2019年5月7日 更新

鬼灯の花言葉とは?贈る際の注意点と鬼灯の楽しみ方!

鬼灯(ホオズキ)という植物、皆さん見たことあると思います。鬼灯にも、「私を誘って」「浮気」といった花言葉があることは、ご存知ですか?この記事では、意外と知らない鬼灯の花言葉や、鬼灯を送る時の注意、その魅力についてご紹介します。

A City Asakusa Senso-Ji - Free photo on Pixabay (247463)

東京・浅草寺境内で開催されるほおずき市。どんな行事で、なぜはじめられたのか。
この章では、ほおずき市について、詳しく解説していきます。

ほおずき市の歴史

Japan Temple Japanese - Free photo on Pixabay (247492)

ほおずき市は、実は最初、浅草寺で行われたものではありませんでした。
最初に始めたのは、東京・愛宕神社です。

愛宕神社がなぜほおずき市を開催したのか、その理由は、16世紀半ばにまでさかのぼります。16世紀半ば(室町時代末期)頃から、「功徳日」という縁日が設けられるようになりました。

功徳日に参拝すると、100日、1000日分の功徳、すなわちご利益が得られるといわれています。現在、浅草寺の功徳日は月に1回、年に12回あります。

Sensoji Tokyo Japan - Free photo on Pixabay (247473)

その中でも、7月10日の功徳日に参拝をすると、最大の功徳があるとされています。
その功徳は、なんと46000日分。126年分もの功徳がいただけるのです。

この功徳日を、「四万六千日」と言います。四万六千日の縁日の参拝は、江戸時代に定着し、前日9日から、参拝客でにぎわいました。このため、9日10日の両日が縁日とされ、今に至ります。

この四万六千日の参拝が、他の寺社でも行われるようになりました。
その際にほおずき市を開催したのが、愛宕神社です。

Japan Tokyo Asakusa - Free photo on Pixabay (247479)

当時の鬼灯には、「鬼灯の実を水で丸のみにすれば、大人は持病が治り、子供は腹痛が治る」という民間信仰がありました。この効能を与えようと、鬼灯を売り出したのが始まりです。

この後、愛宕神社を真似して、浅草寺もほおずき市を開催しました。
これが、ほおずき市の古い歴史です。

ほおずき市の詳細

A City Asakusa Senso-Ji - Free photo on Pixabay (247488)

ほおずき市は、7月9日、10日に開催されます。浅草寺の夏の風物詩となっており、お盆飾りや金運アップ、遊び道具として購入する方もいるそうです。

鬼灯の植わった鉢が、いくつも天井から吊る下がっています。
購入目的だけではなく、観光として訪れる方もいらっしゃるようです。

鬼灯は花言葉より見た目や効能重視

Physalis Fruit Delicious - Free photo on Pixabay (247515)

鬼灯は、「鬼」という漢字を冠しています。花言葉も、少し怖いものが多かったですね。

ですが、食用で出回っていたり、日本で愛されてきた歴史もあったりと、マイナスな面だけではありません。
さらに、風水では金運アップの縁起物として扱われています。

誕生日に贈ったり、お盆土産として実家に持っていったりするのも、いいのではないでしょうか。今回の記事を読んで、ぜひ、鬼灯のポジティブな面も一緒に、教えてあげてください。

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