目次
- 多くの謎が残る「新潟親子遭難事故」
- 新潟親子遭難事故の概要
- 2018年5月5日10時頃、親子がコンビニで買い物をする
- 10時半頃、登山口に車を駐車し登山計画を提出(憶測)
- 12時頃、食事を取る(憶測)
- 13時半頃、山葵山から松平山への途中で親子が目撃される
- 15時半頃、松平山に突入(憶測)
- 16時半頃、家族に携帯電話で連絡をする
- 5月6日朝、家族に2度目の連絡を行う
- 以降、連絡が取れず行方不明に
- 新潟親子遭難事故の被害者
- 渋谷甲哉さん
- 渋谷空くん
- 新潟親子遭難事故の真相
- 5月5日の日のでは4時44分、日の入りは18時38分
- 一般人が使わない登山用語を使っていた
- 軽装で登山に訪れていた
- 登山することを奥さんにすら伝えていなかった
- 登山届は記名のみ行われていた
- 遭難現場について
- 登山届は五頭連峰の「魚止めの滝」の登山口に提出
- 松平山について
- 当時の天候
- 新潟親子遭難事故の謎
- 祖父が赤安山に入山届を出していた
- 6日朝以降、どうして電話をしなかったのか
- どうして軽装で登山に出かけたのか
- なぜ午後から山に向かったのか
- 2018年5月29日親子の遺体が発見される
- 発見された場所は「コクラ沢」
- 発見当時の様子
- 親子の死因は「低体温症」だった
- 低体温症の原因
- 遭難事故に繋がった原因
- 出発時間
- 軽装での登山
- 山の恐ろしさを知らなかった
- 遭難事故に巻き込まれないための対処法
- 登山計画をきちんと提出する
- 服装・道具の準備をしっかり行う
- 悪天候のときに登山しない
- 登山のリスクを知る
- 登山をする際には周囲に報告をしておく
- 山を甘く見てはいけない
遭難現場である松平山とはどのような山なのでしょうか。
また、5月の山の気候はどのようなものだったのでしょうか。
また、5月の山の気候はどのようなものだったのでしょうか。
登山届は五頭連峰の「魚止めの滝」の登山口に提出
via pixabay.com
登山届は登山口の前に提出するところがあり、渋谷さん親子は「魚止めの滝」の登山口に提出していました。ここは五頭連峰の県立自然公園内にあり、ここから松平山に向かうことができます。
「魚止めの滝」の駐車場からは150分ほど歩けば松平山に到着し、帰りは100分ほどで駐車場まで帰ってこられる計算です。登山口の前には注意書きの看板が立てられており、熟練者向きで、残雪がある旨が書かれています。
登山の下調べや準備が必要と書かれていますが、実際には全く準備していなくても登り始めることができてしまいます。
「魚止めの滝」の駐車場からは150分ほど歩けば松平山に到着し、帰りは100分ほどで駐車場まで帰ってこられる計算です。登山口の前には注意書きの看板が立てられており、熟練者向きで、残雪がある旨が書かれています。
登山の下調べや準備が必要と書かれていますが、実際には全く準備していなくても登り始めることができてしまいます。
松平山について
via pixabay.com
松平山は、新潟県阿賀野市にある五頭連峰の1番北に位置しています。五頭連峰の中でも1番山深くて地形が複雑と言われている、往復5時間ほどのルートです。
登山ルートは様々あり、自身のレベルに合わせたルートを選ぶことができるので初心者から上級者まで、多くの登山者が訪れる山でもあります。
しかし松平山は五頭連峰の中ではマイナーであり、歩いていても他の登山者に出くわすことが無い場合もあります。登山道はありますが、迷いやすくなる箇所もあり、遭難することもあるようです。
登山ルートは様々あり、自身のレベルに合わせたルートを選ぶことができるので初心者から上級者まで、多くの登山者が訪れる山でもあります。
しかし松平山は五頭連峰の中ではマイナーであり、歩いていても他の登山者に出くわすことが無い場合もあります。登山道はありますが、迷いやすくなる箇所もあり、遭難することもあるようです。
当時の天候
via pixabay.com
5月といえば、日本では春が本格的に到来し、薄い上着を着れば暑く感じる時もあるくらい気温が上がっていますが、標高の高い山ではまだまだ雪が残っています。
積雪期であれば雪がふわふわで慣れている人であれば歩くのには問題ありませんが、この残雪期には踏み固められた雪が日中に溶け、夜に冷え固まるため雪国で暮らしている人でも歩きにくく、転倒の危険性があります。
この時期に登山するのであれば、滑り止めがしっかりついた靴を履くか、チェーンスパイクが必要となります。
積雪期であれば雪がふわふわで慣れている人であれば歩くのには問題ありませんが、この残雪期には踏み固められた雪が日中に溶け、夜に冷え固まるため雪国で暮らしている人でも歩きにくく、転倒の危険性があります。
この時期に登山するのであれば、滑り止めがしっかりついた靴を履くか、チェーンスパイクが必要となります。
