目次
- 不思議な物体!竜涎香って知ってる?
- 竜涎香とは?
- 昔から高値で取引されていた香料
- 竜涎香は香水に使われていた?
- 竜涎香の成分は?
- かつては高級香水に使われていた
- 竜涎香の価値と値段
- 基本的な値段
- 竜涎香は日本で見つけられるのか?
- 和歌山で見つかった記録
- 沖縄で見つかった記録
- 竜涎香を見つける方法
- マッコウクジラの生息域を狙う
- ひたすら海岸沿いを探す
- ひたすら海上に浮遊しているものを探す
- 竜涎香の見分け方
- 色
- 重さ
- 香り
- セルフチェックの方法
- 注意!竜涎香と間違いやすい物質
- オイルボール(廃油ボール)
- 大きめの石や岩
- 竜涎香を拾ったらどうしたらいい?販売できる?
- 竜涎香の鑑定や買取サービスの専門業者
- ヤフオクで販売
- 本人もビックリの一攫千金エピソード
- ガレージセールで購入された300円の器
- サハラ砂漠で隕石発見!
- サンタのふりをして子供に手紙を約10ドルで送って1年に1億円
- 1ピクセル1ドルで売って4ヶ月で100万ドル(約1億2000万円)
- 竜涎香を見つけて一攫千金狙ってみる?
竜涎香の主な産出国はアフリカ、インド、日本、スマトラ、ニュージーランド、ブラジルなどです。しかし、十七世紀の書物には、琉球が世界で最も多くの竜涎香を産出する国と紹介されていました。
1704年(宝永元年)の石垣島の川平村の住民が見つけた竜涎香は約100キロ(162斤130目)で粟およそ40石と引換になったそうです。今の価格1グラム2000円で換算すると2億円相当の竜涎香となります。
1704年(宝永元年)の石垣島の川平村の住民が見つけた竜涎香は約100キロ(162斤130目)で粟およそ40石と引換になったそうです。今の価格1グラム2000円で換算すると2億円相当の竜涎香となります。
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琉球王朝時代から、沖縄県は竜涎香の産地だったと言われています。黒潮の流れに乗って様々な場所から竜涎香が流れついたからという説が有力で、その品質も高かったようです。
現在でも沖縄には竜涎香に関する民話が幾つも残されています。宮古島の民話では万能薬の龍糞で窮地を生き延び、奇跡的に大金持ちになった話、渡嘉敷の民話では龍になったハブがお礼に龍糞を空から落とした話があり、貴重な香料であり万能薬であった竜涎香の知識が世代から世代へ伝承されていた文化がありました。
現在でも沖縄には竜涎香に関する民話が幾つも残されています。宮古島の民話では万能薬の龍糞で窮地を生き延び、奇跡的に大金持ちになった話、渡嘉敷の民話では龍になったハブがお礼に龍糞を空から落とした話があり、貴重な香料であり万能薬であった竜涎香の知識が世代から世代へ伝承されていた文化がありました。
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過去の琉球の古文書では竜涎香の扱いは年に17箱、50袋などと記録されています。1644年17箱、1710年50袋、1712年30袋、1714年50袋、1715年1箱、1718年2箱、1719年30袋、1731年30袋、1748年200袋、1764年150袋、1790年150袋の採取があったと記録に残っています。小ぶりのサイズのものが幾つも袋に入れられていたのが「袋」で表され、形の大きな1個はそれぞれ箱に入れられて特別に扱われていたと考えられます。
大正時代の沖縄地方の新聞の記事にも竜涎香発見の記事が紹介されています。そのころ沖縄の人は竜涎香を薬として使わっていました。そして発見されたものは出入りしていた博多の商人などに取引されたようです。
大正時代の沖縄地方の新聞の記事にも竜涎香発見の記事が紹介されています。そのころ沖縄の人は竜涎香を薬として使わっていました。そして発見されたものは出入りしていた博多の商人などに取引されたようです。
竜涎香を見つける方法
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どうすれば竜涎香を探し当てられるか、方法をいくつかご紹介します。
マッコウクジラの生息域を狙う
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竜涎香を見つけるにはマッコウクジラの生息している海域の近くを探すのが最も確率が高いと言われています。マッコウクジラは北極から南極まで世界規模で分布していて深海沖に最も多くが生息しています。
