2019年2月20日 更新

ポジティブシンキングによる効果とは?身につけるためのトレーニング方法

“ポジティブ”と“ネガティブ”は先天的な思考の癖に当たりますが、ポジティブシンキングとは“思いは物理的な現実となる”という考えに基づいた思考法で、後天的に身に付けられるスキルの一つです。ポジティブシンキングの意味やトレーニング法などをご紹介いたします。

目次

リフレーミングを身につけると効果絶大!

Hand Business Plan · Free photo on Pixabay (69474)

前述で紹介したポジティブシンキングを身につける方法の他に、リフレーミングというものがあります。リフレーミングは身につけることで、物事に行き詰まった際、認識の枠組みを変え新たな選択肢を見出す効果が得られます。

身につける為には繰り返し練習することが大事ですが、活用することでポジティブシンキングへの大きな効果が期待出来るでしょう。ポジティブシンキングに身につける為の方法の1つとして是非参考にしてみてください。

リフレーミングとは?

Question Mark Survey · Free photo on Pixabay (67346)

リフレーミングとは、心理的枠組み(=フレーム)を再構築させることを意味します。置かれている状況、考えている内容など、それらを自分にとって都合が良いように解釈する技術です。

いかなる状況下でもプラスの意味があるよう解釈することで、感情に振り回されず適切な判断と対応が出来る為、逆境に強くなります。

リフレーミングには大きく分けて“状況のリフレーミング”と“内容のリフレーミング”の2種類があるので紹介いたします。

状況のリフレーミング

Woman Face Thoughts · Free photo on Pixabay (67677)

その人や物事が「他にどのような状況であれば役立つか?」という視点で捉えるのが“状況のリフレーミング”です。状況、背景の枠組みを再構築させることで、現状で役立たないものでも状況を変えることにより、それが役に立つと考え自信をつけるリフレーミングです。

その時の状況においては機能しないが、他の状況では役立つ資質があり資源(リソース)になります。うまくいかない状況、物、人などをみた際に「他のどこで役立つか、どこで機能するだろうか」と考える事が“状況のリフレーミング”の基本です。

内容のリフレーミング

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“内容のリフレーミング”は、“意味のリフレーミング”とも言われ、「他にはどんなプラスの意味(価値)あるのか?」と捉えることを指します。内容(意味)をつくる枠組みを見直すことを指し、肯定的な考え方に変えることで感情の否定的な部分を打ち消していく効果が生まれます。

例えば、失敗や挫折などの状況は、何かを学ぶ機会であったと気付ける機会となります。認識の枠組みを変えることで意味(価値)を見出すのが内容のリフレーミングの基本です。

リフレーミング思考例

Doors Choices Choose · Free photo on Pixabay (67341)

リフレーミングのメンタルトレーニングを行ってみましょう。メンタルトレーニングは色んなシチュエーションで考える程その効果を発揮します。いくつかの例を呈示するので、是非自分の立場においてイメージしてみてください。

ポイントは、たとえ気分が冴えなくても1度頭の中でリフレーミングをすることです、肯定的な言葉を出しましょう。では、例を見ながら状況に合わせてどのように考えてえみるかチャレンジしてみましょう。

物事がうまくいかない

Man Human People · Free photo on Pixabay (67349)

“昨日から心身共に絶不調にいます。寝不足で体調不良、イライラは募り仕事では小さなミスをしてしいまいました。挙げ句の果てには些細なことで恋人と口論になってしまった”として、この状況下におけるリフレーミングを考えてみましょう。

この場合、考えられるリフレーミングの例は以下のようになります。

•状況のリフレーミング
こんな最悪な状況の中、どの物事にも真剣に行おうとしている自分の真面目さは大きな武器だ。調子が良い時なら良い成果を残せるだろうし、恋人にも良い接し方が出来るだろう。

•内容のリフレーミング
知らない間に心身共に疲弊しているのかもしれない。恐らく身体が休息を求めているのだろう。この機会に一旦リラックスしてみよう。

ライバルに先を越された

Horse Racing Racecourse · Free photo on Pixabay (67350)

“ライバル視していた同期が自分よりも早く出世をしてしまいました。表向きでは歓迎しているものの、内心はらわたが煮えくり返って仕方ありません。「ごますりばかりで仕事は何も出来ないくせに!」と思ってしまい頭から離れない。”として、この状況下におけるリフレーミングを考えてみましょう

この場合、考えられるリフレーミングの例は以下のようになります。

•状況のリフレーミング
確かに自分はごまをするのが苦手であるが、地道な努力を重ねて結果を出してきている。自分の能力は上に行くほど有能な能力だから焦る必要はない。

•内容のリフレーミング
自分の出世が延びたということは逆にチャンスである。出世をしていない分、今の自分には時間の余裕がある。同じ地位になった時に確実に自分の方が上に行けるよう今の内に資格を取っておこう。

お金がなくなってしまった

Trouser Pockets Empty Jeans No · Free photo on Pixabay (67353)

“昨日はつい飲み過ぎてしまい、酔い潰れて気がつく頃には自宅のベッドの上でした。その際に財布を失くしてしまい、どこを探しても見当たりません。結局、人に聞いてもどこを探しても見つけられませんでした。”

という状況下におけるリフレーミングを考えてみましょう。
この場合、考えられるリフレーミングは以下の通りです。

•状況のリフレーミング
最悪の出来事であったが、警察への届け出、クレジットカード類の停止など、迅速な状況把握と対応が出来た。この様な事態でも冷静に対処することが出来たことで自分の能力を見つけることが出来たので、仕事で危機的状況が起こった際に役立たせよう。

•内容のリフレーミング
飲みすぎて記憶を無くしてしまうリスクが考えられる以上、今回の出来事は授業料だと割り切って、今後の飲み会の前は現金はあまり入れない様に気をつけよう。

やる気が起きない

Guy View Fatigue · Free photo on Pixabay (67358)

“どうも最近やる気が起きません。心の中でこのままではいけないと思っていても力が入らず、まるで全てのエネルギーが身体からの抜けてしまったかのよう。”

このような状況下におけるリフレーミングを考えてみましょう。
この場合、考えられるリフレーミングの例は以下の通りです。

•状況のリフレーミング
無理にやる気を出す必要は無いので、今の内に頭に浮かぶアイデアを楽しんでおこう。何も行動を起こせない分想像力が冴えている。クリエイティブな仕事をする時にきっと役立つだろう。

•内容のリフレーミング
恐らく精神的に疲弊しているのかもしれない。心も身体も休ませる良い機会なので、当面は自分が楽しいと思えることに没頭しよう。

子供が言うことをきかない

Baby Boy Kid · Free photo on Pixabay (67370)

“子供の希望で休日は家族で遊園地に出掛けることになりました。しかし、肝心の子供が朝の戦隊モノに夢中で出掛ける準備をしてくれずイライラが募ってきました。”この状況下のリフレーミングを考えてみましょう。

この場合、考えられるリフレーミングの例は以下の通りです。

•状況のリフレーミング
この子は集中力があるから早い段階で夢や目標を見つけてあげるときっと急速に才能の芽がでるかもしれない。

•内容のリフレーミング
焦って出る必要は無さそうだから今の内にやり残している事を済ませてしまおう。

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