目次
- マックスヘッドルームといえば電波ジャック
- マックスヘッドルームとは?
- 音楽番組のバーチャル司会者
- テレビドラマ化され日本でも放送
- マックスヘッドルームのあらすじ
- テレビネットワークの視聴率争いの世界
- 視聴者の連続変死事件
- マックスヘッドルームの誕生
- マックスヘッドルームの名前の由来
- マックスヘッドルームのビジュアル
- マックスヘッドルーム事件詳細【最初の電波ジャック】
- WGN-TV(シカゴ9ch)の生放送中のニュース
- 流れた映像
- 映像終了後の様子
- マックスヘッドルーム事件詳細【2回目の電波ジャック】
- WTTW(シカゴ11ch)のドラマ放送中
- 流れた映像
- 電波ジャックを止めることができず最後まで放送される
- 2回目の電波ジャック映像での謎の言動
- 「流れに乗ろう(”Catch the Wave”)」
- 楽曲「アイム・ルージング・ユー」
- 「クラッチ・カーゴ」(テレビアニメ)のテーマソング
- 「俺にはまだXが見える(”I still see the X")」
- すべてのマヌケにとって最大の傑作
- 指につけた性具
- マイケル・ジャクソンの手袋
- メイド服の女性
- マックスヘッドルーム事件についての世間の反応
- 事件の捜査について
- 連邦通信委員会と連邦捜査局の捜査
- 大きな被害や損害がなく情報も少ない
- 電波ジャックの方法は?
- 電波ジャック可能な方法は?
- プロの犯行の可能性
- 映像が撮影された場所の特定
- マックスヘッドルーム事件の謎
- 犯人の正体
- 犯人の動機や目的
- 犯人の可能性が高いと噂された人物①エリック・フルニエ
- エリック・フルニエ
- 「Shaye Saint John」の映像内容
- マックスヘッドルーム事件映像との類似点
- フルニエは放送や通信の知識はなかった
- 犯人の可能性が高いと噂された人物②JとK
- Bowie J.Poagの告白
- その後自分の意見を否定
- ネット上では犯人探しが今も続いている
- マックスヘッドルーム関連の作品
- エミネム「Rap God」
- 映画「ピクセル」
- その他の電波ジャック事件
- キャプテン・ミッドナイト事件
- ワイオミング事件
- NHKのニュース番組
- NHKの大河ドラマ
- マックスヘッドルーム事件の真相は謎のまま
マックスヘッドルーム姿の男はペプシ缶を片手に「Catch the wave」と発言しました。マックスヘッドルームは、1986年にコカ・コーラの100周年記念に製造された飲料「ニューヨーク」のCMキャラクターに採用されていました。そしてその時に用いられたキャッチコピーが「Catch the wave」だったのです。
コカ・コーラ社が宣伝に用いているキャッチコピーを、別の同系飲料ペプシを持ちつつ口にしたマックスヘッドルーム姿の男の行動には、皮肉が含まれていることが分かります。
コカ・コーラ社が宣伝に用いているキャッチコピーを、別の同系飲料ペプシを持ちつつ口にしたマックスヘッドルーム姿の男の行動には、皮肉が含まれていることが分かります。
楽曲「アイム・ルージング・ユー」
via pixabay.com
ペプシ缶を片手に「Caatch the wave」と言った後、男は缶を投げ捨て、今度は歌い出しました。その歌とは、1989年にロックの殿堂入りを果たしたアメリカの人気ソウル・コーラス・グループ、テンプテーションズの「I'm losing you」という曲でした。
1966年に発売され当時ナンバーワンにもなった大ヒット曲を、マックスヘッドルーム姿の男は手を使って踊ったり、終始ふざけた口調で歌いました。
その声は機械で変えられていている為、本当の声は判別不能です。
1966年に発売され当時ナンバーワンにもなった大ヒット曲を、マックスヘッドルーム姿の男は手を使って踊ったり、終始ふざけた口調で歌いました。
その声は機械で変えられていている為、本当の声は判別不能です。
「クラッチ・カーゴ」(テレビアニメ)のテーマソング
via pixabay.com
テンプテーションズの曲を歌った後、マックスヘッドルームに扮した犯人は鼻歌を歌い出しました。その曲は、1959年9月から放送されているアメリカの人気アニメシリーズ「クラッチ・カーゴ」のテーマソングでした。
アニメ「クラッチ・カーゴ」は、1960年代には世界の65局で放送されるほど大人気な世界的に有名なアニメでした。
コカ・コーラのキャッチコピー「Catch the wave」、当時の大ヒット曲「I'm losing you」、そして国民的人気アニメのテーマソングと、ここまでマックスヘッドルーム姿の男は当時のアメリカで誰もが親しんでいたエンターテイメントに関するキーワードを、ふざけながら再現しています。
アニメ「クラッチ・カーゴ」は、1960年代には世界の65局で放送されるほど大人気な世界的に有名なアニメでした。
コカ・コーラのキャッチコピー「Catch the wave」、当時の大ヒット曲「I'm losing you」、そして国民的人気アニメのテーマソングと、ここまでマックスヘッドルーム姿の男は当時のアメリカで誰もが親しんでいたエンターテイメントに関するキーワードを、ふざけながら再現しています。
「俺にはまだXが見える(”I still see the X")」
via pixabay.com
テレビアニメ、「クラッチ・カーゴ」のテーマソングを歌った後、マックスヘッドルーム姿の電波ジャック犯は「I still see the X」と呟きました。この言葉は「クラッチ・カーゴ」の最終話「BIG X」に出てくる台詞で、「クラッチ・カーゴ」の最終話を意味します。
