目次
- 麻薬王ホアキン・グスマン
- ホアキン・グスマン(エルチャポ)について
- エルチャポはチビの意味
- メキシコのシナロア・カルテル
- 生まれた家は農家
- 父親はギャンブル狂
- 麻薬組織に加入した経緯
- 信頼を勝ち取り組織をのし上がる
- 輸入される麻薬の管理に任命
- 組織の経過について
- ルートの開拓・権益の引継で組織巨大化
- アメリカ麻薬取締局の動き
- カマレナの裏切り
- グスマンの捜査が始まる
- ガシャルド逮捕時に偽名を利用
- アメリカ当局がグスマンの実態を掴む
- グスマンの精巧な麻薬輸送手口
- グスマンの脱獄劇
- 看守に賄賂を仕込み脱獄
- その後も麻薬関係で行動
- 身柄を拘束される
- 地下トンネルから2度目の脱獄
- 銃撃戦後に再び捕まる
- グスマンが脱獄に使用した費用の説
- 裁判の行方とエルチャポの現在
- 10の罪全てに有罪判決
- 罰金と終身刑
- グスマンの(エルチャポ)の息子の行動
- 異質な写真をSNSに投稿
- 拉致されたグスマンの息子
- グスマンの性格とその他の事件
- グスマンの婚約者の殺害
- 言葉では表せないほど疑り深い
- 影響力が強く、メキシコ内10位の富豪
- 人望が厚く、逮捕時にはデモも起きた
- 有名歌手が応援ソングを歌うことも
- 麻薬王エルチャポの半生はNetflixで観れる
- クスリと人間の関係は難しい
麻薬王ホアキン・グスマン
via pixabay.com
麻薬王ホアキン・グスマン(本名ホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエーラ)は、アメリカのフォーブス誌で「史上最大の麻薬王」と呼ばれるほど悪名高く、世界中から恐れられている人物です。
巨大な総資産額や数々の脱走劇で世間を騒がせたグスマンは、2019年現在身柄を拘束されています。アメリカ合衆国連邦政府に「地球上で最も残酷で危険で恐ろしい男」と言わせたグスマンの生い立ち、脱獄劇、逮捕に至るまで詳しく紹介します。
巨大な総資産額や数々の脱走劇で世間を騒がせたグスマンは、2019年現在身柄を拘束されています。アメリカ合衆国連邦政府に「地球上で最も残酷で危険で恐ろしい男」と言わせたグスマンの生い立ち、脱獄劇、逮捕に至るまで詳しく紹介します。
大麻を吸ってる人の特徴10選!手を出してしまう原因と大麻の効果も - POUCHS(ポーチス)
世間一般的には「違法な薬物」として認識され、麻薬やドラッグなどと同じ扱いをされる「大麻」ですが、なぜ大麻が違法になっているかご存知ですか?今回は「大麻」について、違法となった理由や大麻の効果、合法とされている国、大麻を使用している人の特徴などをご紹介します。
ホアキン・グスマン(エルチャポ)について
via pixabay.com
ホアキン・グスマン(通称エルチャポ)は1957年4月4日、6人兄弟の長男として貧しい家庭で生まれました。実際にはグスマンは長男ではなく、上に3人兄がいたのですが、貧しさのためか幼くして死亡しています。
幼い頃から家計を助けようと奮闘していたグスマンが、麻薬組織に加入することになった経緯とはどんなものだったのでしょうか。
幼い頃から家計を助けようと奮闘していたグスマンが、麻薬組織に加入することになった経緯とはどんなものだったのでしょうか。
エルチャポはチビの意味
via pixabay.com
ホアキン・グスマンは、幼い頃からエルチャポというあだ名で呼ばれていました。エルチャポとはスペイン語で「チビ」という意味です。そんな彼の身長は164センチと言われていますが、155センチという説もあります。
そんな小柄なエルチャポは、後にメキシコ・アメリカ間の麻薬密輸の役4分の1という莫大な量の麻薬を扱う組織のトップになるのです。「チビ」というあだ名とは裏腹にグスマンの残虐性は有名で、対立組織からも恐れられる程だったのです。
そんな小柄なエルチャポは、後にメキシコ・アメリカ間の麻薬密輸の役4分の1という莫大な量の麻薬を扱う組織のトップになるのです。「チビ」というあだ名とは裏腹にグスマンの残虐性は有名で、対立組織からも恐れられる程だったのです。
メキシコのシナロア・カルテル
via pixabay.com
エルチャポは最終的にメキシコのシナロア・カルテルという麻薬密売組織の最高幹部としてその名を轟かせます。シナロア・カルテルはホアキン・グスマンやイスマエル・サンバーダ・ガルシーアなど5人を中心に1989年に結成されました。
カルテルとは中南米もしくは南米諸国で呼ばれる麻薬密売・密輸組織のことです。麻薬の製造・売買を行い、政府や軍並みの大きな武装勢力を持つのが特徴です。シナロア・カルテルはメキシコのシナロア州やソラノ州が本拠地で、後にメキシコ最大の犯罪組織、麻薬カルテルへと成長します。
