2019年7月30日 更新

ラポール形成の意味とは?恋愛でラポール形成が生かせる?

「ラポール形成」という言葉を聞いたことはありますか。人間関係で「ラポール形成」ができるようになると、仕事も恋愛もうまくいくようになると言われます。医療や介護、教育や家庭の現場でも有効な手法です。ラポール形成の意味や活かせる場面、メリットや方法などを解説します。

目次

ここまで、ラポール形成についての全般的な解説を行ってきました。ラポール形成に必要な4つの姿勢や、具体的なテクニックをご紹介しました。また、ラポール形成ができた後、自分が意図する方向に向けて会話をリードしていく可能性を高めるための考え方についても言及してきました。

繰り返しになりますが、ラポール形成は人と人との関係性を意味します。マニュアルやテクニックで簡単に構築できるものではありません。ラポール形成に必要な姿勢はすでにご紹介しましたが、最後に「ラポール形成を目指す時に注意すべきこと」として、3点をご紹介します。

ミラーリングなどの手法はわざとらしくならないようにする

Aroma Beverage Break - Free photo on Pixabay (521055)

ラポール形成を目指す時に注意すべき1つ目のポイントは「ミラーリングなどの手法はわざとらしくならないようにする」ということです。人間関係はマニュアルやテクニックで簡単に構築できるものではありません。あからさまなテクニックで近づいてこられたら、一般的な人なら奇妙な感覚を抱くはずです。

安心感や信頼感は、自然な会話のやり取りの中から生まれてくるものです。ミラーリングなどの手法は、あくまでも信頼関係をつくっていくための方法の一つでしかありません。大事なことはテクニックを駆使することではなく、いかにして相手の心に入り込めるかということです。これを忘れてはなりません。

相手の話を真っ向から否定しない

Cellphone Chat Chatting - Free photo on Pixabay (521062)

ラポール形成を目指す時に注意すべき2つ目のポイントは「相手の話を真っ向から否定しない」ということです。相手との信頼関係を構築する上で大事なことは、相手の心をいかにして開くかということです。初めから心を開いているという人は少数派です。多くの場合は一定の警戒をしているものです。

そうした中、相手の話を真っ向から否定などすれば、相手はさらに心を閉ざしかねません。まずは安心して本音が語れる場をつくることです。そのためには、たとえ自分の考え方と違っていようとも、まずは相手の考えを受け止めるということが大切です。相手を論破することよりも、まずは相手を知ることが大事です。

一方的に情報を聞き出すのではなく自己開示も行う

Restaurant Flirting Couple - Free photo on Pixabay (521070)

ラポール形成を目指す時に注意すべき3つ目のポイントは「一方的に情報を聞き出すのではなく自己開示も行う」ということです。相手との関係性を結ぶ上では、まずは相手を知ることが大事だと説明しました。相手に興味をもつことです。その姿勢が伝われば、相手も安心して語り始めるようになるでしょう。

ここで大事なことは、相手を質問攻めにしないということです。会話はキャッチボールです。単に情報を聞き出すだけでは、人為的なインタビューか面接のような雰囲気になりかねません。少しずつ深い自己開示を行うことで、相手としても「そこまで心を開いてくれたなら、私も心をひらこう」となっていくのです。

ラポール形成ができるとコミュニケーションの質が上がる

People Jumping Happiness - Free photo on Pixabay (521075)

「ラポール形成」について解説してきました。人間関係で「ラポール形成」ができるようになると、仕事も恋愛もうまくいくようになると言われます。なぜならば、コミュニケーションの質が上がるからです。

ラポール形成の意味や活かせる場面、メリットや方法、そしてラポール形成を進めるための心構えや具体的なテクニックに至るまでを紹介しました。

ラポール形成ができると、相手とより深い話ができるようになります。意気投合する場面も増えるはずです。ラポール形成を意識することができれば、人生をより豊かなものにしていけるのではないでしょうか。

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