2019年10月13日 更新

燃え尽き症候群の原因や症状!治療や克服の方法はある?

燃え尽き症候群の人が近年増加中です。主になりやすい人は、真面目で勤勉、仕事ができる人だと言われています。その症状が既に出ている人や、その症状をを疑っている人に向けて、原因や克服や治療の方法と対処法を解説するとともに、診断チェックリストもご用意しました。

仕事量が多い

Books Woman Girl - Free photo on Pixabay (376928)

仕事が多い事は繁盛している証拠だという考えがありますが、それは自分が経営者であったり、好きなことであったりする場合であり、心を病んでしまうような場合は良い事とは言えません。ほとんどの人は、仕事が多くて忙しい事や残業が過剰になることを望んでいません。

お金が稼げるから問題ないと考える人は良い場合もありますが、人それぞれです。このように、さばききれない量の仕事による忙しさは、一時的であればまだしも、慢性的なものとなると、ストレスとして蓄積されていきます。つまり、仕事量の過剰もストレスにつながるのです。

やったことに対する見返りが得られない

Hustle And Bustle Woman Face - Free image on Pixabay (376929)

頑張って結果を出し、評価されるべきことに対し、何も評価が得られないような場合もストレスになります。中には良い上司が「基本給を上げて評価してあげたいけれど、利益が足りなくて申し訳ない」と気遣いを毎回してくれる方もいるようですが、それが続くと、やはり内心では不満となります。

また、自分は努力したことを評価して欲しい人に対して、結果を評価する人が上司の場合、食い違いが生じます。会社経営としては、利益という結果を重視せざるを得ないのですが、プロセスが重要ではないという意味ではありませんので、不満を感じてしまうのです。

このように、考え方の違いによってストレスが生じやすいとも言えるのです。自己啓発として、思考を修正することで改善できるものは、前向きに改善していきましょう。

頼れる人がいない

Despair Alone Being - Free photo on Pixabay (376906)

相談する人や、愚痴を言える人がいない場合も、ストレスが溜まりやすく、間違った判断に対してアドバイスをもらえないため、燃え尽き症候群になってしまう傾向があります。一人でいる事が好きで、ストレス発散方法を独自に持ち合わせている場合であっても、すべてを一人で解決するのは相当な精神力が必要です。

レジリエンスという言葉があるのですが、これは、精神の柔軟性を意味しています。近年、この言葉を耳にする機会が増えてきたのですが、人間関係の事や仕事の悩みはつきものです。相談相手がいないと、迷路に迷い込んでしまう時もあるのです。国の機関などもありますので、活用して未然に防ぎましょう。

燃え尽き症候群になりやすい人

Person Little Boy - Free photo on Pixabay (376908)

燃え尽き症候群や、うつ病、不眠症になりやすい人には、一定の共通の特徴があります。下記にてご紹介する項目は、ある側面から見るとプラスなのですが、場合によっては不安やストレスを強める作用があるものです。ここでは、その理由も添えて解説していきます。

完璧主義者

Youtuber Blogger Screenwriter - Free photo on Pixabay (376907)

完璧主義者と自負する方は、こだわりが強く、メリットとしては、仕事においても、クオリティーが高い作業をこなせるなど、細部まで考え抜かれたものを作り上げようとするところです。デメリットとしては、こだわり過ぎて時間がかかったり、精神が披露してしまうことです。

そして、そこまでこだわったものが、能力不足により評価されなかったり、望んだ結果が出なかった場合は、燃え尽き症候群になってしまうこともありえます。

責任感が強い

Bed Linen Awake Crumpled - Free photo on Pixabay (376909)

責任感が強いというのも、社会人として尊重されます。そのため、責任感を強く持つべきという雰囲気もあります。確かに責任感がある方が良い側面は多いのですが、デメリットにも目を向ける必要があります。それは、ここまで述べてきたように、ストレスの過剰に繋がる場合です。

責任感が強く、無理してしまう傾向があります。できないことを引き受けてしまい、睡眠時間を頻繁に削ったり、早く終わらせねばというプレッシャーも生じます。一度依頼を受けると、「あの人に頼めばやってくれる」と思われ、頻繁に頼まれることにもなりかねないので、要注意です。

理想が高い

Woman Sleeping Grass - Free photo on Pixabay (376911)

目標や理想を高く設定する事は、やる気のある人ほどそのようにすることが多く、良い事ですが、達成までの細かなステップまで計画を立てなければ、無謀なものとなってしまい、達成できない無力感から、自信を失い、無気力状態となってしまう事もあります。それがストレスにもなってしまい、やる気もなくなっていきます。

ただ夢や目標、理想といったゴールを想定するだけでは、達成する事はできないため、燃え尽き症候群になってしまわないためにも、正しい理想やゴールの設定の仕方を学びましょう。プロセスのスモールステップを設定することが重要です。

燃え尽き症候群予備軍?!ストレス度診断

Dog Pet Lying - Free photo on Pixabay (376910)

燃え尽き症候群の大きな要因であるストレス度をチェックする項目を、診断形式でご紹介いたします。当てはまる数が多いほど、ストレスが溜まっているということを示唆しています。ストレスは万病のもとでもありますので、早い段階で対応が必要です。

疲れやすい・疲れが取れない

Woman Sleeping Sofa - Free photo on Pixabay (376912)

ストレスや悩みがある状態で寝ると、睡眠の質が悪くなってしまいます。寝ている間も無意識にその悩みなどを考えてしまっている状態で、休まりません。また、ストレスからやけ酒など、アルコールを摂取して寝ようとしても、眠りを浅くする作用があるので、寝れたとしても疲れが残ります。

このように、睡眠というのは、精神状態と密接にかかわっているため、不眠にもなりやすくなってしまいます。最近疲れが取れない日々が続くと感じた場合は、燃え尽き症候群予備軍を疑ってみましょう。

みじめな気分になる

Book Bored College - Free photo on Pixabay (376913)

上手くいかない事が多く、疲れやすくなり、悪循環になっている自分を、ふとした瞬間に、「自分は恵まれていない。見るにたえない。」と感じてしまう事があれば、危険信号です。そういった事は誰しもありますが、そのような心理状態が長く続く場合は、悪化してしまう恐れがあります。

自信が持てなかったり、ストレスが続き、今の自分のおかれている境遇や環境を不運に思い、あらがえない虚しさや、虚無感にさいなまれることで、無力感を感じてしまうのです。そうなると、徐々にものごとを悪く考えてしまいやすくなります。

3 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