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被差別部落は大きな差別問題であったにも関わらず、被差別部落の歴史などを深く知らないことでいつの間にか差別する側になっていることもあります。そもそも、この平成も終わり令和になった今時代に、被差別部落という用語で地域を差別していることも問題の一つかもしれません。
知ることで被差別部落に対する疑問が生まれ、差別をしないように対抗したり活動することができるようになります。差別を受けている人だけでなく、その周りの人も差別に反対したり反発できると、差別問題に対して多くの人が取り組みやすい環境になるかもしれません。
なくならない差別の原点
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今も昔も世の中は差別に満ち溢れています。社会問題に発展してしまうような差別から少数のコミニティーの中で発生してしまう差別など、その数は数え切れません。被差別部落は、その中でも大きな差別です。いわば差別の原点として見ることもできるでしょう。
こうして差別の原点を見直すことで、差別がどのような原因から始まり、どのように広まっていくのかを知ることができます。そうして差別を防ぐ方法を見つけることもできます。被差別部落は、差別の歴史をたどる上ではとても大切な問題です。
被差別部落への差別
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被差別部落の歴史が私たちの未来に必要だということがわかりました。では、被差別部落の人達にはどのような差別が行われてしまったのでしょう。被差別部落について書かれた記事の一覧の中には被差別部落での楽しい生活があれば信じられないような差別を受けていたという記事もあります。どんな差別や偏見があったのかを知って、教訓にしていくためにも詳しい内容を知っていきましょう。
同等な扱いをされない
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当たり前のことですが、被差別部落に住んでいる人達は被差別部落に住んでいない人たちと同じように人権を持ち、生活をしています。それなのにもかかわらず、被差別部落に住む人たちをバカにしたり、見下すような態度をする人たちがいます。
また、少し前は、全国の被差別部落の所在地の名前がまとめてある本を企業が購入し、採用に反映させていたという深刻な事件もありました。このように日常の中のことや就職という大きな出来事にまで差別が広がっているのがわかります。
いじめの標的
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被差別部落の人達は、いじめの標的になることもあります。例として挙げると、被差別部落出身の子供たちがどこかの公園で遊んでいるときに「部落の子がここで遊んじゃダメだろ!」と言われることがあったそうです。また、就職や結婚をしても「被差別部落の人だから」という理由でいじめられてしまうこともあるそうです。
努力しても認めてもらえない
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被差別部落の人達が、一生懸命頑張って何かを叶えようとしても、「被差別部落出身だから」という理由だけでその努力を認めてもらえず、夢を諦めてしまうということがあります。また、その努力を妬んだ人達から「被差別部落出身だから何かずるいことをしているに違いない」と言われたりもするそうです。
何もしていないのに人間性を疑われる
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被差別部落には癖の強い人しか住んでいない、という偏見を持っている人が沢山います。そのため、個人個人がどのような性格であろうと、被差別部落出身だからという理由で、人間性を疑われることもあります。また、中には「夜には被差別部落の近くは通ってはいけない。何されるかわからない」と、事実無根の差別もあります。何もしていないにもかかわらず、常に人間性を疑われてしまうのです。
所在地から調べられる
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被差別部落出身の人達は不要な偏見やいじめを避けるために、必要な時以外自分が被差別部落だと打ち明けることはあまりないそうです。それならばなぜ周りの人達は、被差別部落出身だとわかるのでしょうか。ここではその理由を見ていきます。
親の実家から割り出される
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被差別部落出身だということは、親の世代からその場所に住んでいた可能性が高いです。親の実家の所在地から調べたりすると、被差別部落出身であることがわかるという例もありました。被差別部落出身であることを隠したくて引っ越ししたのに親の実家でわかってしまうことがよくあったそうです。
地元の人だと地名だけで分かる
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