2019年8月27日 更新

山田浩二の生い立ちとは?寝屋川市中1男女殺害事件の真相は?

大阪府の寝屋川市で起きた児童2人の殺害事件をご存知でしょうか。その事件で命を奪われた平田奈津美さんと星野凌斗さんを殺害した犯人の山田浩二には異常な性癖がありました。山田浩二の生い立ちと逮捕、公判の後現在はどうしているのか事件についても詳しく紹介します。

目次

寝屋川市中1男女殺害事件の公判

Hammer Horizontal Court - Free photo on Pixabay (578824)

山田浩二が逮捕され、ずっと黙秘を続けていましたが、初公判の日には多くの発言が見られました。その際には二人の両親がいましたが、その両親に向けての言葉もあったとされています。

山田浩二は、二人を殺害したことに関してどのように思い発言したのでしょうか。この初公判では、両親の気持ちを逆撫でするような発言や、本当に反省しているのかという行為もありました。

その言葉は、本心とは取れず、自分を守り、少しでも刑を軽くするためかのようなものもありました。では、初公判時の山田浩二が見せた行動や言動を紹介しましょう。

土下座パフォーマンス

Cry Tears Drop - Free vector graphic on Pixabay (578826)

初公判では、山田浩二被告は証言台に立った際、いきなり土下座をし、泣きながら謝罪の言葉を並べました。「遺族の顔を見て謝罪するべきだが、遮られている為できない。声だけでも届けたい」と続けました。

しかし、この声は奈津美さんと凌斗さんの親に届くわけがありません。子供を無くした親の怒りと悲しみは想像を絶するものでしょう。

二人の親は、ただ子供を返して欲しい、謝るくらいなら返してと悲痛の声を上げました。そして、この土下座し、泣きながら謝罪した山田浩二被告の行動は、二人の親にとって、自分に下される刑を軽くするパフォーマンスにしか感じない。

そんなことをこの期に及んでも続けるのかという憤りを感じていると、後に語ったようです。

異常な発言

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公判最初に謝罪や涙を流す様子があったにも関わらず、山田浩二の公判中に発せられた証言は耳を疑うものでした。まず、二人を駅で見かけた際、雨が降っていたこともあり親切心で声をかけたと言います。

「家に送ろうか」と言うと、奈津美さんが「どっかに連れて行って」と言い、話の流れで二人が車に乗ったと言います。

そして、家に帰ることを説得していましたが、「警察におっちゃんに無理やり車に乗せられたとか、レイプされたとか言うよ」と言われ、警察沙汰になりたくなかったと述べました。
Gloomy Mystical Style - Free photo on Pixabay (578830)

また、凌斗さんの体調がおかしいと感じた山田浩二でしたが、奈津美さんが「寝たら治る」と言い、そのことから睡眠薬を渡したと言います。そして、「病院なんか行ったら警察に言う」と言われたと発言しました。

このように、全ての経緯を奈津美さんのせいにしたとされ、奈津美さんの母親は本人が話せないことをいい事に、全て罪をなすりつけようとしていると憤りを感じていました。

山田浩二被告の証言

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山田浩二は黙秘を続けていましたが、初公判では多くのことを述べています。その中には殺意を否定しているものや、協力者の存在などが上がりました。

しかし、この殺意否定に関しては、被害者二人の遺体の様子からでは納得いかないものです。殺意を持たない人間が、どうして残酷な状態を創り上げるのでしょうか。

山田浩二は、平田奈津美さん、星野凌斗さんについて以下のような発言が見られました。どのような発言であったのか紹介します。

女児に対して「殺すつもりはなかった」

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平田奈津美さんに対して、弁護側は奈津美さんが帰りたいと騒ぎだしたため、口を塞ぐと動かなくなったと説明し、首の圧迫で死亡させたことを弁解するのではなく、殺意がなかった傷害致死罪を主張しました。

これに関しても山田浩二は殺すつもりはなく、気づいたら動かなくなっていたのだと主張しました。しかし、法医学者の証言におり、奈津美さんの顔にはうっ血や頸部内出血の痕跡があり、首を強く圧迫され、30分以内に窒息死した可能性が高いとされました。

そして、左半身にあった多数の傷は死後のものだと説明がありました。この傷に関して山田浩二は、ショックを与えることで蘇ると思ったと話しています。

男児に対して「体調不調で死亡した」

Despair Alone Being - Free photo on Pixabay (578834)

星野凌斗さんが亡くなった経緯について、山田浩二は殺意を完全否定しました。車に乗せ、次第に体調が悪くなっていったと言います。

最初は冷や汗が見えましたが、その様子を見て不安に感じた山田浩二は、病院に行くか考えたそうですが、平田奈津美さんがそれを止めます。寝れば治るという発言から、山田浩二は子供用の睡眠薬を使用しました。

その後、徐々に体調が悪くなった凌斗さんは、衰弱していき、息をしなくなったと説明します。このことで、弁護側は保護責任遺棄致死罪を主張しました。

しかし、後に首を圧迫して殺された可能性が高いということや、頭蓋底のうっ血があったとして、側頭部を強く殴られたのでないかということが上がりました。

「同乗者の女性が殺した」

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山田浩二は他にも証言しています。平田奈津美さんの死因については、同乗者が殺したというものです。同乗していた女性が、奈津美さんに殴りかかり、そのまま死んでしまったと。

しかし、この証言が嘘なのは上記の法医学者による証言で分かりますが、この同乗者というものも嘘であるという確証がありました。

防犯カメラにて山田浩二の車の確認が取れていますが、そこに同乗者の姿は映っておらず、車内を鑑識した際には、そのような痕跡が全くありませんでした。

このことから、同乗者というのは存在していないということがすぐに分かりました。

山田浩二被告に「死刑判決」

Gallows Hang Penalty Capital - Free photo on Pixabay (578841)

検察側は山田浩二に対して、星野凌斗さんと何らかのトラブルが起き殺害、口封じのために平田奈津美さんを殺害したと主張します。

弁護側が述べた証言はほぼゼロとし、「面識のない12歳と13歳の子供を一日で殺害し、生命軽視の度合いが強い」として、死刑を求刑しました。

判決は、山田浩二の完全責任能力を認め、被害者二人に対して殺意を認定しました。その後、弁護側の弁論の可能性は極めて低く、認められませんでした。判決は「死刑」となりました。

犯人・山田浩二の生い立ち

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二人の中学生を殺害した山田浩二という人物はどのような人だったのでしょうか。山田浩二は寝屋川の事件を起こす前に、何度も事件を起こしていました。

山田浩二を知る人物たちは、口を揃えて嫌なやつだったと述べています。何故、山田浩二はそのようになってしまったのでしょうか。また、山田浩二の家族はどのような人物だったのでしょうか。

山田浩二の家族と、山田浩二が事件を起こすまでの生い立ちを紹介していきましょう。

家族構成

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