2019年9月17日 更新

深川通り魔殺人事件の概要や犯人の生い立ちとは?犯人の現在の様子も

通行人を次々に殺害し、人質を使って立てこもりを続けた犯人。この事件は、犯人の逮捕される姿が世間に大きな衝撃を与えますが、それ以上に逮捕後の供述や落語家小遊三との関係も注目された事件です。この記事では、犯人の生い立ちから現在の様子など詳細にご紹介していきます。

目次

逮捕時の異様な姿が衝撃的だった深川通り魔殺人事件の真相

Police Arrest Detention - Free photo on Pixabay (636436)

犯罪行為には、手口や犯人の生い立ち、被害者との関係性や被害など、それぞれに注目された事柄が存在します。深川で発生した通り魔殺人事件もまた、あらゆる面が注目された事件です。深川通り魔殺人事件は、逮捕時の犯人の風貌が世間に大きな衝撃を与えました。

しかし、逮捕時の様子以上に、世間に衝撃を与えた事柄が数多く存在します。この記事では、深川通り魔殺人事件の詳細と犯人の生い立ち、そしてどのような事柄が注目を集めたのか詳細にご紹介していきましょう。等事件は、逮捕後も被害者やその遺族、そしてまったく無関係な著名人まで苦しめ続けた事件なのです。

深川通り魔殺人事件とは

Killer Horror Jimmy - Free photo on Pixabay (636437)

深川通り魔殺人事件は、今から何十年も前に起こった事件です。当時の報道を鮮明に覚えている人は、少ないでしょう。深川通り魔殺人事件に限らず、多くの事件は、犯人逮捕と同時にほとんど報道されなくなります。

そして、次第に世間から忘れられ教訓や、事件が与えた衝撃まで消し去ってしまうのです。ここからは、深川通り魔殺人事件とはどのような事件だったのか、ご紹介します。もう一度、深川通り魔殺人事件について、思い出してみましょう。

1981年6月東京都江東区の路上で主婦や児童が包丁で刺される

People Knife Stabbing - Free photo on Pixabay (636438)

深川通り魔殺人事件は、1981年6月17日、午前11時に発生しました。1981年は、ゆとり教育が実施され始めたり、有名スポーツ選手やアイドルが引退した年でもあります。深川通り魔殺人事件は、午前11時という時間帯に発生したことから、被害者の多くは買い物途中の女性、そして女性が連れていた小さな子供たちでした。

東京都江東区森下の商店街で、包丁を持った男が次々に主婦、そして児童を襲い続けた、無差別殺人事件です。

乳児を含む4人死亡・2人が怪我を負う

Feet Children'S Baby - Free photo on Pixabay (636439)

深川通り魔殺人事件では、当時29歳の男性が包丁を使い、次々に通行人を刺していきました。事件発生が昼間の商店街であったことから、被害者たちの悲鳴を聞き、店内から現場へ駆けつけた人々もいます。このように、店内から駆け付けた人々も襲い、被害者は児童1人、乳児1人、その母親など4人が死亡しました。

2人は、包丁で襲われたものの、一命をとりとめます。加害者男性は、次々に通行人を攻撃した後、現場に駆け付けた女性1人を拘束しました。

包丁で刺した男性は通行人女性を人質に立てこもる

Fear Woman Stop Violence Against - Free photo on Pixabay (636440)

商店街に居合わせた人々を刺し、さらに現場に駆け付けた女性1人を連れ、加害者男性は商店街内にあった中華料理店に入ります。中華料理店は営業時間外であったことから、客はいませんでした。

しかし、店内にはその店を経営している家族たちがおり、路上で拘束した女性1人と中華料理店の家族数人を人質に、加害者男性は立てこもります。この時ようやく、警察に通報が入り、事件が発生した商店街に警察が駆け付け、加害者男性が立てこもっていた中華料理店を包囲し始めました。

立てこもり先の家族は裏口から逃げだす

Silhouette Man Runners - Free image on Pixabay (636441)

女性1人、そして複数人の人質がいたことから、警察は加害者男性の説得を試みます。警察は根気強く説得を続けるものの、加害者男性は要求に応じず、人質も解放されません。加害者男性は警察に向け、様々な要求を提示しますが、そのどれもが理解不能な発言であり、警察も困惑します。

立てこもりが発生してから数時間たった午後6時50分頃、加害者男性の隙をつき、立てこもり現場となった中華料理店の家族数人は、脱出に成功しました。しかし、まだ女性の人質がいます。

立てこもり男性は2階でさらに立てこもりを続ける

Vintage House Bicycle - Free photo on Pixabay (636452)

中華料理店の家族が逃げたことを知った加害者男性は、なおも中華料理店で立てこもりを続けます。加害者男性は、中華料理店の1階で立てこもっていましたが、人質に勝手口から逃げられたため、立てこもり場所を2階に移しました。

加害者男性は、商店街の路上で拘束した女性の首や肩、背中に数十か所も傷をつけ、さらに「人を殺してきた」と脅し、1人残された女性に恐怖と苦痛を与え続けます。女性は、体中に傷があったものの、意識を保ち続けました。

人質に取られていた通行人女性が逃げだす

Worried Girl Woman Waiting - Free photo on Pixabay (636454)

加害者男性は、立てこもりを続けながら、警察やメディアに要求を続けます。自身をクビにした人物や、不採用にした人物を連れてこさせ、現場にいるメディアの前で謝罪させろと要求しました。この行動には、自身を虐げた人々にメディアの前で恥をかかせ、店を倒産に追い込む狙いがあったと言われています。

しかし、警察が応じることはなく、立てこもりは長時間続きました。立てこもりの様子は、多くのメディアで生中継され、世間に衝撃と恐怖を与え続けます。立てこもりから7時間以上経過した頃、満身創痍であった人質女性が逃げ出すことに成功しました。

警察官が突入し男性を現行犯逮捕

Police Baltimore Officer - Free photo on Pixabay (636457)

立てこもり現場となった中華料理店の家族が逃げ出してから、1人恐怖に耐え続けた女性は、加害者男性の一瞬の隙をついて、店外に逃走します。その瞬間、中華料理店の外で待機していた大勢の警察官が、一斉に店内に突入しました。

警察官の突入に、加害者男性は持っていた包丁を振り回し応戦しようとしますが、抵抗も虚しく大勢の警察官に取り押さえられます。この時、加害者男性が激しい抵抗を見せた事を裏付けるように、逮捕直後異様な姿でメディアの前に現れました。

テレビ中継され世間を騒がせた

Children Tv Child - Free photo on Pixabay (636458)

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