2019年9月8日 更新

いじめが引き起こしたと言われる悲劇の事件!少年達の生い立ちも

コロンバイン高校銃乱射事件をご存知でしょうか?この事件はコロンバイン高校の生徒2人が学校で銃を乱射し、たくさんの死傷者が出た事件です。この事件はいじめが引き起こしたと言われています。何が彼らをそこまで追い詰めたのか、事件の概要や犯人の詳細をまとめてみました。

目次

図書館に入ったハリスは「起きろ!」と大きな声で叫びました。続けて、「全員、今すぐ起きろ!お前らはおれの手の中だ!」とクレボルドが叫びましたが、誰も反応しなかったので、ハリスはショットガンで机を二回撃ちました。

この時、柱の近くにあるコピー機の後ろに隠れていたエヴァン・トッドが木の破片で目と腰を負傷しましたが、ハリスとクレボルドが図書館の入口から中に移動すると、図書館カウンターの後ろに隠れました。

図書館の死傷者

Crime Blood Offence - Free image on Pixabay (609459)

図書館の中に入ったハリスとクレボルドは、銃撃の間、「ジョック(メジャーな運動部に所属している生徒)は立て!」と何度も命令しました。「白い帽子を被ってるやつは殺す!」と脅し、これを聞いた生徒たちの中には被っていた白い帽子を慌てて隠した人もいました。

コロンバイン高校では、運動部が白い野球帽を被るのが伝統になっていたからです。この事件の被害者の多くは図書館で銃撃された生徒たちでした。逃げ場のない図書館で10人の生徒が命を落とし、多数の生徒が重軽傷を負いました。

次々と発砲を続けていく

Youth Weapon Pistol - Free photo on Pixabay (615348)

まず最初に狙われたのは、コンピューターが置いてある2列の北側の列の机の下に隠れていたカイル・ベラスケスでした。クレボルドに後ろから頭と背中を撃たれて死亡しました。その後、2人は外階段に面している窓に行き、生徒たちを避難させている警察に向かって窓越しに発砲しました。

再び図書館の中の視線を戻したクレボルドは、近くのテーブルの下に隠れていたパトリック・アイルランド、ダニエル・スティープルトン、マカイ・ホールを撃ち、彼らを負傷させました。ハリスはコンピューターデスクの下に向かって発砲していき、スティーブン・カーノウを死亡させ、ケイシー・ルーゲスガーを負傷させました。

その後も銃撃は続き、キャシー・バーナル、イザヤ・ショールズ、マシュー・ケヒター、ローレン・タウンゼントが死亡し、ブリー・パスクアーレ、マーク・キントゲン、リサ・クロイツ、ヴァリーン・シュナーが負傷しました。

ハリスと2人の女生徒

Gun Action Aim - Free photo on Pixabay (609471)

ハリスは2人の女生徒が隠れているテーブルに近づき、中を覗き込んで、「哀れだな」と冷笑を浮かべました。しかし、発砲することなく、別のテーブルへ移動しました。そのテーブルでは二回発砲して、ニコール・ノーレンとジョン・トムリンを負傷させました。

撃たれたトムリンはテーブルの下から出てきたところをクレボルドに撃たれて死亡しました。その後、ハリスは隠れる場所がなく座っていたケリー・フレミングを射殺し、ジャンナ・パークを負傷させました。

銃の再装填

Bullets Ammo Ammunition - Free photo on Pixabay (609468)

ジャンナ・パークを負傷させた後、ハリスは図書館の中央に移動して銃の再装填を行いました。ハリスとクレボルドは図書館に入ってから何度も再装填を行っており、そのことから図書館にいた7分間の間にどれだけ銃が乱射されたのかが分かります。

その一方で、撃たれなかった生徒もいれば、見逃された生徒もいました。この時、銃の再装填を終えたハリスは、テーブルの下にカービン銃を向け、そこに隠れていた生徒に名前を尋ねました。そこにいたのはジョン・サベージという名前の生徒で、彼はクレボルドの知り合いでした。

