2019年9月22日 更新

猟奇的な連続殺人犯アルバートフィッシュの異常な犯行や性的嗜好

アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれているアルバート・フィッシュという男を知っていますか?100年近く経過した今も、この男の異常性は語り継がれています。その犯行の凶悪さと、常軌を逸した性的嗜好がどのような生い立ちに基づいたものなのか紹介します。

目次

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凶悪な殺人鬼、カニバリストとして歴史に名を残したアルバートフィッシュですが、彼以外にもカニバリストは存在しています。

歴史的には社会的制度的に認められ慣習化していた地域があるとはいえ、やはり一般的に考えるとカニバリズムは異常な性癖、欲求に感じてしまうのは当然のこととでしょう。

しかし人肉を食べるという行為の魅力に取りつかれる人間というのは、かなり少数ではありますが存在するということが犯罪史をみるとわかります。

佐川一政(日本)

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佐川一政は「パリ人肉事件」と呼ばれる殺人事件の犯人です。パリ留学中、オランダ人の女性留学生を自室で背後から射殺、屍姦した後遺体を解体し、いくつかの部分の肉を食べたと言われています。

幼少期に幼い子供を誘拐しては煮込んで食べる魔法使いの物語を親戚からから繰り返しも聞かされたことによって、小学生の頃にはすでに人肉を食べることに興味を抱いていました。

佐川一政は精神鑑定の結果、心身喪失状態での犯行と認められ、不起訴処分となっています。

ジェフリーダーマー(アメリカ)

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ジェフリーダーマーは、1978年から1991年にかけて、アメリカの複数の州でで17人の青少年を殺害、その後に屍姦、死体切断、人肉を食べる行為を繰り返しました。

アルバートフィッシュの場合は人食行為のために殺人を犯している印象がありますが、ジェフリーダーマーの場合はどちらかというと屍姦が主な目的の場合が多いようです。同性愛者であるジェフリーの被害者は青年ばかりでした。

殺人を始めてから12年後の1990年の殺人では明らかな人食が確認されています。屍姦の行きついた先が人食だったということでしょう。

アルミン・マイヴェス (ドイツ)

アルミン・マイヴェスはインターネットを通じて出会った被害者を殺害して食べた人物です。ドイツの元コンピュータ修理技術者で、国際的にも有名になりました。「ローテンブルクの食人鬼」「肉屋の主人」という異名も知られています。

この事件が異様なのは、人食される側の被害者がそれを望んでいたというところです。インターネットで人食されたい人を募集して、アルミン・マイヴィスと出会っています。

マイヴェス自宅では被害男性の陰茎を切断し、男性と一緒にそれを食べています。そして殺害までの様子を撮影しました。陰茎を切断された状態で、自らの陰茎を食べるとは、アルミン・マイヴィスも異常な犯罪者ですが、この被害者もかなり異常と言えます。

サイコパスの中のサイコパス

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世の中に存在するあらゆるフィクションの中に、サイコパスが登場する作品は多数存在します。サイコパスの主な特徴は、極端に冷酷で無慈悲、エゴイズムの権化で感情が欠落しているといったところでしょう。しかし小説やドラマの中のサイコパスは、やはり作り物なのです。

アルバートフィッシュは現実に存在するサイコパスの中でも、群を抜いた異常性を持つサイコパスです。そのためこの事件はこんなにも長い時間が経過しても忘れられることなく、多くの人に影響を与えています。

「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものですが、サイコパスはフィクションの中に登場するだけの存在であってほしいと願うばかりです。

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