2019年4月16日 更新

ラナンキュラスの色別の花言葉!贈り物に最適な理由と意外と怖い花言葉

球根植物の1種で最大5輪もの花を咲かせる、春らしい明るい雰囲気は見ている人の気持ちを穏やかにしてくれる「ラナンキュラス」。存在感のある大輪が花束などの贈り物に大人気の春の代表的なお花です。今回はそんなラナンキュラスの色別花言葉やその由来などをご紹介します。

ラナンキュラスの花の概要

Flowers Flower Vase Ranunculus - Free photo on Pixabay (187658)

春になる3月~4月ごろ、お花屋さんにはたくさんのカラフルで美しい花々が所せましと並びます。例えば「ポピー」、「チューリップ」、「スナップドラゴン(金魚草)」、「ストック」、「マーガレット」、「カーネーション」、「アネモネ」、「かすみそう」など、カラフルで愛らしいお花ばかりです。

そんな中、ひと際目立つ大輪と色鮮やかで幾重にも重なった花びらが目を引く美しいお花があります。それが「ラナンキュラス」です。

背丈は20〜60cmほどで庭先での園芸用としてもとても育てやすく、1球根からい沢山の茎が芽吹き、最終的には1茎に1〜5輪ずつ花をつけとても大きくてたくさんの花が開く、「球根植物」としてはとても珍しい植物です。

今回はそんな魅力あふれる「ラナンキュラス」の特徴や、花の名前の由来、そして開花時期などをご紹介します。

ラナンキュラスの特徴

Bouquet Flowers Spring - Free photo on Pixabay (187662)

ラナンキュラスの特徴は、何といっても「ふんわりとした柔らかくて薄い花びらが幾重にも重なり、まるでミルフィーユのように咲けば咲くほど美しくて見ごたえがある」点が、お花として人気の特徴ではないでしょうか。近年では品種改良されて多くの花びらをつける品種や、カラフルな種類のお花も増えてきました。

例えば、椿のように何重にも花びらが重なった「カメリア咲き」をはじめ、フリルのような大小多様な形の花びらをつけている「ピオニー咲き」、花びらのフチが波打ってレースのように見える「フリンジ咲き」、花びら全体が内側にねじれて咲いている「カール咲き」など、バリエーション豊富で見ごたえがあり、数種類のお花やカラーが楽しめる美しいお花です。

また、ラナンキュラスは家庭栽培で育てるにはそんなに難しい花ではありません。家庭園芸では鉢植えでの栽培が向いており、毎年秋に球根を植え替えることで、春になると美しい花をたくさん咲かせる、楽しみがたっぷり詰まった園芸向きのお花です。

ラナンキュラスの花名の由来

Easter Greeting Spring - Free photo on Pixabay (187681)

ラナンキュラスの花名の由来は、野生のラナンキュラスはカエルが多くいるような湿地に自生し、葉っぱがカエルの足の形に似ている様からラテン語の「rana(カエル)」が語源となり、「Ranunculus(ラナンキュラス)」と呼ばれるようになったといわれています。

また、キンポウゲ科の植物で、5枚の黄色い花が重なり合い鮮やかなゴールドに光るイメージから、別名「花金鳳花(ハナキンポウゲ)」とも呼ばれているお花です。

もともとは黄色くて小さくて花びらの少ないお花だったのですが、品種改良により、現在のようなふわふわの花びらがたっぷりと開いた、大輪の花が咲く品種が定番になりました。

英名では、ラナンキュラスは「Buttercup(バターカップ)」や「Persian buttercup(ペルシャン・バターカップ)」と呼ばれています。ラナンキュラスの原種が黄色い花で、こんもりと金色に輝くバターカップのように見えることが由来となっているといわれています。

ラナンキュラスの開花時期

Spring Tulips Pretty Woman Young - Free photo on Pixabay (187675)

ラナンキュラスの開花時期は「4月~6月」です。開花の旬であり、特にお花の見頃を迎えるのは「ゴールデンウィーク」付近といわれています。美しく丁寧に手入れがされた「ラナンキュラス」の花畑はもちろんですが、庭先やお花屋さんの店頭に、色とりどりの「ラナンキュラス」が多種類並んでいる光景は、春の定番ですね。

