2019年6月8日 更新

ギフハブという組織は実在する?ASKAが語ったギブハブとは

ASKAが長い期間、ブログやテレビで存在を主張し続けた「ギフハブ」とはどのような組織なのか。果たして本当に実在するのか。各メディアが一斉に報道し、世間を騒がせたあの事件を覚えていますか?当時を振り返り、謎を解いていきましょう。

目次

3度目の逮捕、裁判の後は活動を自粛し、世間から事件の衝撃が忘れ去られ始めていた2017年に、ASKAは再び逮捕されます。覚せい剤使用の再犯率は7割を超えているとはいえ、薬物依存治療の専門病院に入院し社会復帰を目指していたASKAになぜこのような事態がおきてしまったのでしょうか。

またこの逮捕には、「ギフハブ」が深くかかわっています。ASKAと「ギフハブ」の関わりから逮捕に至るまでの経緯を細かくご説明します。

2016年1月ブログを公開

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2014年から始まった活動自粛ですが、2016年1月にその沈黙は破られます。それは所属事務所からの発表は一切なく、またレコード会社も関わっていないブログという形でした。

このブログを発表した時点で妻の洋子さんとは離婚をしていませんでしたが、同年の7月に6月時点で離婚をしていることを明かしています。覚せい剤で逮捕されても、裁判で愛人への愛を語っても離婚しなかった洋子夫人でしたが、もしかしたらブログをきっかけに離婚の選択を決めたのかもしれません。そんな考えが浮かぶほど、ブログの内容は強烈なものでした。

盗聴被害・薬物事件の経緯について綴られる

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ブログは約12万字、原稿用紙300枚分にも及ぶ長いものでした。このブログを全文読んだ方は、かなり根気のいる作業だったことでしょう。そんな長文であっても、公開数日間で500万PV超の反響があったようです。

注目される内容ですが、まずはファンへの謝罪、そして自身の音楽人生を綴っています。その後、飯島愛さんとの友人関係について語り、彼女からネットの恐ろしさを教えられた、また時を同じくしてネットストーカーにより盗聴盗撮被害にあった女性の友人が自死を遂げてしまったと続けています。

ASKAはその友人のために、ネットサーフィンをしながらその盗聴盗撮被害について調べているときに、自身もネットストーカー集団より盗聴されていることに気が付いたと告白しています。薬物事件の経緯についても、詳しく書かれていました。

2016年7月 自分について振り返るブログを公開

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前回のブログから半年の沈黙を経て、ブログが再開されました。ブログによると、ASKAは盗聴盗撮集団について書いたことにより周囲の人間から覚せい剤依存の後遺症と判断されたため、医療保護入院をさせられていたということでした。医療保護入院とは精神に障害をきたしている人間が自分の判断で医療にアクセスできない場合に、強制的に入院させるための法的な入院形態のひとつです。

しかしASKAは自分はそのような精神状態になくいたって正常で、入院が必要と判断されてしまったのは盗聴盗撮集団の存在を周囲に信じてもらえないためと言っています。また退院後は、盗聴盗撮集団の証拠となるものをもち弁護士やプログラマーに相談していることを明かしています。

2016年11月「ギフハブ」という組織に盗聴されていることを自ら発言

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某ワイドショーの電話取材に答えたASKA。このとき初めて「ギフハブ」というワードが登場します。

「ギフハブ」という組織が存在していて常に自分を監視している。携帯に監視のためのアプリが埋め込まれ、昨日それを発見したため削除した。これはかなりの日本人が同様のことをされているが、日本で「ギフハブ」の存在に気が付いたのは自分である。

このような内容を、記者相手に繰り広げました。このASKAの発言から、ネットで覚せい剤使用を疑う声が飛び交ったのは言うまでもありません。

「盗撮・盗聴されている」と自ら警察に通報

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2016年11月25日夜、ASKAは自ら警察に通報しました。通報の理由は「盗聴、盗撮されている」というもの。この時点で言動は意味不明であったと報道されています。

「ギフハブ」の被害に関してブログやテレビで発信してきたASKAは、通報することで自分が被害にあっているということが証明されると思ったのかもしれません。しかし、一般の人間から見ればそれはただの異常行動にしか映りませんでした。彼がなにをもって、警察が信用して盗聴盗撮集団を捜査してくれると思ったのかは定かではありません。

覚せい剤取締法違反容疑の疑いで逮捕

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通報から3日後の11月28日、覚せい剤取締法違反(使用)の容疑でASKAは再び逮捕されました。言動が異常であったことから尿検査を行い、覚せい剤の陽性反応がでたことからの逮捕でした。

逮捕前にマスコミ各社は、逮捕されるであろうことを報道しました。これに対しASKAはブログで、マスコミのフライング報道であり、自分の尿から覚せい剤反応がでることはあり得ないと反論しています。

しかしその反論もむなしく報道から数時間後にASKAは逮捕されました。前回の逮捕同様、ファンはもちろん、一般の人たちにとってもかなり衝撃的なニュースとなりました。

2016年12月嫌疑不十分とし不起訴処分

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尿検査で覚せい剤の陽性反応がでたために逮捕されたASKAでしたが、容疑を全面的に否認しました。採取された尿は自分の尿ではなく、採取時にお茶とすり替えたと発言したのです。採取時は妻と捜査員が立ち会っていたようですが、手元までは確認できていなかったそうです。

このため尿がASKAのものであると証明することが難しくなり、嫌疑不十分で不起訴処分となりました。しかし、不起訴となったとはいえ尿をお茶にすり替えるという不可解な行動は、世間がASKAの覚せい剤使用を疑うのに十分な材料になったことでしょう。

「ギフハブ」に関するASKAの主張

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不起訴になったとはいえ、再び覚せい剤使用で逮捕されてしまったASKAですが、その逮捕のきっかけの一つともいえる「ギフハブ」について語った内容とはいったいどのようなものだったのでしょうか。

ASKAはブログでは度々この「ギフハブ」に関して、世間に情報を提供しています。逮捕直前には記者やアナウンサーに自分が「ギフハブ」からどのような被害を受けているのか、具体的に説明をしています。ここではASKAの主張を整理していいきましょう。

「ギフハブ」というストーカー集団がいる

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ASKAによると「ギフハブ」は盗聴、盗撮を行っているストーカー集団で、その存在は表には出ておらず、いわゆる秘密組織のようなものだそうです。「ギフハブ」の盗聴、盗撮の被害にあっている人間は多数いるという主張をしています。

この「ギフハブ」の存在に気が付くより先に、飯島愛さんや友人の女性が盗聴、盗撮被害にあっており、それがきっかけでネットで情報を探し始めたとのこと。ネットでその存在を探せる秘密組織というのも、かなりセキュリティが甘い気がしますが、ASKAはそのように語っています。

テクノロジー犯罪集団

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