2019年9月8日 更新

いじめが引き起こしたと言われる悲劇の事件!少年達の生い立ちも

コロンバイン高校銃乱射事件をご存知でしょうか?この事件はコロンバイン高校の生徒2人が学校で銃を乱射し、たくさんの死傷者が出た事件です。この事件はいじめが引き起こしたと言われています。何が彼らをそこまで追い詰めたのか、事件の概要や犯人の詳細をまとめてみました。

目次

事件当日に学校から離れるように忠告されたことで、難を逃れたブラウンでしたが、彼もまたこの事件の被害者でした。警察に容疑者扱いされたことで、ブラウンはその後、地域ののけ者となったのです。

家族と彼を信じてくれるわずかな友人以外のすべてを失った彼は、それからまさに地獄のような日々を過ごしました。事件を追求しようとするメディアに追いかけられ、地域の人からは犯人を見るような目で見られました。

それでも、ブラウンは決して逃げようとはしませんでした。真実を伝えるために、数多くのドキュメンタリー番組に出演したのです。そして、長い時間をかけて、この事件と向き合い続けました。

犯人の状態

Person Male Man - Free photo on Pixabay (612033)

ここからは事件当時の犯人の状態について解説していきます。事件の後、FBIは2人について、ハリスはサイコパスであり、クレボルドは大うつ病性障害だったと結論付けました。しかし、このFBIの見解には反論の声も上がっています。

抗うつ薬の大量服用

Headache Pain Pills - Free photo on Pixabay (612040)

ハリスの遺体からフルキボサンの成分が大量に検出されたことで、事件当時、ハリスは抗うつ薬を大量に服用していたことが分かっています。ハリスは事件より以前から精神的に不安定な状態に陥っており、精神科に通院して治療を受けていました。

ハリスは鬱、怒り、自殺願望などの症状を訴えており、抗うつ薬のゼロフトが処方されていました。その後、落ち着かないから集中できないと訴えたため、抗うつ薬のルボックスが処方されるようになりました。このルボックスの成分にフルキボサンが含まれています。

攻撃性が高くなる副作用

Bullying Stress Head - Free image on Pixabay (611462)

フルボキサミンなどの抗うつ薬には攻撃性が高くなるという副作用があり、特に24歳以下の若い人が飲むと副作用が強く出る場合があると報告されています。そのため、ルボックスと事件との関連性が取り沙汰されました。

そのため、ルボックスを販売していた会社では、因果関係は証明されなかったものの、被害者遺族に告訴されたり、ルボックスに対する風当たりが強くなったことで、売り上げが激減してしまい、一時的に販売中止に追い込まれました。

類似した事件

School Desk Study - Free photo on Pixabay (612207)

ここからはコロンバイン高校銃乱射事件と似たような事件をご紹介します。日本と違って拳銃が簡単に手に入るアメリカでは、市民に拳銃が向けられることも珍しい光景ではありません。

オーロラ銃乱射事件

Cinema Hall Film - Free photo on Pixabay (612268)

オーロラ銃乱射事件はアメリカコロラド州オーロラにある映画館で起きた銃乱射事件です。2012年7月20日、ショッピングモール内の映画館に、ガスマスクをつけた男が現れ、催涙ガスを2本投げつけました。

男は拳銃2丁、ライフル1丁、ショットガン1丁で武装しており、ガスが立ち込める映画館で逃げ惑う観客たちに向かって次々と銃を発砲していきました。この銃撃で12人が死亡し、58人が負傷しました。この事件の犯人のジェームズ・ホームズは駐車場の車の中で逮捕されました。

アラパホー高校銃乱射事件

Shotgun Rifle Clay Pigeons - Free photo on Pixabay (612215)

アラパホー高校銃乱射事件はアメリカコロラド州センテニアルにあるアラパホー高校で発生した銃乱射事件です。2013年12月13日、同校に通う18歳の男子生徒がショットガンを乱射し、近くにいた17歳の女子生徒が頭に銃弾を受け、8日後に死亡しました。

犯人の少年は所持していた火炎瓶に火をつけて学校内に放火した後に、自殺しました。犯行の動機は定かではありませんが、銃を乱射する直前にクラブの顧問を探していたことから、学校生活や部活動への不満が引き金になったと考えられています。

上記の高校はコロンバインから30キロ圏内

Map Usa - Free photo on Pixabay (612217)

アラパホー高校はコロンバイン高校から16kmの地点にあり、オーロラ銃乱射事件の犯行現場となった映画館からは数キロしか離れていませんでした。そのため、距離も近く、学校での銃乱射事件だったことから、コロンバイン高校銃乱射事件を思い出した人も少なくありませんでした。

犯人であるカール・アルヴァーソン・ピアソンがコロンバイン高校銃乱射事件に傾倒していたかどうかは分かりませんが、学校で銃を乱射し、火炎瓶で放火し、その後、自殺した点など、共通点の多い事件でした。

バージニア・テレビクルー射殺事件

Weapon Aim Barrel - Free photo on Pixabay (609494)

バージニア・テレビクルー射殺事件はアメリカバージニア州でテレビの生放送中に起こった事件です。2015年8月26日、ニュース番組でインタビューを生中継していたところ、拳銃を持った男が現れ、銃を発砲しました。

至近距離から撃たれたリポーターとカメラマンが死亡し、インタビューを受けていた女性が負傷しました。犯人は元同僚のヴェスター・リー・フラナガンで、その場から逃走したものの警察に包囲されて自殺しました。

犯人は犯行後にテレビ局に犯行声明をファックスしており、そこにはコロンバイン高校銃乱射事件の犯人であるハリスやクレボルドを称賛する言葉や、犯行の2か月前に起きたチャールストン教会銃撃事件が犯行動機となったことなどが書かれていました。

この事件を題材とした作品

Film Photo Slides - Free image on Pixabay (612476)

ここからはコロンバイン高校銃乱射事件を題材にした作品をご紹介します。どの作品も違った視点から作られている映画なので、いろいろな角度から事件の詳細を知ることができます。興味のある方はぜひ観てみてください。

ボウリング・フォー・コロンバイン

Film Projector Movie - Free image on Pixabay (612483)

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