2019年10月27日 更新

ハローキティ事件とは?事件の概要や事件のその後についても

1999年に香港で起こった『ハローキティ事件』。この事件は当時の香港を震撼させた凶悪事件であり、また非常にミステリアスな方法で解決されました。この記事では『ハローキティ事件』の詳細や由来、類似事件などを紹介していきます。

ハローキティ事件って?

People Knife Stabbing - Free photo on Pixabay (706245)

皆さんは『ハローキティ事件』をご存知でしょうか?日本の人気キャラクター・ハローキティの名前がつけられたこの事件、とても恐ろしい凶悪犯罪なのです。

一体『ハローキティ事件』とは何なのか?なぜこの凶悪事件は起きたのか?

事件の発生から被害者や加害者の人物像、そして衝撃の監禁生活や、日本での類似事件等を紹介しながら『ハローキティ事件』の詳細をお伝えしていきます。

ハローキティ事件の概要

Sausage Ketchup Murder - Free photo on Pixabay (706250)

ここからその恐ろしい事件の概要を皆さんにお話ししていきます。
文字や文章だけでも犯人の異常性やその犯行内容の凄惨さがよく伝わるはずです。

事件の一連の流れ

Splatter Blood Drops - Free vector graphic on Pixabay (706256)

その凄惨な事件が起きたのは今から20年前の1999年、中国の大都市香港で起きました。

被害者はナイトクラブで働いていた若い女性。彼女はある事情から借金をしてしまいます。しかし、男の厳しい取り立てにより強制的に働かされました。

そして彼女に返済能力がないと知った男は激怒。手下の2人と被害者女性をアパートに監禁し、凄惨な暴行の末殺害してしまいました。
Hand Faust Violent - Free photo on Pixabay (709366)

監禁拷問と聞くと、江戸時代や中世のそれを想像しますが、この現代においてそれを私利私欲のために行使するというあまりに非道な行為。

詳細は後に譲りますが、詳しく知っていくほど犯人たちが非人道的で残虐な人間かがよくわかるでしょう。

被害者女性について

Woman Happiness Sunrise - Free photo on Pixabay (706258)

ここでは『ハローキティ事件』の被害者女性について詳しく紹介します。被害女性の名前は樊敏儀さん(当時23歳)。彼女はナイトクラブで働いていました。

そんな彼女がなぜ犯人と知り合ったのか、詳しい事はよくわかっていません。しかし彼女が知り合った男は人を人とも思わない残酷な男であり、そんな男と知り合ってしまった事が彼女を悲惨な運命をたどる結果となってしまったのです。

加害者の男性3人について

Suspects Criminals People - Free vector graphic on Pixabay (706273)

『ハローキティ事件』の加害者は3名の男性です。陳文樂 (当時33歳)・梁偉倫 (当時26歳)・梁勝祖 (当時19歳)の3名。

陳文樂はこの凶悪な事件を引き起こしたリーダー格です。

陳文樂は売春婦やクラブなど客引き、土地に不慣れな観光客を騙しお金を巻き上げるいわばポン引きの頭でした。その界隈では名の知られた人物だったようで、かなりの悪人だった事が伺えます。
梁偉倫の梁勝祖2人は陳文樂の手下でした。被害女性の監禁と暴行に関してはリーダーの陳に呼びよせられて犯行に加わった形でした。

どう考えても一般人とは思えない3人組ですが、この3人と関わってしまった事が彼女の最大の不幸だったと言えます。

ハローキティ事件の詳細

Crime Blood Offence - Free image on Pixabay (706458)

先ほどの見出しでは『ハローキティ事件』の簡単な流れと、被害者女性と犯人グループの人物像について触れました。ここからは被害者と加害者の関係、そして事件の詳細に踏み込んでいこうと思います。

かなりショッキングな内容となっておりますので、心してお読みください。

被害者と加害者の関係

Equality Law Justice - Free vector graphic on Pixabay (706460)

樊さんは犯人の1人である陳文樂に多額(数千元相当)の借金をしていました。(または薬物の借金もしていたともいわれている)

被害者女性は祖母と二人で生活していましたが、祖母が病気を患ってしまったためその病気の治療費を稼ぐためにあの犯人グループから借金をしてしまったのです。

やむを得ない理由があったとはいえヤクザまがいの男から借金してしまった樊さん。当然利子や金利もまともではありませんでした。
Bitcoin Currency Technology - Free image on Pixabay (709425)

借りたお金は日本円でいうと30000円~40000円相当で、それほど大金ではありませんでした。

しかし、相手はヤクザまがいの人間。まともな取り立てなどするはずもなく、闇金のように執拗な手口で樊さんに借金の返済をせまりました。

樊さんは妊娠中で働くのも困難な状態でしたがそんなものは彼等には関係ありませんでした。強制的に労働をさせ、売春婦のような事もやらせていました。

こうして樊さんは追い詰められていき、恐ろしい『ハローキティ事件』の幕は開けてしまいました。

事件の発端

Man Silhouette Businessman - Free image on Pixabay (706471)

過酷な強制労働により、遂に樊さんは借金を返済することができなくなってしまいました。それを知った主犯格の陳文樂は激怒。

手下2人に命じ、樊さんを尖沙咀加連威老道 (Granville Road) のアパートへと連れていき監禁。こうして凄惨な監禁生活が始まってしまいます。

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