2019年9月22日 更新

猟奇的な連続殺人犯アルバートフィッシュの異常な犯行や性的嗜好

アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれているアルバート・フィッシュという男を知っていますか?100年近く経過した今も、この男の異常性は語り継がれています。その犯行の凶悪さと、常軌を逸した性的嗜好がどのような生い立ちに基づいたものなのか紹介します。

目次

世界史上最悪の殺人鬼アルバートフィッシュ

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アルバート・ハミルトン・フィッシュは1870年アメリカのワシントンDCで生まれました。彼は1936年、65歳で死刑という形で人生を終えています。

死刑判決の罪状は殺人罪、彼はアメリカ犯罪史で史上最悪の殺人鬼と呼ばれ、現在もその名を世に知られる存在です。その異常な殺人欲求は類を見ない性質を持っています。

彼がどうして殺人を犯してしまったのか、殺人欲求はどこからきているのか、シリアルキラーと呼ばれた男の生涯を紹介します。

アルバートフィッシュの犯行の特徴

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アルバートフィッシュが史上最悪の殺人鬼と呼ばれるのはなぜか、それは凶悪な犯行動機、犯行内容のためです。彼の殺人は、私たちが普段ニュースなどで見聞きする殺人事件とは一線を画す、特徴的なものです。

日本でも死刑判決が出る凶悪な殺人事件は、何件か存在しています。それぞれの犯行動機は同情できるものではありませんし、殺人自体許されるものではありません。

しかしアルバートフィッシュの殺人は、そんな凶悪な殺人事件の犯罪者たちと比較しても、とても非道な内容と言えるでしょう。

数多くの異名をもつ犯罪者

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アルバートフィッシュは「満月の狂人」、「グレイマン」、「ブルックリンの吸血鬼」など数多くの異名をもちます。これらの名前で、彼がいかに異常な殺人を行ってきたかがわかります。

彼はいわゆるシリアルキラーで、その犯行は一定の冷却期間をもって繰り返されています。その殺人動機は、スリル、性欲、さらには食欲で、その異常性で普通の人間には理解しがたいものです。その異常性を表現するために、これらの異名が付いたのでしょう。

犠牲者の特徴

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アルバートフィッシュが好んで殺害したのは子供です。セキュリティの面で油断があるのか、貧しい家庭で育った子供が被害にあっています。

女性だけではなく男性も性的対象になっていたようで、特に男児は過去に強姦事件を起こすほどに好ましい存在だったようで、殺害対象も男児が多かったと言われています。

アルバートフィッシュの殺害目的は性欲を満たすこと、食肉することと考えられていますので、どちらの欲求も満たすためには大人より子供の方が目的に合致していたのでしょう。

犯行の特徴

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アルバートフィッシュの殺人の特徴は、その残忍さです。まず連れこんだ子供に拷問を行います。これは拷問されている子供の叫び声に性的興奮をおぼえる性的嗜好をアルバートが持っていたからです。

拷問を行った後は、絞殺などの方法で子供を殺害します。抵抗される場合は、拷問せず早期に殺害することもあったようです。

そして一番の特徴と言えるのは、殺害した子供を食べることでしょう。いわゆるカニバリズム、日本語では人肉嗜食と言います。アルバートが殺人を犯す一番の理由は、このカニバリズムを達成することにあったのではないかと考えます。

確定している犠牲者

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殺人罪で裁かれたアルバートですが、確定している犠牲者は彼が殺した人数のほんの一部ではないかと言われています。かれの自供に基づき、警察が捜査して裏付けがとれたのは約100人です。

彼が最初の殺人を犯したと言われている1910年から、最後の殺人を実行した1934年までの24年間で立証されている殺人が100件ですので、年に4人、3ヶ月に1人のペースで子供が殺された計算になります。なお、立証されたとはいえ遺体が見つかっているわけではありません。

予想される犠牲者数

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立証されている殺人は100件程度ですが、アルバートフィッシュが自供した殺害人数は400人です。この人数だと、月に1~2人殺害していることになります。かなり短期間で殺人を繰り返すシリアルキラーです。

この供述はアメリカ中に恐怖と衝撃を与えたことでしょう。行方不明になっている子供の多くが、彼に殺されたと信じた人もいたかもしれません。

しかし実際に400人の子供を殺害したかどうかは、確証がありません。殺害後に遺体を食べる、または損壊しているため発見には至っていませんし、アルバートフィッシュの虚言も含まれていると考えられています。

アルバートフィッシュの犯行詳細

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凶悪で異常と言われているアルバートフィッシュの犯行ですが、その詳細は事件によって異なります。しかしいずれもその異常性は、他の殺人事件と比較しても際立っています。

男児を好んで強姦、殺害、人食したという異常な殺害行為に至るまで、どのようにして被害者を連れ出し、監禁したのか、具体的に内容が分かっている事件は多くありません。

彼の犯行とはっきりわかっていて、内容も明らかになっているのは以下の3人の殺人事件です。

トーマス・ケッデン

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1910年、知られている中では最初の殺人となる事件が起きます。トーマス・ケッデンは当時19歳、アルバートフィッシュの供述によると、知的な遅れがあったようです。

その知的な遅れを逆手に取ったのかどうかはわかりませんが、アルバートフィッシュはトーマスを農家の古い空き家に連れ込み、2週間にわたって拷問を与えました。

最終的に身体を拘束し、男性器を切り取っています。切り取った傷口には過酸化物をかけ腐食を防ごうとしました。「彼の悲鳴やその姿は忘れられません」と後に供述しています。

この一連の拷問の中でトーマスがいつ絶命したのかはわかりませんが、最初の殺人で既に異常な性嗜好が現れているようです。

フランシス・マクドネル

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