目次
- 世界史上最悪の殺人鬼アルバートフィッシュ
- アルバートフィッシュの犯行の特徴
- 数多くの異名をもつ犯罪者
- 犠牲者の特徴
- 犯行の特徴
- 確定している犠牲者
- 予想される犠牲者数
- アルバートフィッシュの犯行詳細
- トーマス・ケッデン
- フランシス・マクドネル
- ビリー・ガフニー
- 逮捕のきっかけとなったグレース・バッドの殺害事件
- 被害者宅への最初の訪問
- 2度目の訪問
- 少女の殺害
- 両親からの捜索願
- 6年後の匿名の手紙
- 少女をシチューにしていた
- 犯行詳細
- コテージから頭蓋骨が見つかる
- アルバートフィッシュ逮捕までの経緯
- アルバートフィッシュの関与が疑われていた殺人事件
- イェッタ・アブラモウィッツ
- マリー・エレン・オコーナー
- アルバートフィッシュの生い立ち
- 精神疾患患者が多い家系
- アルバートフィッシュの家族について
- 5歳からの孤児院生活
- 孤児院での生活が異常な嗜好に繋がる
- 11歳までおねしょ
- 結婚と離婚
- 9歳年下の女性と結婚
- 重窃盗罪で服役
- 子どもたちに自分の体を痛めつけさせる
- 妻の浮気
- 離婚後は雑誌で恋人募集
- アルバートフィッシュの性的嗜好
- 12歳で食糞と飲尿を覚える
- サディズムとマゾヒズム
- 性器に釘を指して自慰行為
- 性器だけではなく体中に針を指す
- アルバートフィッシュのレントゲン写真
- 体の内部を焼く行為
- アルバートフィッシュの食人行為
- 兄から聞いた人肉の話
- 離婚後から生肉に夢中になる
- 遺体だけでなく排泄物まで食す
- 肉を柔らかくするための「地獄の器具」
- アルバートフィッシュの裁判
- 精神異常者としての弁護
- 死刑判決
- アルバートフィッシュの死刑執行
- 1936年1月16日死刑執行
- 諸説ある死刑執行時の様子
- 体内の針が死刑執行に影響?!
- アルバートフィッシュの遺体
- アルバートフィッシュの影響
- 小説 「ブラック・ハウス」
- 小説「エイリアニスト」
- ジンジャー・フィッシュ(マリリン・マンソン)の芸名
- アルバートフィッシュに続くカニバリスト
- 佐川一政(日本)
- ジェフリーダーマー(アメリカ)
- アルミン・マイヴェス (ドイツ)
- サイコパスの中のサイコパス
世界史上最悪の殺人鬼アルバートフィッシュ
アルバート・ハミルトン・フィッシュは1870年アメリカのワシントンDCで生まれました。彼は1936年、65歳で死刑という形で人生を終えています。
死刑判決の罪状は殺人罪、彼はアメリカ犯罪史で史上最悪の殺人鬼と呼ばれ、現在もその名を世に知られる存在です。その異常な殺人欲求は類を見ない性質を持っています。
彼がどうして殺人を犯してしまったのか、殺人欲求はどこからきているのか、シリアルキラーと呼ばれた男の生涯を紹介します。
死刑判決の罪状は殺人罪、彼はアメリカ犯罪史で史上最悪の殺人鬼と呼ばれ、現在もその名を世に知られる存在です。その異常な殺人欲求は類を見ない性質を持っています。
彼がどうして殺人を犯してしまったのか、殺人欲求はどこからきているのか、シリアルキラーと呼ばれた男の生涯を紹介します。
殺人ピエロ・ジョンウェインゲイシーの生い立ちや最期の瞬間 - POUCHS(ポーチス)
ジョンウェインゲイシーという名前を聞いたことがなくても「ピエロの殺人鬼」と言えば思い当たるフシがある人は少なくないでしょう。子供たちを楽しませるためのピエロを恐怖のイメージに塗り替えてしまうほど身の毛もよだつ殺人事件を起こしたジョンウェインゲイシーに迫ります!