また、このフレーズはしばしば「I stole CBS(アメリカ最大のテレビ・ラジオネットワークを持つ放送局)」と聞き間違えられています。
また、このフレーズはしばしば「I stole CBS(アメリカ最大のテレビ・ラジオネットワークを持つ放送局)」と聞き間違えられています。
すべてのマヌケにとって最大の傑作
via pixabay.com
その後犯人は、「Oh I just made a giant masterpiece for all the greatest world newspaper nerds(俺は世界の偉大な新聞の全てのマヌケなファン達へ最大の傑作を作ったぞ)」と発言します。
この「greatest world newspaper」とは、電波ジャックされたWGN -TVとその系列局WGNーAMのことを意味し、これら放送局はシカゴを拠点とするトリビュート・コーポレーション及びシカゴ・トリビュー(アメリカ西部の主要な新聞社)の傘下にあります。
この「greatest world newspaper」とは、電波ジャックされたWGN -TVとその系列局WGNーAMのことを意味し、これら放送局はシカゴを拠点とするトリビュート・コーポレーション及びシカゴ・トリビュー(アメリカ西部の主要な新聞社)の傘下にあります。
指につけた性具
via pixabay.com
この2回目の電波ジャックは犯人の発言や様子が異様であったのは間違い無いですが、犯人が指に性具であるコンドームを装着していたことで、映像の不気味さは更に増していました。
マックスヘッドルーム姿の犯人は電波ジャック開始直後にペプシ缶を持ち、その後投げ捨てましたが、その際右手の中指にコンドームが付けられていました。
また、犯人は画面に寄って中指を立てるという人を嘲笑うかのような奇妙な行動を取りましたが、その映像は犯人が前のめりになりすぎたため見切れていました。
マックスヘッドルーム姿の犯人は電波ジャック開始直後にペプシ缶を持ち、その後投げ捨てましたが、その際右手の中指にコンドームが付けられていました。
また、犯人は画面に寄って中指を立てるという人を嘲笑うかのような奇妙な行動を取りましたが、その映像は犯人が前のめりになりすぎたため見切れていました。
マイケル・ジャクソンの手袋
via pixabay.com
次に犯人の男は、当時大人気で今でも世界的に有名なアーティスト、マイケル・ジャクソンのトレードマークである手袋を模倣したものを「My brother is wearing other one(俺の兄弟は違うやつを着けてるんだけどね)」と言いながら嵌め、すぐに脱ぎ捨てました。
その間も終始機械的なノイズ音は聞こえたまま、背景のストライプの壁は上下左右に揺れ続けていました。そしてこの手袋のシーンを最後に画面が切り替わります。
その間も終始機械的なノイズ音は聞こえたまま、背景のストライプの壁は上下左右に揺れ続けていました。そしてこの手袋のシーンを最後に画面が切り替わります。
メイド服の女性
via pixabay.com
手袋のシーンが終わり一旦画面が真っ暗になった後マックスヘッドルームのマスクを外した犯人は、マスクを画面にかざしつつお尻を出して四つん這いになります。マックスヘッドルームのマスクには先ほどのコンドームが着けられ、マスクを外した犯人の男の顔はカメラから見切れ、見えないようになっていました。
このシーンではメイド姿の女性が登場しますが、画面からは見切れているため顔は見えません。その女性は「Bend over bitch(腰を屈めなさい、この売女)」と言いながら、ハエ叩きのような棒で犯人の男のお尻を軽く叩きます。叩かれた男は唸りますが、女性も犯人も明らかにふざけてやっているという雰囲気でした。
この奇妙なシーンの後、画面は再び真っ暗になり、ドラマ「ドクター・フー」の映像に戻ります。
このシーンではメイド姿の女性が登場しますが、画面からは見切れているため顔は見えません。その女性は「Bend over bitch(腰を屈めなさい、この売女)」と言いながら、ハエ叩きのような棒で犯人の男のお尻を軽く叩きます。叩かれた男は唸りますが、女性も犯人も明らかにふざけてやっているという雰囲気でした。
この奇妙なシーンの後、画面は再び真っ暗になり、ドラマ「ドクター・フー」の映像に戻ります。
マックスヘッドルーム事件についての世間の反応
via pixabay.com
1回目の電波ジャックが約15秒間だったのに対し、2回目は約90秒間にも及びました。電波ジャックの最中はWTTW局に視聴者からの問い合わせが殺到したと言われています。
アメリカではマックスヘッドルーム事件の19ヶ月前にも「キャプテン・ミッドナイト事件」という電波ジャック事件がHBO局で起こっていたこともあり、今回の電波ジャック事件はアメリカのマスコミと視聴者を大いに騒がせました。
その証拠に、事件翌日にはアメリカ3大ネットワークの一つ、CBS局の朝のニュースでマックスヘッドルーム姿の男が起こした一連の電波ジャック事件について放送されています。
アメリカではマックスヘッドルーム事件の19ヶ月前にも「キャプテン・ミッドナイト事件」という電波ジャック事件がHBO局で起こっていたこともあり、今回の電波ジャック事件はアメリカのマスコミと視聴者を大いに騒がせました。
その証拠に、事件翌日にはアメリカ3大ネットワークの一つ、CBS局の朝のニュースでマックスヘッドルーム姿の男が起こした一連の電波ジャック事件について放送されています。
事件の捜査について
via pixabay.com
今回の2度に渡る電波ジャック事件に対する世間の大きな反響を受け、捜査当局は犯人逮捕に向け捜査を開始しました。
連邦通信委員会と連邦捜査局の捜査
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