2019年9月30日 更新

川俣軍司の事件詳細と現在!犯人の生い立ちや祖父の奇妙なエピソード

昭和の日本中を震撼させた通り魔事件「深川通り魔殺人事件」 犯人のインパクトが強く、大地康雄さんが主演のドラマも非常にリアルで反響を呼びました。 彼の現在はどうなっているのでしょうか。生い立ち、そして軍司の祖父と被害者の関係とは。

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タイどら♪♪♪ on Instagram: “狂ってる❗️#川俣軍司  #大地康雄 #深川通り魔殺人事件 #覚せい剤 #doping #下町 #nipps #ビートたけし” (668955)

深川通り魔殺人事件はドラマにもなりました。非常に有名な事件で被害者も多かったのにもかかわらず、事件からたった2年後のことでした。

現在と同じようにクレームが来るかと思いきや、この時代はそんなこともなかったようでドラマ以外にもビートたけしさんのネタになったりとおおらかな時代でもありました。

むしろ事件からそれほど時間が経っていないだけにとても好評だったようです。このドラマを詳しく見ていきましょう。

月曜ワイドドラマでドラマ化

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ドラマ、深川通り魔殺人事件はテレビ朝日の21時から放送されていた月曜ワイドドラマで放送されました。現在は月曜名作劇場で十津川警部シリーズなどが放送されています。

21時の時間帯で人気の番組というのもあるのですが、有名な事件で誰もが知っていること、役者さんの演技力も相まって、視聴率は26パーセントを記録しました。

ドラマの内容

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このドラマは川俣軍司が中学生の頃から始まり、最初の就職から転落していき通り魔事件までを描いています。

刺青を先輩に憧れほとんど勢いのまま彫ったシーンや現場検証の時に覚醒剤による心神耗弱状態になって犯行に及んだのではないという裏付けをするように警察の指示に従っているなどかなり忠実に制作されており、製作者側の熱意が伺われます。

時々テレビなどでも放送されていますし、DVDも販売されていますので観てみてはいかがでしょうか。

大地康雄の迫真の演技

Artie West on Instagram: “川俣軍司じゃねーよ!って、川俣軍司なんですけどね.. ヤサグレ感がそのシャツの柄からもハンパない大地康雄さんがお昼をお知らせします。#雑な時報#大地康雄#深川通り魔#Drugster#昭和” (669648)

このドラマの主演は大地康雄さん。迫真の演技で川俣軍司を演じています。この頃の大地さんはまだ役者の道に入ったばかり。そこまで有名な役者さんではありませんでした。

しかし容姿からしてあまりのリアリティに服役中の川俣軍司に見間違う人が多数。テレビ局に「本物を使ったのか」と電話が殺到したと言います。

逮捕された時の軍司はとても29歳と思えぬ風貌をしていました。監督は薄毛の若い役者を探していて、厳しい役者修行で禿げてしまっていた大地さんを採用したそうです。

書籍「深川通り魔殺人事件」

白黒ちゃん on Instagram: “Twitterに流れてきましたが、本日6/17は「深川通り魔殺人事件」のあった日だそうです。知らなかった。 そのへんの好事家フォロワーさん(笑)とやり取りをして事件のあった1981年当時を思い出しておりました。…” (669678)

深川通り魔殺人事件は書籍にもなりました。裁判の記事をもとに書いたものなので、わかりやすく簡潔にまとめられています。逮捕された時のインパクトが強く、時代が過ぎるにつれてどんな罪を犯したかということが風化していくのも確かです。

書籍であれば手元にあれば何度も見返すことができるので、気になっている方は手に入れて見るのもいいのではないでしょうか、発刊が2004年ということもあり、ネットで中古で購入することもできます。

西成区麻薬中毒者殺人事件

Capsule Herbal Medicine - Free photo on Pixabay (669736)

深川通り魔殺人事件の一年後、大阪の西成区で薬物中毒者による殺人事件が起きています。西成区といえば今でも大阪では日雇い労働の低所得者向けのホテルや賃貸が並び、闇市も広がるような場所。

覚醒剤での事件は深川通り魔殺人事件のような大きな事件の後でも減ることはありませんでした。
この事件は時期も事件が起きた原因も近いため、ネット上でも比較されたり関連付けたページで紹介されることも多いです。

この事件も少しご紹介します。

事件概要

Hammer Sledgehammer Mallet - Free photo on Pixabay (669839)

西成区麻薬中毒者殺人事件は昭和57年に大阪府西成区で起きた麻薬中毒者による無差別殺人事件です。

犯人はアパートで妻を襲い滅多刺しにして殺害。息子にも重傷を負わせます。その後もアパートに住む住民を次々と包丁やハンマーで襲い、4人を殺害、3人が重傷を負う大惨事となりました。
犯人は路上でうろついていたところを警察官に取り押さえられ、逮捕されています。

この犯人も薬物を乱用しており、この事件を起こす前にも幻覚や幻聴による被害妄想で殺人未遂を起こしています。
裁判の判決も覚醒剤を使用していたことから心身衰弱状態であったため、無期懲役の判決となりました。

犯人について

Protection Of Minors Criminal - Free photo on Pixabay (669902)

犯人は学生の頃から暴行や詐欺などの犯罪を起こして補導されていました。15歳の頃に覚醒剤を先輩からもらい、そこから覚醒剤を使用始めたということです。

そこからの非行は酷くなり、両親に覚醒剤の使用を知られると家出、空き巣やスリを繰り返して5回逮捕、3回刑務所に服役しています。

殺害した妻と知り合ったのは妻がホステスだった頃。金目当ての結婚だったと言います。妻が犯人の本当の姿を知ったのは息子も生まれ、籍も入れてからのこと。後戻りはできなくなっていたのでした。
Bills Money Euro - Free photo on Pixabay (669965)

妻の収入だけでは不安を覚えた犯人はことば巧みに両親を騙し、通帳と家の権利書などを手に入れ、家を売却してしまいます。そのお金で覚醒剤を買っていました。

そのことで父は精神を病み入院、死亡したのでした。

覚醒剤の恐ろしさが浮き彫りになった事件

Stop Drugs Addict Drug - Free photo on Pixabay (669998)

高度経済成長の中で起きた覚醒剤が大きな原因となった事件。戦中のヒロポンなどの薬物が氾濫していた時は一次、川俣軍司の頃は二次と言われています。

現在脱法ハーブなど、また新たな薬物が出始めた現在も通り魔や薬物中毒者は増加傾向にあり、三次と言ってはいいのではないでしょうか。

この事件だけでも覚醒剤や麻薬の恐ろしさが世の中にかなり知らしめられることとなりました。簡単に止めることもできないので現在では様々な更生の取り組みが行われています。

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