アルバートフィッシュの犯行の特徴
アルバートフィッシュが史上最悪の殺人鬼と呼ばれるのはなぜか、それは凶悪な犯行動機、犯行内容のためです。彼の殺人は、私たちが普段ニュースなどで見聞きする殺人事件とは一線を画す、特徴的なものです。
日本でも死刑判決が出る凶悪な殺人事件は、何件か存在しています。それぞれの犯行動機は同情できるものではありませんし、殺人自体許されるものではありません。
しかしアルバートフィッシュの殺人は、そんな凶悪な殺人事件の犯罪者たちと比較しても、とても非道な内容と言えるでしょう。
日本でも死刑判決が出る凶悪な殺人事件は、何件か存在しています。それぞれの犯行動機は同情できるものではありませんし、殺人自体許されるものではありません。
しかしアルバートフィッシュの殺人は、そんな凶悪な殺人事件の犯罪者たちと比較しても、とても非道な内容と言えるでしょう。
数多くの異名をもつ犯罪者
アルバートフィッシュは「満月の狂人」、「グレイマン」、「ブルックリンの吸血鬼」など数多くの異名をもちます。これらの名前で、彼がいかに異常な殺人を行ってきたかがわかります。
彼はいわゆるシリアルキラーで、その犯行は一定の冷却期間をもって繰り返されています。その殺人動機は、スリル、性欲、さらには食欲で、その異常性で普通の人間には理解しがたいものです。その異常性を表現するために、これらの異名が付いたのでしょう。
彼はいわゆるシリアルキラーで、その犯行は一定の冷却期間をもって繰り返されています。その殺人動機は、スリル、性欲、さらには食欲で、その異常性で普通の人間には理解しがたいものです。その異常性を表現するために、これらの異名が付いたのでしょう。
犠牲者の特徴
アルバートフィッシュが好んで殺害したのは子供です。セキュリティの面で油断があるのか、貧しい家庭で育った子供が被害にあっています。
女性だけではなく男性も性的対象になっていたようで、特に男児は過去に強姦事件を起こすほどに好ましい存在だったようで、殺害対象も男児が多かったと言われています。
アルバートフィッシュの殺害目的は性欲を満たすこと、食肉することと考えられていますので、どちらの欲求も満たすためには大人より子供の方が目的に合致していたのでしょう。
女性だけではなく男性も性的対象になっていたようで、特に男児は過去に強姦事件を起こすほどに好ましい存在だったようで、殺害対象も男児が多かったと言われています。
アルバートフィッシュの殺害目的は性欲を満たすこと、食肉することと考えられていますので、どちらの欲求も満たすためには大人より子供の方が目的に合致していたのでしょう。
犯行の特徴
アルバートフィッシュの殺人の特徴は、その残忍さです。まず連れこんだ子供に拷問を行います。これは拷問されている子供の叫び声に性的興奮をおぼえる性的嗜好をアルバートが持っていたからです。
拷問を行った後は、絞殺などの方法で子供を殺害します。抵抗される場合は、拷問せず早期に殺害することもあったようです。
そして一番の特徴と言えるのは、殺害した子供を食べることでしょう。いわゆるカニバリズム、日本語では人肉嗜食と言います。アルバートが殺人を犯す一番の理由は、このカニバリズムを達成することにあったのではないかと考えます。
拷問を行った後は、絞殺などの方法で子供を殺害します。抵抗される場合は、拷問せず早期に殺害することもあったようです。
そして一番の特徴と言えるのは、殺害した子供を食べることでしょう。いわゆるカニバリズム、日本語では人肉嗜食と言います。アルバートが殺人を犯す一番の理由は、このカニバリズムを達成することにあったのではないかと考えます。
確定している犠牲者
殺人罪で裁かれたアルバートですが、確定している犠牲者は彼が殺した人数のほんの一部ではないかと言われています。かれの自供に基づき、警察が捜査して裏付けがとれたのは約100人です。
