2019年9月22日 更新

猟奇的な連続殺人犯アルバートフィッシュの異常な犯行や性的嗜好

アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれているアルバート・フィッシュという男を知っていますか?100年近く経過した今も、この男の異常性は語り継がれています。その犯行の凶悪さと、常軌を逸した性的嗜好がどのような生い立ちに基づいたものなのか紹介します。

目次

アルバートフィッシュは手紙の中で「彼女の肉を細切れにし、自分の部屋に運び込んで調理し、食べた」と記述しています。殺害したのは連れ込んだコテージでしたが、食べたのは自分の住んでいた部屋だったようです。

手紙を受け取ったグレースの両親は、すぐに警察に通報しました。警察は手紙の内容から殺害に使用されたコテージを特定し、捜索したようです。

頭は食べずにコテージに残していったのか、コテージでグレースのものと思われる頭蓋骨が発見されました。

アルバートフィッシュ逮捕までの経緯

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グレースの両親に宛てた手紙は、匿名によるものでした。両親は手紙を読んですぐ警察に通報しましたが、その時点で容疑者が特定できる状態ではありません。

アルバートフィッシュの逮捕につながったのは、封筒についていた刻印です。それはNYPCBAというもので、ニューヨークの個人運転手組合で使用されているものでした。

警察は組合の関係者を捜索、ついに運転手のひとりがアルバートフィッシュと繋がっており刻印を譲渡したことを突き止めます。

アルバートフィッシュの潜伏先に張り込みしていた警察によって、アルバートフィッシュは逮捕されたのでした。

アルバートフィッシュの関与が疑われていた殺人事件

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アルバートフィッシュが逮捕され、起訴されているのはここまで紹介したフランシス・マクドネル、ビリー・ガフニー、グレース・バッドの3人の殺害についてですが、これらの事件の他にも関与が疑われている殺人事件が複数存在しています。

実際にこれらの事件が裁判に掛けられているわけではありませんので、あくまでも疑いがあるということに留まっているのですが、400人の殺害を仄めかしていたアルバートフィッシュですので確立としては高いと考えてよいでしょう。

イェッタ・アブラモウィッツ

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12歳の少女、イェッタ・アブラモウィッツもアルバートフィッシュの被害者ではないかと考えられている一人です。彼女はマンハッタンのブロンクスで、「背の高い男」に殴られたうえ、絞殺されました。

彼女の殺害を行ったのがなぜアルバートフィッシュと考えられているかというと、同じ年にビリー・ガフニーにが殺害されていること、ガフニーを殺害したときのアルバートフィッシュの特徴と「背の高い男」の特徴が一致しているからです。

マリー・エレン・オコーナー

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マリー・エレン・オコーナーも被害者とされている少女です。当時彼女は16歳でした。イェッタ・アブラモウィッツを殺害したと考えられている「背の高い男」と同じような特徴をもつ男が、少女を暗がりに誘うところが目撃されました。

1932年、クイーンズの林の中でマリー・エレン・オコーナーは切断された状態で発見されます。暗がりに連れ去られた少女はマリーで、殺害したのはアルバートフィッシュと考えられているのは、犯行時刻にアルバートフィッシュが付近でペンキを塗っていたことが判明しているからです。

アルバートフィッシュの生い立ち

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アルバートフィッシュは史上最悪のシリアルキラーとして世の中に名を馳せていますが、彼が殺人鬼になるに至った原因はその生い立ちに起因しているかもしれません。

そう考えられているのは、彼の幼少時代があまりに悲惨なものであるためです。その悲惨な状況に耐えるため、辛い現実に適応するために、その異常な人間性が構築された可能性があります。

生い立ちに問題があれば殺人の罪が許されるわけではありませんが、アルバートフィッシュというシリアルキラーが出来上がるまでの悲しい生い立ちを見ていきましょう。

精神疾患患者が多い家系

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アルバートフィッシュはもともとの名をハミルトン・フィッシュといい、ワシントンD.C.で生まれました。母方の家では代々精神疾患患者が多く生まれていて、母親は幻覚をよく見ていたそうです。

またアルバートフィッシュの兄弟は精神薄弱者ですし、叔父も躁病に悩まされていました。精神的な病がすべて遺伝的疾患とはいえませんが、一部の疾患では遺伝性があることが立証されています。

アルバートフィッシュもその影響を受け、精神疾患を患っていた可能性は高いと考えるのが自然でしょう。

アルバートフィッシュの家族について

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アルバートフィッシュの父親ランダール・フィッシュは彼が生まれた当時75歳、母親ののエレン・フィッシュが32歳、その年の差は43歳もありました。

兄弟は12人と大家族でしたが、それぞれ精神疾患をわずらっていたということですので、家庭環境が良いとは言い難い状態だったのでしょう。

アルバートフィッシュが逮捕された後もこの家族たちは、公の場に出てくることはありませんでした。家族としての絆は薄かったのかもしれません。

5歳からの孤児院生活

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アルバートフィッシュが5歳の時、彼は孤児院に生活の場を移すこととなりました。ワシントンのセントジョン孤児院です。

孤児院に預けられたのは、父親の死がきっかけでした。アルバートフィッシュが生まれた時点で75歳と高齢でしたので、80歳で心臓発作を起こして亡くなるのは不思議なことではありません。

船の船長をしていた父親が亡くなり、経済的に厳しくなった母エレンはアルバートフィッシュを孤児院に預け、職を探していたそうです。

孤児院での生活が異常な嗜好に繋がる

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この孤児院では日常的にしつけという名目の虐待が行われていました。アルバートフィッシュももちろんその洗礼を受けています。

孤児院の職員は指示に従わない子供を裸にして、他の子供たちの見ている前でお尻を激しく叩くという罰を与えていました。現在であれば大問題になるような幼児虐待です。

しかしこの鞭打ちが、アルバートフィッシュをの性的嗜好を作り上げたのです。大勢の前でお尻をむき出しにして鞭で叩かれ、その行為中にアルバートフィッシュは勃起をしていました。叩かれることに性的な興奮をおぼえてしまったのです。

11歳までおねしょ

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