2019年10月23日 更新

遠山美枝子とは?遠山美枝子の生い立ちや連合赤軍やリンチ事件の概要

学生運動から暴力革命を目指し始めた組織の1つが連合赤軍です。遠山美枝子もそのメンバーの1人でしたが、仲間内でのリンチの対象とされ、無残な死に方をしてしまいました。今回は遠山美枝子の生涯を通し、連合赤軍の正体や彼女が犠牲となったリンチ事件について紹介します。

目次

永田洋子率いる革命左派は、武力を持って革命戦争を目指しており、山に籠る直前には上赤塚の交番で警察官を銃殺し、真岡銃砲店などを襲撃して拳銃や弾薬などを強奪したことで、指名手配されていました。

また、逃亡しようとした同士2名をこの時点で既に殺害、遺体遺棄していた為に街で目立った動きをすることが出来なくなります。森恒夫率いる赤軍派もまた、直前に活動資金調達の為、銀行強盗をして指名手配されていたのです。

しかし、革命戦争を諦めていない両組織は、人目を避けて軍事訓練をすることを目的とし、山を転々としながらアジトを築きました。その最中に起きた集団リンチ事件だった為、この事件のことを「山岳ベース事件」とも呼びます。

リンチ大量殺人事件

Stop Fear Violence Against - Free photo on Pixabay (713134)

革命左派は活動資金が無く、赤軍派は銃や弾薬が無いということで、互いの利害関係は一致した為、共闘することになりました。

しかし、森も永田もリーダーとしての主導権を巡り、チャンスを窺っていたのです。最初のきっかけは、新倉ベースと呼ばれる赤軍派のアジトに、革命左派が訪れる際「水筒」を持って来なかったという理由で、森が永田を責めたことです。

これに対抗するべく永田が目を付けたのは、遠山美枝子の「指輪」でした。リーダーの主導権争いというチンケな争いから、いつしか互いに真の共産主義者や革命戦士になるのだという目的を利用し、互いに糾弾し合いが始まります。心を入れ替える為だとすぐに暴力を振るうようになり、気が付けば集団リンチでの大量殺人事件となってしまうのです。

あさま山荘事件での逮捕がきっかけで判明

Riot Violence Anarchy - Free vector graphic on Pixabay (713137)

1972年(昭和47年)2月28日(月)、軽井沢にある「浅間山荘」に鉄球が打ち付けられ、機動隊が山荘に突入するシーンを覚えている人も多いでしょう。この突撃シーンは生中継され、視聴率約90%と言われる程、日本中がテレビの前で見守る事件となりました。

俗に言う「あさま山荘事件」は、のちに小説や映画にもなり、昭和史に残る大きな事件として有名ですが、実は山荘に立て籠もっていたのは、山岳ベース事件の残党だったのです。

集団リンチで多くの同志たちが死に、ベースからの逃亡者も出た上、最期には街に出ていた森と永田も逮捕されてしまい、山に残っていた残党が浅間山荘に立て籠もったのが「あさま山荘事件」です。しかし、この残党たちが逮捕された後、犯人達の供述で集団リンチ事件が判明し、世間を更に震撼させることになるのです。

山中に山岳ベースと呼ばれる山小屋を建設

Abandoned Haunted Ghost - Free photo on Pixabay (713147)

連合赤軍は山岳ベースというアジトを、廃材やトタンなどを利用して粗末な小屋を建設し潜伏していました。しかし、山というのは誰も来ないと思っていても、案外登山客や山菜取りの客などがいるものです。

不審な建物や汚れた姿の若者を目撃する人も多々現れ、その度に連合赤軍はアジトを変えていきました。時には、ただの岩陰にシートを張るだけのような場所もあり、冬山の生活は若者達の体力も神経も衰弱させていったことでしょう。

時には廃屋の風呂場を利用して、風呂に入ることもあったようですが、たいした着替えも無く、何人もの遺体を遺棄した若者達は異臭を放っていたと目撃者は述べています。

総括と呼ばれる取締りが行われた

One Against All - Free photo on Pixabay (713152)

「総括(そうかつ)」とは、個々のものを1つにまとめることですが、共産主義者や左翼組織でも総括は、活動を振り返り、改善点を探るなどを皆で話し合う、反省会のようなものとして行われていました。

しかし、何度か触れていますが、共産主義者という者はとかく権力欲が強く、自分が正しいと思う意見以外は受け入れることは出来ない種族なので、総括も吊し上げや糾弾になりやすい傾向があるのです。

連合赤軍は、当初からリーダー森と永田の主導権争いからスタートしている分、総括は互いの配下にいる者達の粗探しや、人格否定までに発展し、真の共産主義化をさせるという理由を付け、暴行にまでエスカレートしていきました。

