2019年9月22日 更新

猟奇的な連続殺人犯アルバートフィッシュの異常な犯行や性的嗜好

アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれているアルバート・フィッシュという男を知っていますか?100年近く経過した今も、この男の異常性は語り継がれています。その犯行の凶悪さと、常軌を逸した性的嗜好がどのような生い立ちに基づいたものなのか紹介します。

目次

1924年、最初の殺人から14年が経過しています。フランシス・マクドネルは当時8歳、突然姿を消してしまいました。両親はすぐに警察に捜索願を提出しています。

この事件は、フランシスの友人が彼が連れ去られるところを目撃していたためすぐに犯人が特定されると思われていました。しかし、犯人がわかるまえにフランシスは無残な姿で発見されるのです。

遺体は拷問を受けた後があり、サスペンダーで絞殺されていました。木に吊るされた状態で発見されています。アルバートフィッシュが後の供述で、トーマスと同様に男性器を切り取って持ち去ろうとしたが、人が来たため断念したと語っています。

ビリー・ガフニー

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1927年、前の事件の3年後に起こったビリー・ガフニー当時4歳の殺人事件もアルバートフィッシュの犯行によるものでした。当初この事件は他の男が犯人ではないかと疑われていました。しかし、後の目撃証言でアルバートフィッシュが犯人であると判明しています。

ビリーは拉致された後、アルバートフィッシュによって強姦、拷問されました。自分のベルトを鞭のように改造し、流血するまで叩き、鼻や耳をそぎ落とし、口を割いたと供述しています。

その後気に入ったパーツを持ち帰って人食し、他の部位は湖に遺棄されました。この少年の遺体は発見されていません。

逮捕のきっかけとなったグレース・バッドの殺害事件

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1934年とうとうアルバートフィッシュは逮捕されます。その逮捕のきっかけとなった殺人は、当時10歳のグレース・バッドが被害者となった事件です。

この事件は、アルバートフィッシュの性的嗜好や殺人欲求、カニバリズムに対する欲求がすべて満たされた殺人なのではないかと思うほど、残忍で苦々しいものでした。

被害者であるグレース・バッドの家族までも自分の欲求の対象者とするような行動は、常人には理解できないものです。時間の経過に沿って詳細を解説しましょう。

被害者宅への最初の訪問

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1928年、アルバートフィッシュはある新聞広告を見つけます。それはエドワード・バッドという18歳の青年が掲載した「田舎での仕事を求めている」というものでした。

アルバートフィッシュはこの広告に載っていた住所を訪ね、「自分は田舎で農業を営んでおり、人手を求めている」と話します。これがアルバートフィッシュがバッド家を最初に訪問したきっかけです。もちろん農業を営んでいるのは虚言ですし、偽名を使用していました。

この時点ではアルバートフィッシュの標的はエドワード・バッド、被害者であるグレース・バッドの兄でした。

2度目の訪問

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初めてのバッド家の訪問時は、警戒心を解くためか、エドワードと両親に面会を行っただけで終わりました。農場主を名乗ったアルバートフィッシュは一定の信用を得ることに成功したようです。

その後2度目のバッド家訪問で、アルバートフィッシュは被害者となるグレース・バッド、標的としていたエドワードの幼い妹と出会います。この出会いが、彼女の人生を終わらせてしまうことになるとはバッド家の人々も思いもしなかったことでしょう。

少女の殺害

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アルバートフィッシュは何度もバッド家を訪問し、バッド家の家族と親交を深めていきました。両親もアルバートフィッシュを信用し、かなり打ち解けた状態になっていたそうです。グレースもアルバートフィッシュの膝の上でくつろぐなど、心を開いていた様子でした。

そしてとうとう、行動に出ます。アルバートフィッシュは自分の姪のバースデーパーティにグレースを同伴したいと両親に持ち掛けます。

度々手土産をもって自宅を訪問し、家族とも打ち解けていたこの初老の男に、両親は大切な愛娘を託してしまうのです。そしてグレースはそのまま帰宅することはなく、アルバートフィッシュもバッド家を訪問することはありませんでした。

両親からの捜索願

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グレースがアルバートフィッシュに連れ去られた翌日には、両親は捜索願を警察に出しました。信用できる男に娘を預けたつもりでいたのに、一晩経っても帰ってこないのですから当然のことです。

捜索願が出されたことで、警察では賢明な捜索が行われました。この時点で、アルバートフィッシュが使用していたのは偽名であることが発覚しています。アルバートフィッシュに連れ去られたことを知った両親の怒りは、男を信用していただけに増幅したことでしょう。

6年後の匿名の手紙

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警察の賢明な捜査も虚しく、グレースを発見することはできませんでした。この事件が起きたのは1982年のことですが、アルバートフィッシュはその後も巧妙な手口で残忍な殺人を繰り返していたと言われています。

そして1934年、グレースが連れ去られてから6年後、バッド家の両親のもとに一通の手紙が届きます。それはグレースを連れ去った張本人、アルバートフィッシュが書いたものでした。

その手紙には殺人に関する詳細が克明に記述されており、手紙を読んだ母親は卒倒してしまったそうです。

少女をシチューにしていた

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手紙には、アルバートフィッシュがどのようにグレースを殺害したのかが詳細に語られていました。これは両親にしてみれば、これ以上残酷で悲惨なことがない内容です。

アルバートフィッシュはグレースを殺害した後、彼女の身体を細かく切断して食べたと供述しています。一部はシチューにして食べ、「うまかった」と語っていたようです。

それ以外にも各部位を様々な方法で調理し、グレースの身体を9日間かけ食べつくしました。その味は甘美で柔かだったと、あまり残酷な言葉を残しています。

犯行詳細

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アルバートフィッシュからの手紙には殺害に至るまでの細かい犯行の様子も記されていました。グレースを連れ去った後、事前に用意していたコテージに連れ込んだようです。

そのコテージでアルバートフィッシュは衣服をすべて脱いで犯行に及んでいます。理由はグレースの血液で、衣服が汚れることを避けるためです。全裸のアルバートフィッシュを見たグレースは、必死で逃げようとしました。

しかし少女の力では初老とはいえ、成人男性の力にかなうはずもなく抵抗しながらもグレースが絞殺されてしまいました。そのあとは先述した通り、人肉としてアルバートフィッシュに食べられています。

コテージから頭蓋骨が見つかる

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