2020年2月3日 更新

愛犬家殺人事件とは?アフリカケンネルを経営した犯人達の生い立ちも

アフリカケンネルというペットショップを経営し、順風満帆に思えた夫婦。しかし、経営危機によって、とんでもない犯罪行為を行います。この記事では、愛犬家殺人事件と呼ばれた殺人事件の犯人と、等事件を題材にした冷たい熱帯魚の詳細についてご紹介していきましょう。

目次

マスコミが犯人を暴いた愛犬家殺人事件

Photographer Human Camera - Free photo on Pixabay (642309)

日本の警察は、世界的に見ても非常に優秀だと言われています。捜査の技術はもちろん、正義や責任感への意識など、他国の同組織と比べても引けを取りません。そんな警察よりも、報道機関と呼ばれるマスコミが先行し、暴いた事件がありました。

愛犬家殺人事件と呼ばれる事件は、犯行の証拠となる様々なものがあがあがらなかった事件です。被害者の存在が確認できず、捜査自体が始まりませんでした。日本の警察は優秀ですが、被害者または加害者の存在が確認でき、事件が発覚しなければ動けないというデメリットも持っています。

そんな警察のデメリットを補い、事件を明るみにし警察を動かしたのがマスコミであり、この事件の珍しい部分なのです。この記事では、愛犬家殺人事件の詳細と、どのようにしてマスコミが暴いたのか、事件のその後の様子など、詳細にご紹介していきましょう。

愛犬家殺人事件の詳細

Killer Horror Jimmy - Free photo on Pixabay (642313)

愛犬家殺人事件は、警察よりもマスコミがいち早く察知した事件です。警察の捜査が始まっていれば、世の中に公開される加害者や事件に関する情報は、ある程度制限されてしまいます。

しかし、等事件はマスコミの察知し報道が先行したことから、連日加害者の情報や写真が数多く放送されました。そのため、愛犬家殺人事件は、加害者や事件に関する情報が非常に多く出回り、真偽不明の噂も多い事件だと言えます。

ここからは、愛犬家殺人事件と呼ばれた事件の正しい情報だけを、詳細にご紹介していきましょう。

関根元・風間博子がペットショップ「アフリカケンネル」を経営

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愛犬家殺人事件と呼ばれる事件は、埼玉愛犬家連続殺人事件とも呼ばれます。埼玉県熊谷市と、その周辺で発生した事件です。この事件には、関根元という男性と、風間博子という女性が大きく関わっていました。この2人こそ、愛犬家殺人事件の加害者なのです。

関根元と風間博子は、「アフリカケンネル」というペットショップを経営していました。このペットショップに関連した人々が、次々に殺害された異常性の高い連続殺人事件だと言われています。

山崎永幸はアフリカケンネルの役員として勤務

Business Suit Man - Free photo on Pixabay (642320)

愛犬家殺人事件には、山崎永幸という男性と、その妻も深く関わっています。動物を通して、関根元と山崎永幸は知り合いました。関根元は、犬のブリーダー界では有名だったため、山崎永幸は関根元の側で経営哲学やブリーダーとしての技術を学びたいと考えます。

関根元が経営していた「アフリカケンネル」を訪れるうちに2人は意気投合し、山崎永幸は「アフリカケンネル」の役員として迎え入れられました。山崎永幸は、ペットショップの役員という肩書となっていましたが、実際は関根元の運転手や雑務などの仕事をしています。

ペットブームを利用し高級犬を売り成功

Friends Cat And Dog Cats Dogs - Free photo on Pixabay (642325)

関根元が経営するペットショップは、ペットブームに乗り大成功をおさめます。当時関根元は、経営者としても、犬のブリーダーとしても、非常に優秀でした。シベリアンハスキーや、アラスカンマラミュートと呼ばれる大型犬を日本に普及させた、第一人者とも言われています。

関根元は、新しい犬種や良質な犬を、高額な金額で売りさばきました。ペットショップの経営は順調だったため、関根元はさらに事業を拡大していきます。事業拡大や維持にお金がかかるため、多額の借金もありましたが、ペット産業で返金できると安易に考えていました。

バブル崩壊と共に経営が悪化する

Dog Trainer Silhouettes - Free photo on Pixabay (642326)

順調に事業規模を拡大していった関根元でしたが、ペットブームに陰りが見え始めます。バブルの崩壊により、景気が後退し始めると、人々はペットにお金を使わなくなりました。1匹数十万~数百万円のペットを購入できる人が減り、ペットショップや繁殖場の維持費だけがかさんでいきます。

盛り上がっていたペットブームが終わりを告げると同時に、関根元の経営しているペットショップの業績も悪化し始めました。関根元は打開策として、ペットショップでトラやライオンなどの猛獣を扱ってみたものの、それらもあまり上手くいきません。

悪質な商売を繰り返す

Shopping Cart Supermarket - Free photo on Pixabay (642330)

ペットショップの経営が上手くいかなくなった関根元は、悪質な商売を始めるようになります。違法な方法、犯罪行為に近い商売を行い、ペットショップの経営を続けました。しかし、それだけでは抱えていた多額の借金を返すことはできません。

ペットショップの経営を続けるため、悪質な商売の他に、ヤクザからも金を借りるようになりました。ヤクザからの取り立ては激しく、近隣住民や同業者は関根元やもう一人の実質経営者であった風間博子と、距離を置き始めます。

顧客とのトラブルが絶えなかった

Silhouette Sorry Forgive - Free vector graphic on Pixabay (642332)

関根元と風間博子は、悪質な商売によって多くの金銭を受け取っていました。しかし、後日悪質な手法が露見し、顧客たちと度々トラブルを起こすようになります。関根元と風間博子は、悪質な手法を顧客に詫びることもなく、のらりくらりとやり過ごそうとしていました。

関根元や風間博子の誠意の感じられない対応に、顧客たちはさらに詰め寄り、返金を要求します。返金に応じたくない2は、顧客を黙らせる方法を考えるようになりました。それが、愛犬家殺人事件のきっかけとなります。

トラブルとなった顧客計4人を殺害

People Knife Stabbing - Free photo on Pixabay (642356)

関根元と風間博子は、返金や謝罪を要求する人々を消し去る方法を考えます。それが、殺人です。顧客たちを殺害し、その遺体が一切発見されなければ事件にもならず、自分たちの身が守れると考えました。

そこで、トラブルになっていた顧客を次々殺害します。殺害した人物の中には、関根元と風間博子の犯罪行為に気付き、金銭を要求してきたヤクザも含まれていました。遺体は、ほぼ完ぺきに処分されていたため、関根元と風間博子が考えた通り、事件化することなく、トラブルは解消されたかに思われます。

1994年2月大阪で愛犬家連続殺人事件として報道される

Children Tv Child - Free photo on Pixabay (642359)

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