目次
- 沙織事件とは?
- 沙織事件の詳細
- 男子中学生の万引き
- 世間の反応
- 開発会社や家電販売店の強制捜査
- 猥褻図画販売目的所持罪で逮捕
- 沙織事件には当時の時代状況が関連?
- 東京・埼玉連続誘拐殺人事件
- 有害コミックとの関連性
- オタクに対してのバッシング
- パソコン所持者に対する偏見
- コンピューターゲーム「177」事件
- 沙織事件で問題になった作品
- 沙織-美少女の館
- ドラゴンシティX指定
- 天使たちの午後3 番外編
- 天使たちの午後Ⅳ~ゆう子~
- 沙織事件の影響
- 18禁シール
- コンピューターソフトウェア倫理機構の設立
- 18歳未満のキャラクターに対する規制
- その後の年齢制限の細分化
- 沙織事件のその後と関連会社の対応
- フェアリーテール
- キララ
- ジャスト
- 沙織事件以降のアダルトゲーム関連事件
- 「下級生」ディスク叩き割り事件
- 北海道・東京連続少女監禁事件
- アダルト業界が抱える現在の問題
- ゲームの影響力を物語るゲーム関連の事件
- ガンダムオンライン死傷事件
- グランド・セフト・オート
- エバークエスト
- コールオブデューティー
- ゲームについての議論
- ゲーム脳
- 年齢制限による「禁断の果実効果」
- WHOによる「ゲーム障害」認定
- 沙織事件の影響は大きかった
アダルト関連の規制は厳しくなったものの、現在はパソコンやスマホの普及により、誰でも簡単にアダルト関連の動画やゲームを購入できるようになりました。 それによって違法ダウンロードの問題が現在のアダルト業界の問題点と言えるでしょう。
また携帯等の無料コンテンツの規模増加もあり、アダルトゲーム業界は衰退の危機にあると言われています。アダルトゲームが簡単に出来る手軽さがある反面、不正プレイや違法DLなども増えてしまいました、日々取締りもだんだん厳しくなってきていますが、まだまだ根深い問題ではあります。
また携帯等の無料コンテンツの規模増加もあり、アダルトゲーム業界は衰退の危機にあると言われています。アダルトゲームが簡単に出来る手軽さがある反面、不正プレイや違法DLなども増えてしまいました、日々取締りもだんだん厳しくなってきていますが、まだまだ根深い問題ではあります。
ゲームの影響力を物語るゲーム関連の事件
via pixabay.com
最近のゲームはさらにリアリティを増し、よりリアルなゲームが楽しめる反面、現実世界と区別がつきにくくなっています。いかにゲームが日々の日常生活や精神的に影響を与えるのか、ゲームが原因で起きてしまった事件をご紹介していきます。
ガンダムオンライン死傷事件
via pixabay.com
この事件は、アニメ・ガンダムのゲーム中に音声チャット上で「お前、弱い」「使えない」「下手くそ」などと口論になった事が原因で起きた事件です。
事件を起こした二人は、12年前にゲームセンターで知り合い、その後も交流がありました。それぞれの自宅でパソコンのオンラインゲームをしていたところ、言い争いに発展し、カッとなった一人が包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。もう一人の男性は腹部を刺され、重傷だったということです。
事件を起こした二人は、12年前にゲームセンターで知り合い、その後も交流がありました。それぞれの自宅でパソコンのオンラインゲームをしていたところ、言い争いに発展し、カッとなった一人が包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。もう一人の男性は腹部を刺され、重傷だったということです。
グランド・セフト・オート
via pixabay.com
この「グランド・セフト・オート」は、主人公であるプレイヤーはストリートギャングとなって、組織の指示で犯罪を実行し、人を殺すとポイントが加算される内容の人気ゲームです。ゲーム内では車を奪ったり、人を簡単に殺したり出来るかなり自由度の高いゲームで、このゲームをプレイしていた人による事件は多く起こっています。
ある事件は54歳のタクシー運転者が、19歳の少年にめった刺しにされて死亡した事件です。少年はタクシー代を払わず、強盗目的で運転手を殺しました。警察への供述で「グランド・セフト・オート」にはまっていたと話しています。
被害者の遺体を後部座席に乗せたまま、タクシーを盗んで逃亡しようとしたが運転の仕方を知らなかったため失敗しました。駆けつけた警官には、殺しはゲームの中では簡単なように思えたと語っていることから、この事件はゲームの影響が強いことが伺えます。
ある事件は54歳のタクシー運転者が、19歳の少年にめった刺しにされて死亡した事件です。少年はタクシー代を払わず、強盗目的で運転手を殺しました。警察への供述で「グランド・セフト・オート」にはまっていたと話しています。
被害者の遺体を後部座席に乗せたまま、タクシーを盗んで逃亡しようとしたが運転の仕方を知らなかったため失敗しました。駆けつけた警官には、殺しはゲームの中では簡単なように思えたと語っていることから、この事件はゲームの影響が強いことが伺えます。
via pixabay.com
また他の事件では、自宅の居間でくつろいでいた祖母が8歳の孫に撃たれて死んだ事件がありました。祖母の頭を背後から撃ち抜いていて、グランド・セフト・オートをプレイしていたことから、このゲームが原因だとしています。
一方ではこのゲームの名を取り「GTAギャング」とロシアのメディアが報じているグループが存在しました。数か月で15人近くを殺害したとみられ、深夜にモスクワ郊外の車道に金属製の鋲を撒いて通りがかった車のタイヤをパンクさせ、止まった車の運転手を射殺して逃走するというのがその手残忍な手口です。
