2019年5月27日 更新

イグノーベル賞の日本人受賞者一覧!面白い研究テーマと気になる賞金も

イグノーベル賞というものをご存知でしょうか?笑える、そして考えることをテーマにしたこの賞で実は日本人が一番賞をとっています。研究テーマも面白いものが多くあります。賞金も全く出ない変わった賞、 日本人受賞者一覧と共に紹介します。

文学賞

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文学賞では「複雑な製品を使う人のほとんどはその取扱説明書を読まないということを記録したことについて」でが受賞となりました。これは身に覚えのある人も多いのではないでしょうか。特に電化製品などの説明書は分かれば後はどうでも良いと思う人も多いでしょう。

なぜ取扱説明書ちゃんと隅から隅まで読まないのかと聞くと大抵が専門用語が多すぎて意味がわからないと答えが返ってきます。読まない人は男性よりも女性が多いのもそれが理由なのではないでしょうか。

医学教育賞

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医学教育賞では「座位で行う大腸内視鏡検査ー 自ら試してわかった教訓」で堀内朗氏が受賞となりました。堀内氏は昭和伊南総合病院消化器病センター長です。この研究をはじめたきっかけというのは堀内氏の職業に関係があります。 内科医の堀内氏は大腸癌が増えてきている事に危機を感じていて、それを防ぐために内視鏡検査お気軽に受けて欲しいと常に思っています。

しかし現段階に内視鏡検査は恥ずかしさや苦しさからあまり受けたくないと思う患者もいるようです。そのため笑いも交えて大腸内視鏡検査の大切さを発表する事となりました。

平和賞

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平和賞では「非常に多くの人の、自動車運転中に叫んだり暴言を吐く頻度、動機、そしてその効果を測定したことのついて」というテーマでフランシスコアロンソ氏他6名が受賞となりました。この研究は車に乗ったときどういった態度になるかを立証したものです。

車はある意味密室空間です。その中では他人の目を気にする必要も無く取り繕う必要もありません。運転中声を荒げる等いった行為は「運転の侵略」といい、重大な事故につながる恐れがある事が発表されました。

生殖医学賞

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生殖医学賞では「男性器の勃起に関して切手を使った検査の研究について」というテーマでジョンバリー氏ミシェルブイロー氏が受賞となりました。これはちょっと下ネタの話とつながるので読む場合は注意して下さい。一応、まっとうな研究です。

実験では自分野男性器に切手を巻きつけ、翌朝切手が破れているかを確認して男性自身が機能しているかどうかを確認するものです。成人男性だと平均1〜5回、一晩にぼっ基するようです。

経済学賞

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経済学賞では「従業員が呪いの人形(ブードゥー)を使って上司に報復することで効果が出るかどうかを調査」で受賞となりました。このタイトルを聞いたとき世の上司の方は青ざめたのではないでしょうか。ブードゥー人形にはいろんな説があるようですが、今回は「呪い」について研究しました。

プレゼンテーションではブードゥー人形を上司に見立ててピンで指したり殴ったりする事でストレスが解消され仕事効率が上がったという結果がわかったことが証明されました。

日本人の受賞者

Mt Fuji Volcano Mount - Free photo on Pixabay (313905)

実はイグノーベル賞は日本人が常連なんです。1992年の医学賞を受賞して以来、毎年受賞しています。2018年度時点で計24回、受賞していることになります。日本以外ではイギリスも常連です。では各賞に合わせて紹介していきます。

医学賞

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医学賞では1992年に「足の臭いの原因となる化学物質の研究」という研究で神田不二宏氏が受賞となりました。 イグノーベル賞では日本人初の受賞者となります。この研究は「自分の足を臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人は臭くない」と言う発想を元に研究をし発表したのですが、それが企画側に大好評で結果、受賞となったようです。

この研究をした形は 資生堂研究員の方です。 職業上匂いには特認敏感な方も多いのでこの研究をしたのもうなずけるでしょう。

心理学賞

Pigeons City Paddling - Free photo on Pixabay (297373)

心理学賞では1995年「ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功したことに対して」という研究で渡辺茂氏以下2名が受賞となりました。人はピカソの絵とモネの絵を絵のタッチなどを見て判別することが可能です。それを鳩にさせるにはどうすればいいかという実験を行いました。

色々な実験を経てわかったことは 鳩は絵をを認識できるということでした。しかも絵の良し悪しも理解していることがわかりました。このことから鳥と人間には複数共通点があることがわかりました。

生物多様性賞

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生物多様性賞では1996年「岩手県の岩石からミニ恐竜、ミニ馬、ミニドラゴン、ミニ王女など1000種類以上に及ぶ【ミニ種】のかせきを発見したことに対して」で岡村長之助氏が受賞となりました。 実際この賞を受賞した岡村長之助さんは 残念ながら故人となっており、授賞式に出席することは叶いません。

岡村長之助市は精神病院の院長であり化石研究を余技としていました。 そして1995年 、アール.スパマーという岡村長之助を研究した第一任者の力によって、彼の中世界中に広がるきっかけとなりました。

生物学賞

Woman Gum Bubble - Free photo on Pixabay (297375)

生物学賞では1997年「噛んでいるガムの味で人の脳波は変わるのか」という研究で柳生隆視氏が受賞となりました。関西医科大学勤務の柳生氏ならではの着眼点と言えるでしょう。食事をよく噛んで食べるという行為は今も昔も変わっていません。

噛むという行為は脳に程よい刺激を与えることは今では常識 と言えるでしょう。 最近では硬い食べ物を好まない若い方が増えてきているので 噛むという行為の大切さををしっかり教えていく必要があるのではないでしょうか?

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