2019年9月6日 更新

御堂筋事件の概要と犯人とは?女性専用車両を生んだ事件から学ぶこと

御堂筋事件とは、大阪の地下鉄御堂筋事件で起こった痴漢事件が引き金となり1988年に起こった強姦事件です。この事件には2人の犯人と1人の被害者がいます。この事件がきっかけとなり女性専用車両がつくられることになりましたが、一体どのような事件だったのでしょう?

目次

Aさんは逃げようとするが捕まってしまう

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無事帰宅できた友人Cさんとは違い、Aさんも逃げようとしましたが男DとEに捕まってしまい、マンションの建築現場に連れ込まれてしまいます。ここが、今回の強姦事件の事件現場となってしまいました。

必死の抵抗もむなしく、男DとEに脅されたAさんは恐怖で声も出ずに、ただただ男たちに従うしかありませんでした。次は何をされるのか分からないと気が立っている様子の男DとEの様子に、Aさんは恐怖で声を上げることもできませんでした。

23時50分頃にAさんをマンション建築現場に連れ込む

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あとしばらくしたら、日付が切り替わる23時50分頃、Aさんは男DとEにマンションの建設現場に連れていかれてしまいます。そこで、さらなる恐怖がAさんを待ち受けていました。

男DとEは、Aさんをバッドで殴りつけました。そして、男EとD以外にその時間周りに人の気配もなく、誰にも助けを求められない怯えるAさんをさらに男DとEは追い詰め続けたのです。最後にはノコギリを持ち出して男DとEはAさんをおどしにかかりました。

Aさんを脅しD・Eがレイプする

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Aさんをノコギリで脅した男DとEの行動はますますエスカレートし、Aさんがノコギリをあてられ怯える中、男DとEは恐怖で声をあげることのできない無抵抗なAさんを無理やり強姦したのです。Aさんは男DとEに強姦され、その後警察に被害届を提出しました。

このAさんが被害届をその後、出さなければ男DとEはその後も罪に問われることもなく、Aさんはただ泣き寝入りするしかなかったでしょう。この御堂筋事件が広く世間に知られるようになったのは、このAさんの勇気ある行動があってこそだったのです。

事件発覚により犯人を逮捕

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この強姦事件のすぐ後、Aさんが警察に被害届を提出し、警察の事情聴取でAさんは「周りの人は怖がってジロジロ見ているだけで、声を上げてもし誰も来てくれなかった。今度は何をされるかわからないと思った」と男DとEに注意した後、怒りをかってしまった時の辛さを語りました。

その後、男DとEが警察に逮捕されて、裁判が行われたのです。最終的に裁判での判決では、男DとEは最終的に懲役3年6か月の実刑判決が下りました。

御堂筋事件の犯人について

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この御堂筋事件の犯人の男DとEは、どのような男性だったのでしょう?痴漢行為を注意されただけでこのような強姦事件を起こしてしまう背景には、何か2人の生い立ちなども絡んでいたのかもしれません。

ここでは、犯人である男DとEについて詳しくご紹介します!

大阪市出身

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御堂筋事件の犯人の男DとEは、共に大阪市出身です。そのため、大阪の市内のことにも詳しく、もちろん大阪市営地下鉄御堂筋線を使って度重なる痴漢行為を行う、いわば痴漢仲間のような関係でした。

犯人の男が大阪市出身だということは、Aさんを電車から無理やり降ろした後、大阪市内を車で連れまわしたことなどから大阪に詳しい人物でないと地理にくわしくないため、そこからも彼らが大阪市出身で大阪在住だからということもわかります。

無職

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犯人の男性DとEは事件当時、無職で働きもせず一緒になって女性に度重なる痴漢行為を繰り返していました。お金がないため、実家の母親にお金をせびることもあり、きちんとした定職についていなかったのです。

そういったこともあり、社会的に居場所がなく、常にイライラしてしまっていたはけ口に、痴漢行為というものに及んでしまったきっかけになってしまったのかもしれません。しかし、彼らは女性たちを多く傷つけ、強姦事件にまで発展させてしまった後も、一切反省する様子はなかったといいます。

実の母親にお金をせびっていた

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仕事についていない無職の状態で、長い間痴漢行為をして憂さ晴らしをしていた犯人の男たちは、実の母親にもお金をせびることもあったといいます。弁護人は同情すべき幼少期の家庭環境があったため同情の余地があるといったことを裁判で弁護していました。

しかし、大人になった犯人たちが、あまりよくない家庭環境に育ったとはいえ、いまだ定職にもつかずに親にお金をせびりながら、ムシャクシャした気持ちを痴漢行為に及びながら発散していたかと思うと、誰もが犯人たちの刑期は短すぎるのではないかと思ってしまいます。

Aさんは過去にD・Eから痴漢行為を受けていた

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今回強姦事件に遭った目撃者のAさんは、かつて男DとEに痴漢されていました。Aさんもそのことをはっきりと覚えており、だからこそ、かつての自分と同じ辛い目に遭っていた女性Bを、痴漢していた男DとEから助けたかったのかもしれません。

そのせいでAさんは、さらにひどい目に遭ってしまいますが、このことからも当時若干20歳だった女性Aさんの正義感の高さがうかがえます。
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犯人の男DとEも、もともとは痴漢事件の常習犯で、過去に自分たちがAさんを痴漢したことを覚えており、Aさんの友人であるCさんまでもが、今回この事件に巻き込まれることになったのです。

犯人たちは痴漢仲間だった

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