2019年9月8日 更新

リンゼイアンホーカーさん殺害事件の詳細!市橋達也の逃亡劇

市橋達也という名前に聞き覚えはあるでしょうか。マスコミが当時、連日繰り返し報道していた大きな殺人事件の犯人です。現代社会で殺人事件は年間900件以上起こっています。その中でなぜこの事件がここまで大きく報道されたのでしょうか。詳しく解説していきます。

目次

卒業後は就職することは考えなかったようで、千葉大学の教授に「僕はもっと上を目指して頑張ります」と話していました。アメリカの大学で、大学時代に専門的に学んだ緑地環境や環境デザインを更に勉強したいと考えていたそうです。

アメリカ留学のために独学で約2年間、英語を勉強しました。その間の住居は親が所有する3DKのマンションで家賃はなし、ひと月の仕送りは15万円と一般常識では考えられないほど恵まれた環境でした。

仕送りを止められそうになる

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完全に親の脛をかじって生活していた市橋受刑者ですが、20代後半になってもアメリカの大学には合格できず、就職もしない状態に両親もしびれを切らしたようです。

事件の直前に父親から市橋受刑者に、仕送りの停止が通告されます。高校卒業から28歳までの10年間、働くこともなく親の援助ので生きてきた市橋受刑者にとって、ある意味死刑宣告だったに違いありません。

いつまでもニートのように生活する息子に、危機感を持つ親の心情もわかります。しかしこの仕送りの停止通告が市橋受刑者を精神的に追い詰めたひとつの要因の可能性はあるでしょう。

過去にも逮捕歴があった

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逮捕後に一部で報道されたのが、市橋受刑者が大学4年生の5月に窃盗の現行犯で逮捕された過去があるということです。市橋受刑者は当時25歳、当然実名で報道されています。

内容は千葉県市川市行徳駅前の漫画喫茶で、大阪市天王寺区の男性会社員のズボンの後ろポケットから落ちた現金約1万円入りの財布を盗んだというものです。財布を取られたことに気づいた男性に取り押さえられ、現行犯逮捕となりました。

卒業後進学の道を志していた市橋受刑者ですが、もしかしたらこの逮捕によって国内での就職の道が閉ざされたのかもしれません。逮捕はされたものの、その後不起訴となっています。

市橋達也の性格は?

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市橋受刑者の知人たちの証言をつなぎ合わせると、中高校生時代と大学時代では印象が異なります。どのような性格だったのか、時期ごとに見てみましょう。

まず中高時代は学内の信頼が厚い優等生で、バスケットボールや陸上で活躍するなど活発な印象の生徒だったようです。しかし一方で、怒りっぽく切れやすい一面も持ち合わせていたという証言もあります。

大学時代は大人しく真面目で、授業や同好会の活動をさぼったりすることはありませんでした。性格は明るい面と暗い面を持ち合わせており、大学受験での失敗を引きずっている印象が強かったと元恋人が事件後に証言しています。

事件後の捜査

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リンゼイ・アン・ホーカーさん殺人事件は起こって間もなく市橋受刑者の逃亡を2度も許してしまった警察ですが、その後のは汚名を返上するために必死で捜査しています。しかしその必死の捜査も虚しく、市橋受刑者は2年7カ月の長きに渡り逃亡生活を送ることとなりました。

複数の捜査員がいたにも関わらず、身体能力が高いとはいえ逃亡の準備をしていたわけでもない素人男性の市橋受刑者を取り逃がした警察には、非難の目が向けられました。報道でも連日警察の失態が報道されています。そんな中警察はどのような捜査を行っていたのでしょうか。

市橋達也を死体遺棄容疑で指名手配

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逃亡していることから市橋受刑者がホーカーさんを殺害したことは周知の事実でしたが、まずは死体遺棄容疑で全国指名手配をされます。千葉県警のホームページや全国に配られた指名手配のビラには、市橋受刑者の顔写真が載せられました。

殺人犯が逃亡しているということで、不安に思う国民もいたことでしょう。警察はそんな国民の不安を払拭すべく、また警察の威信をかけて一刻も早く身柄を確保するために、全国に市橋受刑者の顔を公開し情報提供を呼びかけました。

警察犬投入で衣類を発見

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事件発覚の翌日、警察犬を投入して市橋受刑者の自宅マンションから臭いを辿り追跡しました。警察犬は市橋受刑者の臭いを感知し、行徳駅まで追跡できました。

しかし臭いが途絶える場所に、市橋受刑者が着用していたと見られる靴下が落ちているのが発見されます。そこからの追跡は、警察犬の人間の1000倍から3億倍ともいわれる鋭い嗅覚を持っても不可能でした。

電車に乗ってしまうと臭いを追えなくなってしまうことがあるそうなので、市橋受刑者はこの駅から電車に乗った可能性が高いと言えるでしょう。

捜査特別報奨金

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市橋受刑者が逃亡して3ヶ月近くが経過した2007年6月、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺人事件は「公的懸賞金制度」の適用を受け、上限100万円の捜査特別報奨金がかけられました。

「公的懸賞金制度」とは都道府県警察が捜査中の事件のうち、警察庁が指定した事件について、容疑者の確保に直結する有力な情報を提供した者に報奨金を支払うというもので、懸賞金は100万円〜300万円(最高1000万円)です。

懸賞金がかけられたことをうけて、ホーカーさんの遺族が駐日英国大使館で記者会見を開き、市橋受刑者の逮捕とそのきっかけとなる情報提供を広く求めました。のちに、この報奨金額は1000万円まで引き上げられました。

手配ポスターでの呼びかけ

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警察は全国指名手配と同時に手配ポスターも3万枚以上作成し、全国に配布しました。主要な駅や警察署はもちろん、ぃたるところに市橋受刑者の写真入り手配ポスターが掲示されました。当時貼ってあるのを見たことがある人も多いでしょう。

2008年3月には、新たに市橋受刑者が茶髪で眼鏡をかけた場合と女装した場合の2つのイメージ画像を追加掲載した手配ポスターを公開しました。このときも約3万枚を配布しています。さらに市橋受刑者が描いたホーカーさんの似顔絵と、市橋受刑者の遺留品であるリュックサック、靴と靴下の写真を公開しました。

警察は持っている情報を次々と公開することで、市橋受刑者の行方に関する情報提供を国民に求めたのです。

2008年イギリス紙で市橋達也の自殺記事が掲載される

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捜査が難航する中2008年10月にイギリス紙「タイムズ」が「公式には、警察は市橋容疑者の行方を積極的に追っていることになっているが、複数の捜査幹部は『容疑者が生きているのであれば、すでに捕まっているはずで、決して見つからない離れた場所で自殺したに違いない』と確信している」と報道しました。

この報道を日本の警察は全面否定します。ホーカーさんの遺族BBCのニュース番組に出演した際に、市橋受刑者が自殺したという考えによって捜査が縮小されないように訴えました。

市橋達也とリンゼイアンホーカーさんの関係

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