2019年10月2日 更新

世界最大の電波ジャック!マックスヘッドルーム事件の真相は?

1987年、ニュース番組の生放送中に突如出現した架空のキャラクター、マックスヘッドルームに扮した男。この正体不明な男によるテレビの電波ジャック事件は当時マスコミを騒がせました。未だ犯人不明である、この「マックスヘッドルーム事件」について詳しく紹介します!

目次

2つ目に挙げられるのは、2015年に公開されダオヒットした映画「ピクセル」です。

アダム・サンドラーが主演のこの映画は、主人公が地球を守るため、パックマンやドンキーコングなど1980年代に流行したゲームのキャラクターと戦っていくというストーリーで、最終ゲームの案内人として登場するのがマックスヘッドルームでした。

パックマンのように日本でも有名なゲームキャラクター同様、マックスヘッドルームはキャラクター、事件共にアメリカでは一般的に知られている存在なのです。

その他の電波ジャック事件

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マックスヘッドルーム事件以外の電波ジャック事件を、国内外合わせて4つ紹介します。

キャプテン・ミッドナイト事件

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まず1つ目に紹介するのが「キャプテン・ミッドナイト事件」です。この事件はマックスヘッドルーム事件の19ヶ月前に起こりました。HBO局で衛星放送中の映画が電波ジャックされたこの事件では、画面に不可思議な文字が現れるだけで音声はありませんでした。現れた文字は以下の通りです。

「GOODEVENING.HBO/FROM CAPTAIN MIDNIGHT/$12.95/MONTH?/NO WAY!/SHOWTIME/MOVIE CANNEL BEAWARE(今晩はHBO局、キャプテンミッドナイトより。1ヶ月12.95ドル?ありえない!さぁショウタイムだ、チャンネルよ、注意しな)」

その後セントラルフロリダテレポートに勤務する技術者ジョン・マクドゥーガルが、HBO局の値上げに対する抗議として起こした犯行と判明し、彼は逮捕されました。

ワイオミング事件

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2つ目に紹介するのが「ワイオミング事件」です。アメリカのワイオミング州で発生した、ニュース番組の放送中、砂嵐と共に白黒の文字が現れたこの電波ジャックでは、文字の他に奇妙な音楽が背後でかかったり、不気味な顔が現れたりしました。

意味不明な数字や「We present a special presentation」といった謎のメッセージなど、この事件は大きな反響を呼びましたが、肝心な「いつ起こったのか」ということは謎のままでした。

結果として、この事件は「ワイオミング事件」としてネット上を騒がせただけで、実在はしていなかったということが判明しました。

NHKのニュース番組

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次に紹介するのは、日本のNHKのニュース番組放送中に起こった電波ジャック事件です。1978年1月17日、ニュース番組放送中の午後12時から15分の間に、NHK局は音声のみ電波ジャックされました。映像はNHKのニュース映像のまま女性の演説が始まったため、NHKには多くの苦情が寄せられました。

演説の内容は1977年に起こった、江戸川で水死体として発見された学生の事件(水本事件)の真相解明を求める内容でした。その後犯人は「国際人民連帯委員会」であることが分かりました。

NHKの大河ドラマ

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最後に紹介する電波ジャック事件も、日本のNHK局で起こりました。1987年4月5日午後8時20分から4分30秒間、渡辺謙や三浦友和が出演する大ヒットNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の放送中、女性の声で「中核派は人殺し手段である。東京都議会長谷川英憲には投票するな」といった旨の演説が割り込んだのです。

長谷川英憲とは1938年生まれの政治家で、彼含め政治への主張を繰り広げる電波ジャックが大人気ドラマ放送中に起こったことに対し、NHKには多くの苦情が寄せられました。

マックスヘッドルーム事件の真相は謎のまま

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1日に2度も起こったマックスヘッドルーム姿をした男による電波ジャック事件の犯人は、事件から30年以上経過した現在でも未だ謎のままです。

いつか犯人が特定できる日は来るのでしょうか?今後の展開に期待です。

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