夏の間は休眠しますが、秋に植えた球根は耐久性があるため冬の寒い時期を力強く乗り越えて、2月頃から1個の球根から数本芽を生やし、茎が天に徐々に伸びはじめます。最終的には春の暖かい太陽に向かって数本の茎から大輪の花を咲かせる「ラナンキュラス」となります。その美しさは圧巻で、見ごたえバツグンの美しい花に酔いしれますよ。

ラナンキュラスの花言葉

Tulips Ranunculus Vase - Free photo on Pixabay (187663)

ラナンキュラスにはたくさんのカラーや品種、種類があります。その花ごと、カラーごとに違う花言葉があることはご存知でしたか?それはどれも魅力的で素敵な、尊敬に値する花言葉ばかりです。

英語での花言葉は、「I am dazzled by your charms(あなたの魅力に目を奪われる)」、そして「radiant charm(晴れやかな魅力)」、ドイツ語での花言葉は「Du bist zauberhaft(あなたは魅力的)」、オランダ語での花言葉は「Charme uitstralen(魅力を放つ)」といわれています。どれも「素敵な人」のという象徴を受ける言葉ばかりですね。

ここからは、プレゼントやギフトとして贈るお花におすすめな、代表的なラナンキュラスの花言葉をご紹介します。

合格

Ranunculus Flower Pink - Free photo on Pixabay (187858)

ラナンキュラスの花言葉の1つ目は、「合格」です。これは「早春に出回る、非常に美しくゴージャスな雰囲気が縁起のいいお花」という意味です。ミルフィーユのように何層も重なる花びらが「何度も成功を収める」縁起のいいお花とされ、ゲン担ぎの花としても有名です。

カラーも種類も多種類あるので、結婚式や、成人式、卒業式や入学式などのお祝いの花束に使用するには最適なお花です。大輪とふんわりたっぷりな花びらが、花束やアレンジメントに鮮やかさと華やかさを添えてくれます。

そして、お部屋の装飾品としてラナンキュラスを飾るのもおすすめです。美しい花びらは見ていると気分も上がるし、カラフルカラーで元気ももらえる、心身共にリラックスできるそんなお花です。

とても魅力的

Ranunculus Blossom Bloom - Free photo on Pixabay (187861)

ラナンキュラスの花言葉の2つ目は、「とても魅力的」です。「シルクドレスのような柔らかく心地よい肌触りの花びら」と、「美しい見た目と明るいカラーが綺麗な花」という意味からきています。

幾重にも重なるふわふわの花びらと、数種類の色鮮やかさが「輝く光を放つ花」のように晴れやかな美しさを発揮する、とっても魅力的なお花です。恋人へのプレゼントやイベントの際のギフト品としておすすめの花言葉です。

大家族

Ranunculus Blossom Bloom - Free photo on Pixabay (187859)

ラナンキュラスの花言葉の3つ目は、「大家族」です。ラナンキュラスは球根から育ち、「1つの球根から5つ以上の花茎をつけ、それぞれに複数の花を咲かせる」という意味のある花言葉です。

大家族は昔から「多産で幸せな家族」の象徴であり、現在もその影響が残っていてお祝い事には非常に縁起のいいお花として愛されています。結婚祝いや出産祝い、新築祝いなどのおめでたいイベントへのプレゼントにぴったりな、万人に喜ばれる贈答品として人気のお花です。

魅力ある金持ち

Ranunculus Blossom Bloom - Free photo on Pixabay (187857)

ラナンキュラスの花言葉の4つ目は、「魅力ある金持ち」です。ゴージャスな見かけ、カラフルな花の種類、そして幾重にも重なったふわりと開くたくさんの花びらの美しさが富と裕福さを連想させる、「魅力的な金持ち」のイメージ通りの花として好まれています。

会社設立の記念式典や、昇進、就職などの花束にぴったりのプレゼントです。そしてゲン担ぎの意味も込めて自分のお部屋に飾るのもとってもおすすめですよ。

名声・名誉

Ranunculus Blossom Bloom - Free photo on Pixabay (187856)

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