12人が死亡する

Crime Scene Silhouette Body - Free vector graphic on Pixabay (713154)

元々革命左派のアジトであった榛名ベースに赤軍派が全員集まったのは、1971年(昭和46年)の年末です。最終的には、革命左派19名、赤軍派9名の総勢28名のメンバーがいました。

しかし、その内12人がわずか一ヶ月半足らずの内にこの場所で総括され、次々と死んでいくのです。永田達が先に殺害した逃亡者を合わせると、14名が殺されています。

中国や北朝鮮、韓国、かつてのソ連などを見ても分かるように、共産主義者や新左翼主義の輩が独裁政権に収まると、少しでも逆らう者は皆、こうして殺戮や粛正に遭い、簡単に殺されてしまうということを覚えておきましょう。

連合赤軍とは

Soldiers Military Army - Free vector graphic on Pixabay (714960)

何度か触れていますが、共産主義・社会主義という思想は元々ユダヤ人が生み出したものです。国を持たない彼らは世界中で革命を起こしながら、特権階級(皇帝や王、貴族など)を打ち倒し、今もあらゆる特権を奪い続けています。

今も共産党や旧民主党達が「市民」という言葉を使うのは、何処の国民でも無かったユダヤ人達が使い始めた言葉で、他国のスパイだという証拠なのです。しかし、当初暴力革命を叫んでいた共産党や社会党は、学生達を扇動するだけした上で、表面上はその思想から手を引きました。

その為、暴力革命を諦めきれなかった学生達は、新たな組織を立ち上げては、分裂を繰り返した為、たくさんの派閥が出来上がったのです。ここでは改めて、その中の1つであった連合赤軍について解説していきます。

1971年から1972年に掛けて活動した

Winter Mountain Climbing - Free photo on Pixabay (714980)

元々別の組織であった2つが合流して、共闘を掲げ手を組んだのが「連合赤軍」ですが、結成自体も山岳ベースの中で行われました。

その為、活動らしいことはしておらず、彼らは総括という名の糾弾やリンチをして、多くの仲間を殺していただけなのです。そして、残党が浅間山荘に立て籠もり、機動隊と銃撃戦を繰り広げた「あさま山荘事件」が最後の活動となりました。

結局、暴力革命を夢見て集まった連合赤軍は、たった2ケ月ほどの期間で終焉を迎えています。

日本のテロ組織

Criminal Police Reaction Force - Free photo on Pixabay (714984)

本来の右翼(保守・国粋)、左翼(急進・革命)は、まず「愛国心」有りきな存在でした。国や国民が幸せに暮らす為に、いかにすれば良いのかと語り合う時、皆が同じ意見の必要はありませんが、相手の意見を受け入れることもするものです。しかし、ユダヤのコミンテルン達が世界中に入り込んでからは、どちらもおかしな存在となってしまいました。

例えば日本の左翼も右翼も、在日朝鮮人または韓国人が動かしており、戦後「愛国心」を日本人から奪う為の洗脳、扇動ツールと化しています。現在、少しでも愛国発言をしたり、ただ悪さをする韓国人や朝鮮人を嫌いというだけでも「ネトウヨ!(ネット右翼)」と罵倒されてしまうことでも、日本人では無い人達が工作していることが分かるでしょう。

連合赤軍も、学生達が新たに作った新左翼組織の1つで、暴力革命を目指す過激派と呼ばれるテロ組織です。同じ頃、分派して誕生した中核派や革マル派などと様々な組織がありますが、元民主党の菅直人や、枝野幸男などは革マル派出身の過激派だということを忘れてはいけません。

共産主義者同盟赤軍派と、日本共産党神奈川県委員会で結成

People Hand Male - Free photo on Pixabay (714996)

連合赤軍は、森恒夫を率いる「共産主義者同盟赤軍派」と、永田洋子率いる「日本共産党(革命左派)神奈川県委員会」という組織が合流して結成されました。

内ゲバ(内部分裂)や、各リーダーの相次ぐ逮捕、主導権争いなどで分裂を繰り返し、様々な新左翼の組織が立ち上がったことは何度も述べましたが、森も永田も人格者としてそれぞれのリーダーに選ばれていた訳ではありません。

森はかつての組織内にて「リンチをしないでくれ」と懇願したり、組織同士の抗争前に逃亡するなどして、逮捕された幹部達からも評判は相当悪い人物です。永田も元々好かれる人物ではありませんでしたが、面倒なメンバーが永田にリーダーを押し付けたということが真相なのです。

毛沢東主義を掲げる

Mao Zedong Tse-Tung Chairman - Free photo on Pixabay (714998)

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