このゲームはかなりの問題はあるとはいえ、絶大な人気があり、全世界で売れまくっているゲームです。禁止している国もあり、ゲームと暴力に直接的な因果関係があると言う心理学者もいます。
一方ではこのゲームの名を取り「GTAギャング」とロシアのメディアが報じているグループが存在しました。数か月で15人近くを殺害したとみられ、深夜にモスクワ郊外の車道に金属製の鋲を撒いて通りがかった車のタイヤをパンクさせ、止まった車の運転手を射殺して逃走するというのがその手残忍な手口です。
このゲームはかなりの問題はあるとはいえ、絶大な人気があり、全世界で売れまくっているゲームです。禁止している国もあり、ゲームと暴力に直接的な因果関係があると言う心理学者もいます。
エバークエスト
via pixabay.com
2007年10月、21歳の少年が自分のパソコンの前で頭を撃ち抜いて自殺した事件がありました。発見されたとき、すでに彼は亡くなっていて、スクリーンではまだエバークエストのゲームが続いていたそうです。
母親ほかにも問題があったことは認めたが、自殺の原因はゲームだと断定したのです。彼はゲーム依存から抜け出すことができず、立ち上がってパソコンの前を離れる、ただそれだけのことすらできなくなったといいます。悲劇的なゲームの結末に自らの人生も重ね合わせてしまったのだと母親は言っています。
母親ほかにも問題があったことは認めたが、自殺の原因はゲームだと断定したのです。彼はゲーム依存から抜け出すことができず、立ち上がってパソコンの前を離れる、ただそれだけのことすらできなくなったといいます。悲劇的なゲームの結末に自らの人生も重ね合わせてしまったのだと母親は言っています。
コールオブデューティー
via pixabay.com
このゲームのプレイヤー2人が1.5ドル(約170円)を賭けてオンライン対戦していたことを発端に、「スワッティング」と呼ばれる悪質なイタズラ行為を何者かが行い、最終的にカンザス州在住の28歳の男性が警察官に射殺されてしまうという事件が発生しました。
スワッティングというのは緊急通報用電話番号などを悪用し、イタズラの対象となる人物のもとに警察官やSWATを派遣させるというものです。スワッティングはもともとインターネット上での嫌がらせを発端としたもので、過去にはスワッティングの容疑を40件もかけられ起訴された17歳の少年などもいます。
スワッティングというのは緊急通報用電話番号などを悪用し、イタズラの対象となる人物のもとに警察官やSWATを派遣させるというものです。スワッティングはもともとインターネット上での嫌がらせを発端としたもので、過去にはスワッティングの容疑を40件もかけられ起訴された17歳の少年などもいます。
ゲームについての議論
via pixabay.com
これまでゲームには日常生活や精神的にも影響を与えてしまうような依存傾向があると説明してきましたが、ゲームについては様々な議論がされています。どのようなことが挙げられているのか見ていきましょう。
ゲーム脳
via pixabay.com
ゲーム脳は、日本大学文理学部体育学科教授で脳科学者を自称する人物である森昭雄が、出版した著書「ゲーム脳の恐怖」において提示した前頭前野のβ波が低下した状態を表す造語です。その後マスメディアや教育者に支持され話題となった言葉ですが、皆さんも一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
「テレビゲーム」「携帯電話のメール入力」「パソコン」「インターネット」といった電子機器の操作が人間の脳に与える悪影響が「ゲーム脳」を作るといいます。
「テレビゲーム」「携帯電話のメール入力」「パソコン」「インターネット」といった電子機器の操作が人間の脳に与える悪影響が「ゲーム脳」を作るといいます。
年齢制限による「禁断の果実効果」
via pixabay.com
年齢制限による「禁断の果実効果」とは、年齢制限が逆効果になってしまっていることを表します。ゲームソフトのレーティングは暴力描写など年齢にふさわしくない内容から年少プレイヤーを守るためのものだったのに、禁じられたものほど魅力的に感じてしまうのです。
年齢制限による「禁断の果実効果」があるのか調査が行われ、その結果、年齢制限があるものが魅力的に感じる傾向があることがわかりました。この結果は7、8歳の子供にも見られ「禁断の果実効果」に気を付けなければならないでしょう。
年齢制限による「禁断の果実効果」があるのか調査が行われ、その結果、年齢制限があるものが魅力的に感じる傾向があることがわかりました。この結果は7、8歳の子供にも見られ「禁断の果実効果」に気を付けなければならないでしょう。
WHOによる「ゲーム障害」認定
via pixabay.com
世界保健機関であるWHOは、「ゲーム障害」を精神疾患として正式に認定したのです。ゲーム障害の特徴的な症状は、「ゲームをする時間や頻度を自分で制御できず、ほかの活動よりもゲームを優先させる程度が甚だしいこと」、「ほかの関心や日常的な活動よりゲームが優先で、悪影響が生じていてもゲームを続ける、または増やす」という状態を示します。
WHOは、ゲーム障害は比較的まれな症状であると指摘し、ゲーム障害になるのは、デジタルゲームやビデオゲームをする人のごく一部であることが研究によってわかっているものの、精神疾患として認定されたことでより身近な疾患になったことでしょう。
WHOは、ゲーム障害は比較的まれな症状であると指摘し、ゲーム障害になるのは、デジタルゲームやビデオゲームをする人のごく一部であることが研究によってわかっているものの、精神疾患として認定されたことでより身近な疾患になったことでしょう。
4 / 5