カルテルとは中南米もしくは南米諸国で呼ばれる麻薬密売・密輸組織のことです。麻薬の製造・売買を行い、政府や軍並みの大きな武装勢力を持つのが特徴です。シナロア・カルテルはメキシコのシナロア州やソラノ州が本拠地で、後にメキシコ最大の犯罪組織、麻薬カルテルへと成長します。
生まれた家は農家
via pixabay.com
そんなエルチャポことホアキン・グスマンはメキシコのシナロア州はバディラグアトという、最寄りの学校からは100Kmも離れているほど田舎の貧しい農家で生まれ育ちました。
教師が月に何回か訪問教育を行いましたが、小学校三年生くらいの教育までしか受けることがないままグスマンは教育を受ける機会を放棄することになります。あまりの貧困と現在の総資産額のギャップなどから、グスマンは現在ロビン・フッドになぞらえられることもあります。
教師が月に何回か訪問教育を行いましたが、小学校三年生くらいの教育までしか受けることがないままグスマンは教育を受ける機会を放棄することになります。あまりの貧困と現在の総資産額のギャップなどから、グスマンは現在ロビン・フッドになぞらえられることもあります。
父親はギャンブル狂
via pixabay.com
グスマンの父親はマリファナやケシの実を栽培、売買する仕事をしていました。しかしギャンブル狂い、女好きという悪い癖から稼いだお金もすぐに使い、家族のこともよく殴ったと言われています。
父親に代わって家計を助けるためグスマンは教育を受ける機会を放棄し、父親がやっていたマリファナやケシの実を収穫、売買する仕事を始めます。産業もない田舎で他に仕事を探すのも困難な状態でした。結果グスマンは、10代の頃から麻薬栽培を始めることになります。
父親に代わって家計を助けるためグスマンは教育を受ける機会を放棄し、父親がやっていたマリファナやケシの実を収穫、売買する仕事を始めます。産業もない田舎で他に仕事を探すのも困難な状態でした。結果グスマンは、10代の頃から麻薬栽培を始めることになります。
麻薬組織に加入した経緯
via pixabay.com
成長していくにつれ、だらしなく無能な父親を見限るようになったグスマンは家を出て祖父と暮らすようになります。そんな中、グスマンが20歳くらいの頃に、元警官のミゲル・アンゲル・フェリックス・ガジャルドガボスの麻薬密売組織に加入することになります。
ずっと故郷を出たかったグスマンは1980年、この組織に加入することで故郷を離れることになります。また、この組織に加入したことが、グスマンが今後メキシコ最大の麻薬王になることのきっかけであったことは言うまでもありません。
ずっと故郷を出たかったグスマンは1980年、この組織に加入することで故郷を離れることになります。また、この組織に加入したことが、グスマンが今後メキシコ最大の麻薬王になることのきっかけであったことは言うまでもありません。
信頼を勝ち取り組織をのし上がる
via pixabay.com
ミゲル・アンゲル・フェリックス・ガジャルドガボス率いる麻薬組織はグアダラハラ・カルテルという名で、麻薬密売組織の先駆者的な存在でした。グスタフは、このカルテルでのちのシナロア・カルテルのボスとなるヘクター・ルイス・パルマ・サラザールのもとで働くことになります。
残酷なまでに組織のルールを守るグスタフは頭角を現し、1980年代後半にはグアダラハラ・カルテルのボスの専属運転手を任されるようになります。これはつまり、ボスからの信頼を勝ち取ったということを意味するのです。
残酷なまでに組織のルールを守るグスタフは頭角を現し、1980年代後半にはグアダラハラ・カルテルのボスの専属運転手を任されるようになります。これはつまり、ボスからの信頼を勝ち取ったということを意味するのです。
輸入される麻薬の管理に任命
via pixabay.com
グスタフは専属運転手になる前、組織に加入した当初はメキシコからアメリカに密輸される麻薬の監視する役目を担っていました。メキシコとアメリカの国境で麻薬の空輸状況を監視するグスマンは、密輸業者が1秒でも遅れると容赦なく射殺するなどし、周囲から恐れられていました。
そのような、残酷ながらも身内のルールに忠実なグスマンは上層部からの信頼を得て、アメリカだけでなくコロンビア間の麻薬密輸の管理も任命されるようになります。
そのような、残酷ながらも身内のルールに忠実なグスマンは上層部からの信頼を得て、アメリカだけでなくコロンビア間の麻薬密輸の管理も任命されるようになります。
組織の経過について
via pixabay.com
1 / 4