新潟親子遭難事故の謎
via pixabay.com
遭難して遺体で発見されたというニュースは、残念ながら珍しいことではありません。この遭難事故が今も人々の心に残っているのは、親子で亡くなったこと以上に謎が多いからです。
では、この遭難事故の謎を見ていきましょう。
では、この遭難事故の謎を見ていきましょう。
祖父が赤安山に入山届を出していた
via pixabay.com
新潟親子遭難事故の1番の謎と言われているのは、渋谷さん親子の祖父が赤安山に入山届を出していたことです。この入山届によって、当初は赤安山で遭難したという報道がされており、警察も赤安山での捜索を始めました。その後、渋谷さん親子が実は松平山で遭難したということが分かったのです。
祖父がどうして捜査をかく乱するような行動に出たかは分かっておらず、祖父の元に渋谷さん親子から連絡が入ったときに頼まれたのかもしれないと言われています。最初から松平山で捜索ができたら、生きている状態での発見となったかもしれません。
祖父がどうして捜査をかく乱するような行動に出たかは分かっておらず、祖父の元に渋谷さん親子から連絡が入ったときに頼まれたのかもしれないと言われています。最初から松平山で捜索ができたら、生きている状態での発見となったかもしれません。
6日朝以降、どうして電話をしなかったのか
via pixabay.com
6日の朝には「今から下山する」ということを家族に連絡しています。この時点では2人とも下山するための十分な体力があり、健康面でも何も問題はなかったと思われます。
この時点で下山ができない状況であれば、すぐにでも救助を呼べていたことになります。さらに下山すると言っていることからある程度帰る道が分かっていたと予想されます。
また、連絡をした際には携帯の電池がないなどは話していないため、いつでも連絡が取れる状態であったことが予想されます。それなのになぜ6日の朝から3週間後に遺体で発見されるまで、1度も電話をしなかったのかが謎となっています。
この時点で下山ができない状況であれば、すぐにでも救助を呼べていたことになります。さらに下山すると言っていることからある程度帰る道が分かっていたと予想されます。
また、連絡をした際には携帯の電池がないなどは話していないため、いつでも連絡が取れる状態であったことが予想されます。それなのになぜ6日の朝から3週間後に遺体で発見されるまで、1度も電話をしなかったのかが謎となっています。
どうして軽装で登山に出かけたのか
via pixabay.com
やはり、山に登る以上100%遭難しないとは言い切れません。そして山に慣れている人であればあるほど熟知しているはずです。そのため、関係者をはじめとする周りの人々は、明らかに山登りに適していない軽装で登山に出かけた事を不思議に思ったようです。
特に厚い上着が必要で、雪が残っていても寒く感じないような工夫が必要であることは渋谷さん本人も分かっていたことでしょう。亡くなった今では本人にこの軽装の真相を聞くことはできません。
特に厚い上着が必要で、雪が残っていても寒く感じないような工夫が必要であることは渋谷さん本人も分かっていたことでしょう。亡くなった今では本人にこの軽装の真相を聞くことはできません。
なぜ午後から山に向かったのか
via pixabay.com
事前にしっかりと計画をたてていたのではなく、山に登る直前に計画をたてていることや、泊まるための道具をしっかりと持って行っていなかったことから、道に迷うまでは日帰りで下山するはずだったことが分かります。
しかし、渋谷さん親子が登り始めたのは午後になってからであり、日没までは時間がありません。日没してからではライトがあっても道が見えにくくなってしまうので、更に転倒や滑落の危険性が増してしまいます。
どうしてこの日を選んだのか、わざわざ午後から登り始めたのかは理由が分かっていません。
しかし、渋谷さん親子が登り始めたのは午後になってからであり、日没までは時間がありません。日没してからではライトがあっても道が見えにくくなってしまうので、更に転倒や滑落の危険性が増してしまいます。
どうしてこの日を選んだのか、わざわざ午後から登り始めたのかは理由が分かっていません。
2018年5月29日親子の遺体が発見される
via pixabay.com
最初に捜索していた地域とは離れた場所で発見されたことや、連絡を受けてから警察が動き始めるのには9時間の時差があり、警察の捜査ミスであるとも言われています。
では、発見された場所や状況について見ていきましょう。
では、発見された場所や状況について見ていきましょう。
発見された場所は「コクラ沢」
via pixabay.com
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