彼が最初の殺人を犯したと言われている1910年から、最後の殺人を実行した1934年までの24年間で立証されている殺人が100件ですので、年に4人、3ヶ月に1人のペースで子供が殺された計算になります。なお、立証されたとはいえ遺体が見つかっているわけではありません。
彼が最初の殺人を犯したと言われている1910年から、最後の殺人を実行した1934年までの24年間で立証されている殺人が100件ですので、年に4人、3ヶ月に1人のペースで子供が殺された計算になります。なお、立証されたとはいえ遺体が見つかっているわけではありません。
予想される犠牲者数
立証されている殺人は100件程度ですが、アルバートフィッシュが自供した殺害人数は400人です。この人数だと、月に1~2人殺害していることになります。かなり短期間で殺人を繰り返すシリアルキラーです。
この供述はアメリカ中に恐怖と衝撃を与えたことでしょう。行方不明になっている子供の多くが、彼に殺されたと信じた人もいたかもしれません。
しかし実際に400人の子供を殺害したかどうかは、確証がありません。殺害後に遺体を食べる、または損壊しているため発見には至っていませんし、アルバートフィッシュの虚言も含まれていると考えられています。
この供述はアメリカ中に恐怖と衝撃を与えたことでしょう。行方不明になっている子供の多くが、彼に殺されたと信じた人もいたかもしれません。
しかし実際に400人の子供を殺害したかどうかは、確証がありません。殺害後に遺体を食べる、または損壊しているため発見には至っていませんし、アルバートフィッシュの虚言も含まれていると考えられています。
アルバートフィッシュの犯行詳細
凶悪で異常と言われているアルバートフィッシュの犯行ですが、その詳細は事件によって異なります。しかしいずれもその異常性は、他の殺人事件と比較しても際立っています。
男児を好んで強姦、殺害、人食したという異常な殺害行為に至るまで、どのようにして被害者を連れ出し、監禁したのか、具体的に内容が分かっている事件は多くありません。
彼の犯行とはっきりわかっていて、内容も明らかになっているのは以下の3人の殺人事件です。
男児を好んで強姦、殺害、人食したという異常な殺害行為に至るまで、どのようにして被害者を連れ出し、監禁したのか、具体的に内容が分かっている事件は多くありません。
彼の犯行とはっきりわかっていて、内容も明らかになっているのは以下の3人の殺人事件です。
トーマス・ケッデン
1910年、知られている中では最初の殺人となる事件が起きます。トーマス・ケッデンは当時19歳、アルバートフィッシュの供述によると、知的な遅れがあったようです。
その知的な遅れを逆手に取ったのかどうかはわかりませんが、アルバートフィッシュはトーマスを農家の古い空き家に連れ込み、2週間にわたって拷問を与えました。
最終的に身体を拘束し、男性器を切り取っています。切り取った傷口には過酸化物をかけ腐食を防ごうとしました。「彼の悲鳴やその姿は忘れられません」と後に供述しています。
この一連の拷問の中でトーマスがいつ絶命したのかはわかりませんが、最初の殺人で既に異常な性嗜好が現れているようです。
その知的な遅れを逆手に取ったのかどうかはわかりませんが、アルバートフィッシュはトーマスを農家の古い空き家に連れ込み、2週間にわたって拷問を与えました。
最終的に身体を拘束し、男性器を切り取っています。切り取った傷口には過酸化物をかけ腐食を防ごうとしました。「彼の悲鳴やその姿は忘れられません」と後に供述しています。
この一連の拷問の中でトーマスがいつ絶命したのかはわかりませんが、最初の殺人で既に異常な性嗜好が現れているようです。
フランシス・マクドネル
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