2019年3月8日 更新

竜涎香の値段と販売方法は?日本にもある竜涎香の見分け方

高級香水にも使われている竜涎香って何?マッコウクジラのう○こって本当?竜涎香について詳しく調べてみました。日本ではどこで見つかるの?竜涎香と似ている物との見分け方も一挙公開。値段っていくら?どこで販売したら高額で売れるのか。もし竜涎香を海辺で拾った時の為に必読

不思議な物体!竜涎香って知ってる?

Beach Treasures Puerto Lopez - Free photo on Pixabay (85443)

竜涎香。初めて聞く人もいるかもしれませんね!ちょっとだけ知ってる人、名前だけ知ってる人、本当に初めて知った人の為に、不思議な物体「竜涎香」について調べてみました

一見しただけではあまり見分けのつかない竜涎香。海辺を散歩している時に、もし竜涎香が落ちていたとしても、竜涎香のことを知らなかったらきっとスルーしてしまうと思いませんか?

Woman And Dog Walking The - Free photo on Pixabay (90024)

竜涎香の知識がないゆえにせっかくの一攫千金のチャンスをみすみす逃してしまっているという事になりかねないということですね。

そんな悔しい思いを避けるためにも、まずは竜涎香についての知識が必要ということです。夢を掴むチャンスを逃さないようにきちんと頭の片隅に竜涎香情報をインプットしておきましょう。

竜涎香とは?

Question Marks Punctuation Symbol - Free image on Pixabay (85449)

竜涎香とはマッコウクジラ(歯のある生き物の中では世界最大の生き物)の腸内で発生する結石で、海外ではアンバーグリス(英: Ambergris)と呼ばれる香料の一種です。しかしその情報を多くの人は知りません。知る人ぞ知る謎の物体です。

マッコウクジラの名前の由来は、まれに腸内から竜涎香(りゅうぜんこう)とよばれる抹香に似た香りのする香料が採れるためにマッコウクジラと名前がつきました。クジラの腸内で発生する物質なのに、香料に使用されるなんて不思議ですね
Wal Clouds Jump Humpback - Free photo on Pixabay (85461)

その竜涎香とは、一体どのような色や形をしているのでしょうか?またどのような成分なのでしょうか?竜涎香は黒色、灰色、琥珀色など様々な色をしている大理石模様の蝋状の固形物だそうです。後ほど詳しくお話するのでじっくり記事を見てくださいね。

大理石模様でかぐわしい匂いのする竜涎香の成分は、実はまだ不明なことも多いのですが、マッコウクジラの主食であるタコやイカの硬い嘴(くちばし)が含まれていることが分かっています。
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マッコウクジラの胃で消化しきれなかったイカやタコのくちばしが、消化分泌液と反応し、結石化され排泄されたものが竜涎香だと言われています。

マッコウクジラの脂皮は肉は食用になり、歯は工芸品、千筋はテニスのラケット用として利用されていました。竜涎香はまれに出る病的生成物なのです。
The Whale Sea Ocean - Free image on Pixabay (90088)

現在、マッコウクジラは鯨類の中で最大の生息数200万頭に達するほど資源が回復してきました。このようなことから、きっと今も日本のどこかの海岸に竜涎香は流れ着いているに違いないと思います。

昔から高値で取引されていた香料

Perfume Flacon Glass Bottle - Free photo on Pixabay (85759)

マッコウクジラの腸から排出される龍涎香は、非常に軽く、広い大海に放たれ、偶然浜辺に流れついたものを採取するという奇跡のような物体です。1986年以前、商業捕鯨(食用にする為に捕鯨すること)が禁止される前は高値ではありましたが、商業的な取引も行われていました。

昔から貴重な香料として高値で取引されていた竜涎香は1948年には金の8倍もの値がついていました。現在でも1g当たり20ドルもする高価な竜涎香は、浮かぶ金塊"Floating Gold"とも呼ばれています。

竜涎香は香水に使われていた?

Still Life Roses Perfume - Free photo on Pixabay (85766)

竜涎香は香料?!香水にも使われている竜涎香の成分について調べてみました。

竜涎香の成分は?

Whales Ocean Diving - Free photo on Pixabay (85768)

マッコウクジラが食したイカやタコが消化分泌液と反応し結石となり、排出された竜涎香の成分は一体何なのでしょうか?イカやタコの硬いくちばしが良い匂い元になる物体に変化するなんてとても不思議なことだと思いませんか?

竜涎香の成分の大半はステロイド(ほとんどの生物の体内で生合成されている重要な合成物で、生命維持に重要なホルモン類のこと)です。
Dihydroprogesterone Molecule - Free image on Pixabay (85771)

コプロスタノールとアンブレインというステロイドが大半を占めていて、アンブレインの含有率が高いものほど、高品質な竜涎香だと言われています。竜涎香が海中を浮遊している間に、日光と酸素により、酸化分解され、様々な匂いを持つ化合物が生成されるのです。
Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (85876)

竜涎香の化学成分の大半はステロイドということは分かってはいますが、希少価値が高い為、研究も進んでおらず正式には分かっていないことも多いと言われています。

竜涎香そのものは以下のようなもので出来ているのは?と言われていますが、それもやはりまだ謎な部分が多いのが事実です。

Humpback Whale Breaching Ocean - Free photo on Pixabay (90006)

①結石
②排泄物、不消化物が科学的な変化によって効果したもの
③イカ・タコのクチバシが宿便のように硬化したもの
④寄生虫が引き起こした病気の産物
⑤小腸後端部にあるクチクラの内層から特殊な分泌によって出来たもの

かつては高級香水に使われていた

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