2019年9月8日 更新

いじめが引き起こしたと言われる悲劇の事件!少年達の生い立ちも

コロンバイン高校銃乱射事件をご存知でしょうか?この事件はコロンバイン高校の生徒2人が学校で銃を乱射し、たくさんの死傷者が出た事件です。この事件はいじめが引き起こしたと言われています。何が彼らをそこまで追い詰めたのか、事件の概要や犯人の詳細をまとめてみました。

目次

ここからは警察の過失について解説していきます。事件の後、真実が追及されていく中で、警察の過失も明るみに出ました。どのような過失があったのか、まとめてみましたので、見ていきましょう。

ハリスのウェブサイトを隠蔽

Toshogu Shrine Sunlight See I Must - Free photo on Pixabay (610468)

事件発生の1年前に、ブルックス・ブラウンの両親の通報を受けて、ハリスのウェブサイトを見たマイケル・ゲラは、ブログの内容からコロンバイン高校の生徒や教師に対するハリスの暴力的な脅威を感じ取りました。

そのため、ゲラはハリス家の捜索令状を取るために宣誓供述書を起草しました。しかし、宣誓供述書は裁判官に提出されず、ハリスのウェブサイトはそのまま放置となりました。事件の後、警察はそのことを含め、ハリスのウェブサイトの存在を隠蔽しました。

ただ傍観していた

Police Human Gun - Free photo on Pixabay (611445)

事件の後、警察の突入が遅かったことが問題視されました。正午前に学校の外に配置されたSWATチームが校内に突入したのは、午後1時9分でした。事件発生から2時間近く経過しており、それまでただ傍観していただけだと非難されました。

救助活動もスムーズに進みませんでした。事件現場となったカフェテリアと図書館は1995年に増築されたもので、警察が入手していた学校の地図が増築される前のものだったからです。学校内では火災報知器も鳴り響いており、救助の妨げになりました。

犠牲者の遺体を翌日まで放置

First Responders Ambulance - Free photo on Pixabay (611448)

警察は犠牲者の遺体をすぐに回収せず、翌日まで放置しました。警察側はその理由として、犯人が遺体にブービートラップを仕掛けた可能性があるとして、安易に動かすことができなかったことを挙げました。

しかし、逃げ出した生徒から、その可能性がないことは示唆されていました。それにも関わらず、慎重になりすぎた警察は遺体をそのまま一晩中放置し、遺体が運び出されたのが翌日になったために、遺族をはじめ、多くの人から非難を浴びました。

ブルックスを不当な理由で容疑者扱い

Police Station Shield - Free photo on Pixabay (611449)

ハリスのウェブサイトを見たブラウンの両親は、事件が発生するまでに、何度も警察に通報してその危険性を訴えていました。それにも関わらず、警察は何もしませんでした。事件の後、ブラウンは家族とともに新聞社へ行ってそのことを訴えました。

しかし、警察は通報は一度もなかったと嘘をつき、ハリスのウェブサイトを隠蔽しました。それどころか、メディアや遺族に対して、ブラウンが事件に関与していた疑いがあるとうそぶくなど、彼を容疑者扱いするようになりました。

犠牲者の衣服の取り扱い

Blue Jeans Belts Belt Buckle - Free photo on Pixabay (611450)

犠牲者の衣服の取り扱いについても問題となったことがありました。警察はこの事件の二番目の犠牲者となったダニエル・ローボーの衣服を返却しませんでした。しかも、その理由は、「生物学的有害物質だから」というものでした。

もともと警察には捜査が終了するまで証拠品を返却する義務はありませんが、他の犠牲者の衣服を遺族に返していたことから問題になりました。ローボーの遺族からすれば、なぜ自分のところだけとなるのは当然と言えば当然です。

警察のいい加減な報告書

Files Paper Office - Free photo on Pixabay (611454)

警察のいい加減な報告書も問題になりました。警察がまとめた事件の報告書には事実とは異なる記述が多く、調査内容を不満とする声が殺到しました。容疑者扱いされたブルックス・ブラウンは、事件前後に自分がいた場所についても誤りがあることを指摘しています。

ハリスのウェブサイトをはじめ、ハリスとクレボルドが事件の前から撮影していたビデオテープの存在も後に明らかとなり、これらの情報を長期にわたって公表しなかったことも問題になりました。

再調査を求められるが否決

Bell Hotel Call - Free photo on Pixabay (611452)

公表された事件の報告書を見て、警察の調査に不満を感じた犠牲者の遺族や生存者たちは、第三者による再調査を求めて立法機関の委員会に再調査を申し出ましたが、否決されました。

この件に関しては、警察が委員会に圧力をかけたと言われており、ハリスのウェブサイトに関する警察の過失や、ビデオテープの存在を隠蔽するために行われたと推測されています。

ビデオテープには事件の計画や犯行動機などを詳しく説明する2人の姿が映っており、ハリス家の地下室で撮影されたことから、このビデオテープは「地下室テープ」と呼ばれています。

犯人2人の親しい友人の証言

Man Sitting Back - Free photo on Pixabay (611456)

ここからはハリスとクレボルドの友人であり、警察から不当な理由で容疑者扱いされたブルックス・ブラウンの証言をご紹介します。この事件を機にその後の人生が大きく変わってしまったブラウンの、事件当日の話や事件後の話をまとめてみました。

「ここから離れろ」と忠告されていた

Chat Conversation Communication - Free image on Pixabay (611475)

事件当日、犯行が行われる数分前に、ブラウンは駐車場でハリスに会ったと言います。かつて殺人予告などをブログに書いたハリスとの関係もこの時には修復されており、2人は普通に仲のいい友人として接していました。

ブラウンは数日前に行われたテストをハリスが受けなかったことが気になっており、そのことを尋ねると、「ああ、それはもう問題ないよ」と興味がなさそうに答えたと言います。

そして、唐突に「ブルックス、今はお前のことが好きだ。ここから離れろ。家に帰れ」とハリスに言われて、不安になったブラウンはそのまま学校を出たそうです。

地域ののけ者となる

One Against All - Free photo on Pixabay (611467)

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