日本では小笠原諸島近海に雌と子供の群れが定住し、知床半島近海には雄が生息しています。雄は高緯度の寒流域にも進出しますが、雌と子供が暖流域の外に出ることは滅多にありません。
日本では小笠原諸島近海に雌と子供の群れが定住し、知床半島近海には雄が生息しています。雄は高緯度の寒流域にも進出しますが、雌と子供が暖流域の外に出ることは滅多にありません。
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マッコウクジラは定住している小笠原諸島近海から太平洋側を回遊する習性を持っているので、太平洋側の沿岸部を狙って探すのがいいと言われています。
ひたすら海岸沿いを探す
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竜涎香を見つけるにはひたすら海岸沿いを探すのがベストだと言われています。過去にイギリスで1500万円の竜涎香が見つかった際も海岸沿いを散歩中だったと言われています。
昔の日本には遠くから流れ着く流木、打ち寄せられた魚介類、木の実や海藻を拾う「寄せ物の文化」というものがありましたが今では昔ほど海辺の散策する人がいません。
昔の日本には遠くから流れ着く流木、打ち寄せられた魚介類、木の実や海藻を拾う「寄せ物の文化」というものがありましたが今では昔ほど海辺の散策する人がいません。
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そのため"寄せ物"の知識は知られることがなく、打ち上げられた竜涎香を見ても、気づかずに見逃しているのかもしれません。マッコウクジラの生息している太平洋側の海岸沿いに行く際は、いつもより注意深くなりながら散歩をしたいですね。
竜涎香はそう簡単には見つかりません。なんどもなんども海を歩き、もしかすると竜涎香があるかもしれないと五感をフルに意識して探しましょう。そうとうの根気がないと竜涎香は探し出せないでしょう。
竜涎香はそう簡単には見つかりません。なんどもなんども海を歩き、もしかすると竜涎香があるかもしれないと五感をフルに意識して探しましょう。そうとうの根気がないと竜涎香は探し出せないでしょう。
ひたすら海上に浮遊しているものを探す
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この方法は非常に難しい方法ではありますが、ひたすら海上に浮遊している竜涎香を探すという手もあります。クルージング船に乗ったとき、釣舟に乗った時、海水浴に行ったとき、もしかするとあなたのすぐそばに竜涎香は浮かんでいるかもしれません。
海に行く時は頭の片隅に竜涎香を置いておくのがいいでしょう。昔は捕鯨時に見つかることもあったようなので、運がよければ浮遊している竜涎香を見つけることができるかもしれません。
海に行く時は頭の片隅に竜涎香を置いておくのがいいでしょう。昔は捕鯨時に見つかることもあったようなので、運がよければ浮遊している竜涎香を見つけることができるかもしれません。
竜涎香の見分け方
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これって石?それとも竜涎香?見分け方を教えちゃいます!
色
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竜涎香は様々な色があります。白であったり、灰色であったり、黒であったり、濃い褐色であったりします。形は浜辺や海辺の小石のように丸みを帯びた楕円形、ひしがただったりもします。
海上を長期間(数年から十数年)漂っていて、太陽に照らされて、色が変化し、空気に触れ、酸化が進み、波のまにまにもまれ、引いたり満ちる波を漂流した末に海岸にたどり着きます。
海上を長期間(数年から十数年)漂っていて、太陽に照らされて、色が変化し、空気に触れ、酸化が進み、波のまにまにもまれ、引いたり満ちる波を漂流した末に海岸にたどり着きます。
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色で言うと、酸化が進んだ白い龍涎香が価値が高いと言われています。しかし黒色の龍涎香でも白には劣りますが、それなりの価値はあるので色にかかわらず発見には全力を尽くしましょう。
重さ
3 / 6