2019年2月20日 更新

ポジティブシンキングによる効果とは?身につけるためのトレーニング方法

“ポジティブ”と“ネガティブ”は先天的な思考の癖に当たりますが、ポジティブシンキングとは“思いは物理的な現実となる”という考えに基づいた思考法で、後天的に身に付けられるスキルの一つです。ポジティブシンキングの意味やトレーニング法などをご紹介いたします。

目次

ポジティブシンキングとは?

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ポジティブシンキングとは、直訳すると“前向きな思考”を意味します。辞書で調べると“積極的、又は楽観的な考え方をする事”と書かれています。実は、ポジティブシンキングになろうと思う人が最初にハマりがちなのが物事を“楽観的”に捉えてしまうことです。

“ポジティブ”と“楽観的”というのは似て非なるもので、用法を間違えると逆効果となってしまいます。
そこで、まずはポジティブシンキングという言葉の意味について正しく知ることから始めていきましょう。

ポジティブシンキングの言葉の意味

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前向きな考えや物事の良い面を見ることを習慣化し、現実を変える努力をする思考法の事を指します。つまり、ネガティブになりがちな思考を意識的に補正し、最終的に目標達成の為にポジティブな思考に変える行為ということです。

ポジティブな思考はポジティブな現実を、ネガティブな思考にはネガティブな現実がもたらされるという考えです。日本語では積極思考とも言いますが、“引き寄せの法則”の方がピンと来る方が多いでしょう。

引き寄せの法則

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引き寄せの法則では自分の望む結果を意識的に“作り出す”、“引きつける”法則と言われています。素晴らしい結果や人生、大きなチャンスを引き寄せる為には、意識的に必要な行動を起こし、自然な流れを作り出さなくてはなりません。

そして、その流れに乗りながら、流れや自分の望む結果を妨げるものは手放していきます。望んだ結果を出す為の方法であり、人生を好転させる為の習慣とも言えるでしょう。

この場合、“楽観的”というのは「根拠も無く、良い結果のみを期待すること」で、それに行動は伴いません。つまり、“ポジティブ”は「良い結果を期待して行動すること」であり、“楽観的”は「良い結果を期待するだけ」ということです。

ポジティブシンキングは寿命にも影響がある?

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ポジティブシンキングになると寿命が長くなるとも言われています。ポジティブシンキングになると、ドーパミンが分泌されやすくなります。ドーパミンは幸福物質とも呼ばれる脳内物質で、分泌されることで幸福感を得られることが出来ます。

そして、アメリカの幾つかの大学では幸福感には寿命を延ばす効果があるという研究結果を出しています。つまり、ポジティブシンキングの人は幸福感を得やすく、長生きをするそうです。

又、ネガティブシンキングと比べて、ストレスやうつ、心臓疾患などのリスクを低減してくれる他、集中力と生産性を高めてくれます。

ネガティブは悪いことではない!

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一般的にネガティブな考えを持つことは悪いものだと感じられがちです。しかし決してそんなことはなく、ネガティブな考え方を持つことで、それが努力の原動力に変える力を持っていたりします。

今でこそポジティブであることが良いとされていますが、実は明治から昭和初期の頃まではネガティブであることがカッコイイとさえ思われていました。又、有名な企業の経営者やクリエイティブな分野で活躍されている人の多くはネガティブな思考の人が多かったりもします。

ネガティブだからと諦めず、ネガティブとの良い所、向き合い方について紹介するので是非参考にしてみてください。

不安があるからこそ努力できる

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不安があるということは自然と自身への期待が低くなるので、良くしようとする為に行動へと繋がります。又、何事にも心配になり、問題にいち早く気付くことが出来る為、結果としてそれらが努力として現れます。

ネガティブな人の多くがは「自分はなんてダメなんだろう」と思ってしまいます。しかしそれが自身を見直す機会となります。機会が多い分駄目な所の気づきも多いので、そのたびに改善しようと行動できるのがネガティブな人の強みでもあります。

恐れがあるからこそ慎重になれる

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ネガティブな人は、行動した時の不安をぬぐい切れないため、腰が重い傾向があります。恐れを持つことで、疑い深くなるので危機管理能力が高まります。

更に、物事に対して常に慎重になる為、人とは違う視点で物事を見ることが出来ます。又、仕事などの場面においても同様で、何度も何度も思考を重ねる為クリエイティブな分野では練りに練られた優れたアイディアを生み出すことも。

早い仕事よりも完璧な仕事をすることが出来ます。

バランスが重要

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最近ではポジティブシンキングにネガティブシンキングを融合させたメンタル・コントラスティングという考え方が生み出されました。ポジティブに自分の望む結果をイメージし、ネガティブに考えて行動を起こすことで達成率が上げるという思考法です。

つまり、ネガティブシンキング決して悪いことではなく、むしろポジティブシンキングと合わさることで最高の結果を得ることが出来るようになります。

ただし、ネガティブになり過ぎると心身共に悪影響を及ぼす可能性があるので、何事もバランスが大事です。

ポジティブシンキングになるメリット

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ポジティブシンキングを身につければ視点が変わり、夢や目標に向かって楽しく努力をすることが出来ます。又、これらは仕事やコミュニティにおいても多くの効果を発揮してくれるでしょう。

「ポジティブシンキングの正しい知識やネガティブな思考との向き合い方は分かったけど、ポジティブシンキングを身につけると一体どのようなメリットがあるの?」という方の為に、ポジティブシンキングの主な3つのメリットを紹介いたします。

何事にも楽しく取り組むことができる

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ポジティブシンキングの人は物事を沢山の角度から見ることが出来ます。その為、その時の状況、物事から良い面を探し出し何事にも楽しく取り組むことが出来ます。楽しく取り組めるということは、前向きに、そして積極的に行動をし続ける事が出来ます。

又、好奇心旺盛に何事にもチャレンジしていく機会が多いので、可能性を見出す能力が拡大します。結果、積極的な行動、成功体験を繰り返すので何事もすればする程楽しく取り組むことが出来ます。

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