2019年10月27日 更新

ハローキティ事件とは?事件の概要や事件のその後についても

1999年に香港で起こった『ハローキティ事件』。この事件は当時の香港を震撼させた凶悪事件であり、また非常にミステリアスな方法で解決されました。この記事では『ハローキティ事件』の詳細や由来、類似事件などを紹介していきます。

1ヶ月の監禁拷問

Prison Cell Jail - Free photo on Pixabay (706487)

アパートに連れて行くと犯人グループは樊さんが逃げられないように窓やドアを木でふさぎます。そして殴る蹴るの暴行をくわえました。

犯人グループの執拗な暴行に樊さんは何度も助けを求めましたが、彼らは暴行の手を緩めるどころか「笑え」と言って更に暴行を加えました。

樊さんの顔はみるみる腫れあがり誰かもわからないほどになりました。これだけでも犯人の異常さがわかりますが、これはまだまだ序の口。1か月にも及ぶ監禁はさらに苛烈になっていくのでした。
Fist Blow Power - Free photo on Pixabay (707999)

度重なる暴行によって、樊さんの体はぼろぼろになっていきました。傷口からは膿がわきひどい悪臭を放っていたそうです。

当然治療などしてもらえるはずもありません。それどころか犯人達は追い打ちをかけるように樊さんの傷口に唐辛子を塗り込んだそうです。これだけでも鬼畜の所業ですが、さらには足を焼いたそうです。

想像を絶する苦痛だった事でしょう。普通ならば死に至ってもおかしくないレベルだと思います。

麻薬の摂取や強姦

Syringe Pill Capsule - Free image on Pixabay (706526)

殴る蹴るだけの暴行だけでは飽き足らず、犯人グループは樊さんに麻薬を無理やり吸わせ、犯人間で強姦を繰り返しました。

監禁中は食事も与えられず、代わりに与えたものはなんと犯人たちの糞尿。人を人とも思わない酷い扱い。犯人たちは何故こんな事ができるのか。

とても同じ人間のやる事とは思えない、残虐な行為に樊さんは心身ともにボロボロにされていきました。
Skull Head Bone - Free photo on Pixabay (706551)

こうして1か月にも及ぶ過酷な拷問の末、樊さんは犯人グループに殺害されてしまいました。最後は両手に電流を流されたそうです。

地獄の苦しみの中殺害されてしまった樊さん。しかし犯人グループは犯行の発覚を恐れ、遺体となった樊さんにさらなるむごい仕打ちをするのです。

被害者女性死亡後の死体遺棄

Walkers Autumn Fog - Free photo on Pixabay (706559)

ここからは犯人グループによる死体の遺棄についてご紹介しています。その方法はあまりにも非道で恐ろしいものでした。

そしてこの遺体遺棄方法が『ハローキティ事件』の名前の由来となるものでした。

Bathtub Tub Bathroom - Free photo on Pixabay (708249)

手下の2人は樊さんの遺体を浴槽に運ぶと、遺体を浴槽で瀉血(血を抜き取る事)。そして2人で遺体をバラバラに解体したのです。

しかし浴槽の中は血と内臓の酷い臭いが充満し、手下の1人が嘔吐した後失神。とても作業ができる状態ではなかったため、リーダー格の陳文樂が解体作業を手伝いました。

浴槽でバラバラに解体された樊さんの遺体。内臓はビニール袋に詰められゴミ収集所に、頭部以外の体はプラスチック製の袋に入れて捨てられました。

被害者女性の頭部をキティの頭部へ

Dead Death Final - Free photo on Pixabay (706572)

しかし頭部だけは他とは違う方法で廃棄されました。

まず頭部を切り取り、それを鍋にいれストーブで火にかけて煮込み身元がバレないように加工したそうです。

その後煮込んだ頭部をその場に合ったハローキティのぬいぐるみの頭部の綿を抜き、そこに樊さんの頭部を詰め込んだ後、縫合しました。

生きていた時も残忍な方法で樊さんを痛め続け、死後もなおいたぶられ続けた樊さん。サイコパスとしか思えない非道さです。

事件の発覚

Police Crime Scene Blue Light - Free image on Pixabay (706586)

遺体をバラバラにし、徹底した隠ぺい作業をした犯人グループ。事件はこのまま闇の中かと思われました。
しかし事件は意外な形で発覚しました。

その発覚した理由はにわかには信じられないとてもミステリアスな理由だったのです。
ここからはなぜ事件が発覚したのか、その理由について解説させていただきます。
Woman Asleep Girl - Free photo on Pixabay (708792)

犯人グループの1人梁勝祖には拷問にも手を貸していたという13歳のガールフレンドがいました。その彼女はある日を境に毎晩悪夢をみるようになったのです。

その夢にはとある女の幽霊が出てきたそうで、その幽霊は自分が何者かによって殺害されたこと、そして自分の遺体の場所を訴えかけてきたのだそうです。

彼女は孤児院で生活しており、その不気味な夢の内容を誇示委員の先生に話しました。先生はその話を信じ警察に通報したのでした。
Phone Old Year Built 1955 - Free photo on Pixabay (708797)

なんとも信じがたいミステリアスな話です。しかし先生が彼女の言葉を信じ先生が警察に通報しなければ『ハローキティ事件』が明るみに出る事はなかったでしょう。

凄惨な暴行の末、無残に殺されてしまった樊さんの無念の思いが事件を闇に葬ることをゆるさなかったのかもしれません。なにはともあれ『ハローキティ事件』は世間に知られる事になったのです。

警察がアパートへ突入

Squad Car Police Lights - Free photo on Pixabay (706607)

孤児院の先生から連絡を受けた警察は樊さんの頭部のあるアパートに突入。アパートの中は血と膿の臭いが立ち込めた凄惨な場所だったそうです。

いくら警察と言えどそのショッキングな光景に吐き気をもよおし、目を背けたくなったことでしょう。実は事件から1か月余り経過しており、アパートの住人から管理人に度々苦情が入っていたそうです。

しかし、管理人は警察に通報しなかったため発見が遅れてしまったそうです。

キティのぬいぐるみの発見

Teddy Bear Stuffed Animal - Free photo on Pixabay (706623)

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