2019年10月13日 更新

燃え尽き症候群の原因や症状!治療や克服の方法はある?

燃え尽き症候群の人が近年増加中です。主になりやすい人は、真面目で勤勉、仕事ができる人だと言われています。その症状が既に出ている人や、その症状をを疑っている人に向けて、原因や克服や治療の方法と対処法を解説するとともに、診断チェックリストもご用意しました。

集中力の低下

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (376932)

目標を達成した場合等は、達成感からやる気に満ち溢れて、自信がつき、気合いが入るようになる人もいますが、一方で、達成したにも関わらず、なぜか集中できない、いつもと比べてパフォーマンスや作業効率が落ちている場合等は、目標を見失い、ぼんやりしてしまっている状態になります。

そのため、うっかりミスが続いたり、忘れ物をしやすくなってしまったり、周りも心配する程に普段と比べて集中力や注意力が散漫になってしまうのです。ボーっとしてしまう時間が増える傾向もあります。

何をしても満足しない

Portrait Girl In The Black Long - Free photo on Pixabay (376933)

すでに目標を達成してしまったり、努力してもダメだった場合は、何をしても満足することもできず、楽しむこともできません。大好きな趣味ですらやりたくなくなってしまう事もあります。

前者の場合は、その人の中では、現時点で最高の目標を達成し、次の目標がないと考えてしまっているので、何をしてもやりがいを感じません。また、後者の場合は、精いっぱい頑張ったにも関わらず、ダメだったという自分に対する自信を喪失してしまい、何をしても楽しく感じることができない心理になっています。

アルコール量が増える

Wine Glass Alcohol Of - Free photo on Pixabay (376894)

ストレスが相当溜まっている事が多い為、タバコや酒など、嗜好品に普段以上に手を出してしまう事もあります。実際、アルコールは、楽しみながら飲む分には、適量であれば幸福ホルモンが分泌され、コミュニケーションを円滑にするものとして有効ですが、やけ酒は体に毒です。

実際、酒を飲んでも、問題は解決しません。そのため、アルコール依存症になってしまったり、健康を害するなど、悪循環に陥ってしまう事もあるので、ストレス発散のためにお酒を飲むことは、お勧めできません。

燃え尽き症候群が悪化すると

Woman Desperate Sad - Free photo on Pixabay (376920)

燃え尽き症候群が悪化すると仕事を辞めたり、うつ病になる可能性があることをご存知でしょうか?このような事態になると、命に関わる状況になる可能性もでてくるため、慎重に対応することが重要となってきます。何事も早めに気づければ、対処も早くできます。

ここでは、危険な事態とはどのようなものかを具体的にご説明いたします。

仕事を突然辞める

Cry Zoom Effect - Free photo on Pixabay (376924)

本来、仕事を急に辞めるというのは、一般常識として大問題です。しかし、燃え尽き症候群になってしまい、深刻な状況になってしまうと、そのような常識や礼儀などといったものはどうでもよくなってしまうのです。そのような事をきちんと守る余裕すらなくなり、どうでもよくなってしまうのです。

よほど会社と関係が悪く、いじめなどを受けているなどといった場合はもちろん例外ですが、こういった正常な判断すらどうでもよくなり、実際に行動に移してしまう冷静さを欠いてしまう事態になる危険性があるのです。

うつ病

Woman Face Bullying - Free photo on Pixabay (376925)

さらに悪化していくと、精神疾患になる恐れもあります。具体的には、うつ病などが典型的な例といえます。うつ病の症状と、燃え尽き症候群は、共通している部分があり、悪化する程、うつ病と診断されるようになります。程度の度合いは人それぞれですが、うつ病になる前に対策を練る必要があります。

うつ病にも軽度から重度まであるので、疑いのある場合は、医師の診断をおすすめします。生活にどれくらい支障がでているかなども考慮する必要があります。DSM-IVという医師の使う判断基準があり、ネットでも簡単なチェック程度であれば可能ですので、まずは試してみてもよいでしょう。

過労死や自殺

Depression Mental Health Sadness - Free photo on Pixabay (376926)

また、誰にも相談できずに症状が悪化した場合、最悪の事態として「自殺や過労死」の可能性もでてきます。軽度の段階で我慢してしまい、医師やカウンセラー、身内や知人など、相談できる人に話すことなく我慢しているうちに、徐々に悪化してしまい、視野や判断が正常にできなくなってしまうほど追い詰められます。

そうなってしまうと、自力で誰かに相談しようという気力や判断すらできなくなるため、1人で思い悩んでしまい、最悪の事態になってしまうのです。最近では心療内科やクリニックなども増え、気軽に相談できるようになっており、施設も増えていますので、まずは相談することを重視しましょう。

燃え尽き症候群の治療法はある?

Anxiety Fear Stress - Free photo on Pixabay (376923)

燃え尽き症候群を疑った場合は、先述したように、心療内科やメンタルクリニックで治療してもらう方法がありますので、必ず活用しましょう。一人が不安であれば、誰かについてきてもらっても全く問題ありません。

まずは電話で予約します。ネット予約をしているところもあります。幅広い年代のが、不眠症や、悩みを抱えているなどで気軽に来院されています。最初は、臨床心理士さんなどと個別で、やさしくカウンセリングしてくれます。DSM-5に則ったアンケート診断も行い、その後に診察します。

薬を処方されたり、生活習慣や今対策などアドバイスを受けます。薬は状態を見ながら判断し、必要であれば変更もしてくれます。医師の方は、感情に流されないように淡々と話しているように見えることもあります。最近はオシャレな医院も多く、リラックスしやすい雰囲気になっています。

燃え尽き症候群の原因

Smiley Emoticon Anger - Free photo on Pixabay (376930)

ここでは、燃え尽き症候群の原因として考えられる事柄をご紹介いたします。さまざまな原因がありますが、どれも無理して我慢をしてしまっている状態が多く見受けられます。我慢や忍耐というのは、心身ともに悪影響があるのです。

プレッシャーやストレス

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ストレスは適度であれば、朝に目を覚ますための覚醒作用として利用されます。これは、コルチゾールと言われるストレスホルモンが分泌されるものであり、サーカディアンリズムという体内時計が作用しています。しかし、過剰なストレスは、心身共に悪影響を及ぼします。

ストレス発散ができていればよいのですが、、一時しのぎでしかない場合や、発散量よりも蓄積量が勝ってしまえば、根本の解決にはなりません。柔軟でへっちゃらな人と、無理して我慢するのとでは、後者の方が燃え尽き症候群やうつ病になりやすいのです。何事も過剰はいけないのです。

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