚げ足取りという動作に出てしまう人がいるのです。物に当たったり、ストレスを発散する手段はさまざまなのですが、他人に向いてしまうと、このような事態になってしまいます。これが共通する心理です。
ストレスがたまると発散しようとするのですが、うまく発散できていないと、揚げ足取りという動作に出てしまう人がいるのです。物に当たったり、ストレスを発散する手段はさまざまなのですが、他人に向いてしまうと、このような事態になってしまいます。これが共通する心理です。
揚げ足取りをする人の特徴
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ここでは、あらためて、揚げ足取りをしたがる人の特徴について、解説いたします。上述した心理から来るものですので、重複する箇所はございますが、心理から表出するものが特徴ですので、より深く理解するためにまとめましたので、ご参照ください。
劣等感が強い
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「揚げ足取り」する人の、根本にある原因は、劣等感です。劣等感は、いじめを含め、あらゆるマイナス行動につながります。これは、幼い頃に親から植え付けられたものもあれば、周囲からの影響が積み重なり、無意識に表出している場合もあります。
徐々に形成されたものなので、簡単に取り除くことは困難ですが、まずは自身の深層心理に気づくことで、徐々に取り除かれる可能性もあります。
徐々に形成されたものなので、簡単に取り除くことは困難ですが、まずは自身の深層心理に気づくことで、徐々に取り除かれる可能性もあります。
他人と比較することが多い
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劣等感というのは、親や周囲から植え付けられる場合、比較されらことが理由となります。よそのお子様や、兄弟同士で比較されたり、あらゆるものと比較され、できていない所を指摘されてしまうことで、自信を無くしてしまいます。
また、そのように育った場合、自分の子供にも同じことをしてしまうこともあります。特に、悔しさからストイックさと根性で成り上がったような場合、相手にも同じものを求めてしまいます。自分の努力より相手の努力が足りいないと、そこを比較して責めるようになってしまうのです。
また、そのように育った場合、自分の子供にも同じことをしてしまうこともあります。特に、悔しさからストイックさと根性で成り上がったような場合、相手にも同じものを求めてしまいます。自分の努力より相手の努力が足りいないと、そこを比較して責めるようになってしまうのです。
頑固
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相手の立場で考えず、正したいと思ったら正さずにはいられない状態は、柔軟性を欠いており、自己心理の把握ができず、気づきを得られない状態になっています。これは、いわゆる「頑固さ」というものの正体でもあります。
職人として良い物を作る為に頑固にこだわるようなイメージとは異なり、単純に「嫌われる人」というイメージになってしまいますので、注意が必要です。
職人として良い物を作る為に頑固にこだわるようなイメージとは異なり、単純に「嫌われる人」というイメージになってしまいますので、注意が必要です。
承認欲求が強い
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幼少期から周囲と比較され、劣っているところを指摘され続けてきた人は、褒められることがほとんどありませんでした。なんとか劣っている所を補うように、褒めてもらうために努力しようと必死になり、いつしか自身の存在意義を、他者から承認されることに置き換えてしまっているのです。
このような場合、承認欲求が満たされないと、他者より優位に見せるための状況を、無理矢理作ろうとしてしまいます。中には、「上から目線」になってしまうこともあれば、いじめをしてしまったり、揚げ足取りをするなど、表出の仕方はさまざまですが、根本は同じです。
このような場合、承認欲求が満たされないと、他者より優位に見せるための状況を、無理矢理作ろうとしてしまいます。中には、「上から目線」になってしまうこともあれば、いじめをしてしまったり、揚げ足取りをするなど、表出の仕方はさまざまですが、根本は同じです。
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