サベージが何をしているのかとクレボルドに問いかけると、クレボルドは「ただの人殺しだ」と答えました。続けて、自分も殺すのかとサベージが尋ねると、クレボルドは肩をすくめて「いや、行けよ」と言い、サベージは図書館から逃げ出しました。

図書館のカウンターへ

Tv Television Retro - Free photo on Pixabay (609482)

サベージが図書館から出た後、ハリスは他のテーブルに向かって銃を発砲し、ダニエル・モーゼルを射殺しました。その後、図書館の南側に移動した2人は、テーブルの下に向かってランダムに銃を発射し、コーリー・デプーターが死亡し、ジェニファー・ドイルとオースティン・ユーバンクスが負傷しました。

その後、図書館のカウンターに回った2人は、そこに隠れていたトッドを発見しましたが、クレボルドは彼を見逃すことにしました。ハリスも彼には興味を示さず、「カフェテリアに行こう」と言って歩き出しました。

クレボルドはカウンターの後ろにある休憩室に向かって一度発砲し、そこにあったテレビの画面を破壊した後、カウンターの上にあったコンピューターに椅子を叩きつけて、ハリスの後を追いかけました。

その後の犯人の行動

Gun Tactical Handgun - Free photo on Pixabay (609472)

ここからは図書館を出た後のハリスとクレボルドの行動について解説していきます。2人が再び図書館に戻って自ら命を絶つまでのおよそ30分の間にいったい何をしていたのか、まとめてみましたので、見ていきましょう。

火事を起こす

Fire Flame Carbon - Free photo on Pixabay (609515)

図書館を出たハリスとクレボルドは、科学室が並ぶ科学エリアに入り、倉庫部屋に焼夷弾を投げ、火事を起こしました。そして、そのまま南通路へと進み、誰もいない科学室に向けて発砲しました。その後、階段を下りてカフェテリアに行きました。

倉庫部屋の火事は隣の部屋にいた教師がすぐに消化しました。カフェテリアに入ったハリスは、不発に終わったプロパン爆弾を爆発させようとしてカービン銃で撃ちましたが爆発しませんでした。

クレボルドはプロパン爆弾に近づいて調べた後、火炎瓶に火をつけて、プロパン爆弾に投げつけました。火炎瓶は炸裂せず、諦めた2人はカフェテリアから出ていきました。しかし、2人がいなくなった後に、火事が起こり、スプリンクラーが作動して消火しました。

再び図書館へ

Books Library Read - Free photo on Pixabay (609544)

カフェテリアを出たハリスとクレボルドは、その後、南通路を歩きながらあてもなく発砲を続けました。その一方で、教室のドアの窓から中を覗き込み、中にいる生徒と目を合わせたりしたものの、中には入らずそのまま通り過ぎました。

中央事務所に入った後、北通路に出た2人はシャワールームの入口で、「そこにいるのは分かっている」と言ったり、「目に入ったやつは殺す」と脅しながらも、中には入りませんでした。そして、再びカフェテリアに戻り、厨房の中へと入りました。

その後、階段を上って南通路に戻ったハリスとクレボルドは、午後12時に図書館に入りました。彼らの車には正午に爆発するようにセットした爆弾が積んであり、それが爆発するのを見るためにまた図書館に戻ったのではないかと推測されています。

2人は自殺

Victim Candles Memorial - Free photo on Pixabay (609531)

気を失っていたパトリック・アイルランドと負傷して動けなかったリサ・クローツはそのまま図書館に残っていましたが、他の生徒たちは2人が出ていった後に避難していました。

車に仕掛けてあった爆弾も爆発しなかったことで、諦めたのか、外にいる警官に向かって発砲した後、2人は本棚の方に向かって歩き出しました。ハリスは本棚に背中を向けて座り、口の中にショットガンを突っ込んで引き金を引きました。

クレボルドはひざまずき、TEC-9を自身の左側のこめかみに当てて発砲しました。西入口の階段で銃撃が開始されてから49分後の午後12時8分のことでした。

警察の過失

Squad Car Police Lights - Free photo on Pixabay (610445)

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