2019年9月4日 更新

虹の谷が物語る!エベレスト登頂の厳しさや近年の課題とは?

世界のヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト。この山に挑む登山家は年々増える一方となっていますが、その中で虹の谷と呼ばれる場所が存在しているようです。素晴らしい景色であれば一度は見てみたいものですが、そのような場所ではないそうです。

目次

高度8000メートル以上の世界は酸素濃度が地上の約3分の1であり、呼吸で取り込むだけの酸素では足りない状態となります。例え、それに身体を慣らすための準備期間を経ても、低酸素のために起こるあらゆる症状を避けられるとは限らないのです。

そのため、高山病などでもなくとも、平時とは違う状態となり、意識混濁して、滑落するなどということもよくあることだそうです。こちらについては経験してみないとわからないことですから、明確な対処などはないようです。

頂上付近の渋滞

Dog Mountain Mombarone - Free photo on Pixabay (587863)

頂上付近は酸素濃度が低いことお話致しましたが、それに輪を掛けることとなるのが、人が多いことです。近年においてエベレスト登山を行う人は増加傾向にあり、また、安全に登れる時期というのは限られているために起こる現象となります。

人が多いと酸素が減るというのは大きな要因とは言い難いものの、意識混濁を起こしやすいと言う点を考えると死因に繋がる要素と考えることができます。今、エベレストに登るということは、それを覚悟した上でということになります。

虹の谷で命を落とした登山家はどのように亡くなったのか?

Schilthorn Mountain Station - Free photo on Pixabay (587862)

死因となる原因をご紹介しました。では、つぎに、実際にどのようにして登山する人々が死に至っているかとうことについてお伝え致します。無酸素、低温、強風という環境で人がどのような状態になり、そしてどのような最期をとげるのでしょうか?

なお、こちらは、多くは推測であり、実際に死を迎えたときの様子を見た上でのものではありません。交信が途絶える前のその当事者の様子や周りの状況などを鑑みて導き出されたものとなります。

低体温症により動けなくなった

Landscape Scotland Isle Of Skye - Free photo on Pixabay (587861)

エベレストの環境によって、体力が奪われ、動けなくなった女性登山家がいました。その人を発見した二人の登山家は彼女の「置いて行かないで」という声を耳にしたものの、それを救うことは叶わず、無視せざるを得ませんでした。

もちろん、女性はその後に死に至り、エベレストに放置されました。しかし、彼女の声を耳にした、二人の登山家は、罪の意識を感じ、なんとか登山費用を作り出し、再びエベレストに望み、彼女の遺体を発見。そして、適切な形で埋葬したそうです。

吹雪や強風で身動きが取れなかった

Zion Park Utah Mountains - Free photo on Pixabay (587860)

近年のエベレスト登山は渋滞を引き起こすものとなっているようで、それは先にあげた酸素濃度の低下のみではなく、元々の登山計画を大きく遅らせることとなります。それは、吹雪や強風が起こることを予期していても、時間の遅れから避けることができないということです。

そのように、渋滞による影響を受け、吹雪に見舞われた著名な女性登山家およびその方と同道していた人々は、その場を動くことができず、体力を奪われ死に至ったそうです。

凍傷で歩くことができなくなった

Autumn Mountains October - Free photo on Pixabay (587859)

チベット側から登山していた、ロシア人男性とアメリカ人女性の夫婦がいました。その方々は山頂付近まで到達したものの、妻が両足に凍傷を負い一歩も動けない状態となりました。助けを呼ぶことの叶わないエベレスト登山においては、既にこの状態は死と同義です。

その中で、妻は夫に山頂を目指すよう言い、それを了承した男性は山頂に辿り着き、再び妻の元に帰り着いたそうです。けれど、妻を助けることは叶わないため、男性はその妻の前で飛び降り、自殺したようです。

疲労で猛烈な眠気に襲われた

Morning Fog Sunshine - Free photo on Pixabay (587858)

ドイツ人の女性登山家であるハネロア・シュマッツは低体温と疲労により猛烈な眠気を味わった人物だと言われております。彼女はそれを癒やすためにエベレストにて眠りついたようですが、そのまま返らぬ人となりました。

当初は小休憩であり、僅かな時間留まるだけのことだったようですが、それが命取りとなったようです。エベレストという環境においては、休憩を取るということもままならぬ空間であることがよくわかるものです。登るならば、返るだけの体力を残して行うべきなのです。

装備の問題や環境の厳しさから酸欠になった

Mountains Bergsee Lake - Free photo on Pixabay (587857)

過去のエベレスト登山においては、酸素が足りないために引き返すということはよくあったようです。これは現在でも言えることで、幾ら装備が充実しているからといっても過信はできないものとなっています。

加えて、無酸素で登るという試みなども存在し、そのために命を落とす登山家もいらっしゃるようです。いずれにしてもこちらは避けることが可能な事項なので、多い死因とは言えないようです。ですが、先にあげた、インド人登山家のツワング・パルジャーさんの死因の一つではあるようです。

エベレスト登頂を支えるシェルパとは?

Ama Dablam Himalaya Mountain - Free photo on Pixabay (587855)

現在では一般人でも登頂が可能となったエベレストですが、それを支えているがシェルパと呼ばれる人々です。彼らの助けなくして、素人がエベレストを制覇するということはあり得ません。

まずは登山ルートを整備して、とても人間の足では渡れないクレバスに橋掛けるなどという作業。加えて、天候や山の状態をしっかりと把握し、登山が可能かどうかの判断。さらに高所で起こる様々な問題に対処するなどと凄まじい活躍を見せます。

そればかりか、登山中の食事なども彼らの手にゆだねられているそうです。

シェルパとは

People Woman Travel - Free photo on Pixabay (587856)

シェルパとはシェルパ族と呼ばれる高所という環境に慣れた人々のことを指しております。この方々はヒマラヤの山中に住んでいた少数民族であり、その特徴に目を付けた欧州登山家達が雇い入れたことが始まりとなるようです。

現代でシェルパと名乗るも、他民族であることもあり、シェルパとはヒマラヤ山脈の登山をサポートするガイドとして認識されているようです。捕捉として、ヒマラヤ山脈に住んでいるといっても、全ての人が超人的ではなく、登頂を手助けするガイドとなるのは限られた者だけのようです。

シェルパの役割

Volcanoes Magma Lava - Free photo on Pixabay (587854)

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