2019年9月22日 更新

猟奇的な連続殺人犯アルバートフィッシュの異常な犯行や性的嗜好

アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれているアルバート・フィッシュという男を知っていますか?100年近く経過した今も、この男の異常性は語り継がれています。その犯行の凶悪さと、常軌を逸した性的嗜好がどのような生い立ちに基づいたものなのか紹介します。

目次

セントジョン孤児院に預けられ脱走を繰り返し、鞭での虐待を受けることを楽しんでいたアルバートフィッシュでしたが、7~9歳の時に母親が政府の職に就くことができたため、家庭に戻っています。

家族と生活ができるようになったアルバートフィッシュですが、精神的に安定していたかというと疑問が残ります。なぜなら彼は11歳までおねしょ、夜尿症を患っていました。

夜尿症は精神的なストレスが原因となることもあるため、アルバートフィッシュは家庭に戻されてからもなんらかのストレスを抱えていたのかもしれません。

結婚と離婚

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世紀のシリアルキラーであるアルバートフィッシュですが、最初の殺人事件を起こすまで表面上は平穏な生活を送っていました。

ここまで読み進めてきた人からすると信じられないことかもしれませんが、ごくごく一般的な結婚生活と子育ても経験しています。後に離婚することとなりますが、それまでは自分の性的嗜好や人食欲求を画して普通の父親を演じ切っていたというのですから、ある意味強い精神を持っていたということでしょう。

ここではアルバートフィッシュが事件を起こす前までにどのような生活を送ってきたのか、掘り下げていきます。

9歳年下の女性と結婚

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1898年、アルバートフィッシュは28歳の時に9歳年下の女性と結婚します。この時にはすでに、アルバートフィッシュの異常な性的嗜好は確立されているのですが、妻には特別なことを強要してはいなかったようです。

塗装工として働いていたアルバートフィッシュは、安定した収入を得て家族を守り、妻との間に6子をもうけています。現代であればなかなかの子だくさんです。しかし普通の生活を長く続けることは難しかったようで、徐々に本性を現し始めます。

重窃盗罪で服役

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平穏な生活を営んでいるふりをしながら裏では19歳の頃から男娼をしたり、少年を強姦したりと、自分の性的嗜好を十分に満たしてきたアルバートフィッシュでしたが、33歳の時ついに逮捕されます。

1903年、なんと強姦ではなく重窃盗罪で逮捕、ニューヨーク市のシンシン刑務所に服役することになりました。この服役中もアルバートフィッシュは性的欲求を押さえることができませんでした。

もちろん刑務所は男性のみでしたが、囚人同士で性的な関係を持ったり、知的障害のある囚人に去勢をしようとしたりとやりたい放題だったようです。

子どもたちに自分の体を痛めつけさせる

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アルバートフィッシュの幼少期に培われたマゾヒズムは、どんどんエスカレートしていきました。妻との離婚をきっかけに言動がどんどんおかしくなっていきます。

自傷行為も盛んに行うようになり、自分の陰嚢に自ら針を刺して快感を得るなど常人には理解できない行動を始めます。遂には実の子供たちに自分を痛めつけるよう強要するのです。

「キリストの受難を越えなければならない」という名目で、子供たちに鋲や釘のついた板で自分の臀部を叩かせ、興奮で射精するところを見せるという、性的虐待を行いました。

初めは意味が解らず手伝っていた子供たちも次第にその行為の理由に気が付き、親子関係は悪化していったということです。

妻の浮気

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最初の服役から出所後、アルバートフィッシュの窃盗や強姦などの奇行は激しくなり、逮捕も頻繁にされるようになりました。そのような状況に耐えられなくなった妻は、一度男性と駆け落ちをします。

しかしアルバートフィッシュと結婚するほどの女性ですから、一般の女性とは一味違います。駆け落ちした男性と家に戻ってきて、アルバートフィッシュに同居させてほしいと頼みました。

その願いはアルバートフィッシュに聞き入れられず、この妻の浮気をきっかけにアルバートフィッシュは離婚する運びとなったのです。

離婚後は雑誌で恋人募集

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妻と離婚後、アルバートフィッシュは新たなパートナーを見つけようと奔走します。その一環として、雑誌の恋人募集蘭を読んで手紙を送るようになりました。

っその手紙の内容が驚きで、「板でも釘でも何でも使って私を叩いて欲しい。あなたの奴隷になりたいのです」というマゾヒズム全開のものでした。これを主に未亡人と思われる人たちに送っていたそうです。

もちろんんこの手紙に返信する未亡人はおらず、この雑誌の恋人募集ではアルバートフィッシュの餌食になる女性はいませんでした。

アルバートフィッシュの性的嗜好

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先述した通りアルバートフィッシュの性的嗜好は一般的なものとは異なります。サディズム、マゾヒズム、ペドフィリア(小児性愛)、スカトロジー(糞尿嗜好)、露出狂、そしてカニバリズムは裁判でも認められているものです。

しかしもしかしたらそれ以外にも公になっていない性的嗜好があったかもしれません。そう思わせるほどアルバートフィッシュの性的な異常性は際立っているのです。アルバートフィッシュがこのような性的嗜好を身に付けたのは、もともと生まれ持った性質ではなく環境によるものであると言われています。

12歳で食糞と飲尿を覚える

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12歳の頃、アルバートフィッシュは後の人生に大きな影響を与える人物と出会います。それは近所の売春宿で電報配達人として働いていた少年です。

この少年は食糞と飲尿の性癖を持っていました。アルバートフィッシュはこの少年と性的な関係を結びます。これにより両性愛とスカトロジーの性的嗜好に目覚めました。少年との関係が何歳まで続いていたのかはわかっていません。

しかしこの少年の影響で呼び覚まされたスカトロジーと両性愛という性的嗜好によって、公衆トイレで男児の排泄を除くという犯罪行為に手を染めるのです。

サディズムとマゾヒズム

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アルバートフィッシュのサディズムとマゾヒズムは、幼少時代の孤児院で育まれたものと予想されます。前にも述べた通り、アルバートフィッシュが5歳から預けられていた孤児院では幼児虐待が常態化していました。

お仕置き目当てに脱走を繰り返し、職員から受ける鞭打ちに歓喜していたアルバートフィッシュは暴力を受ける快感と、暴力を振るう快感を知ってしまったのでしょう。

その後の殺人で、被害者に繰り返された拷問と実子に自傷行為を手伝わせていた行為は、このような幼少時代に基づく性的嗜好によるものだったのです。

性器に釘を指して自慰行為

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