2019年8月27日 更新

ロスセタスとは?メキシコ最大の犯罪組織の全貌と現在の様子とは

かつて、逆らった弁護士など市民を次々殺害したロス・セタス。ボスが処刑され、現在は、壊滅状態と言われています。しかし、メキシコの危険度は引き上げられ、今もなお日本人の渡航に警告が出ているのです。つまり、ロス・セタスや麻薬戦争は終わっていないという事です。

目次

そもそも、アノニマスはどういった方法で、最大級の犯罪集団ロス・セタスと取引を行ったのでしょうか。アノニマスは、仲間に危害を加えた場合、ロス・セタスと繋がっている警察関係者を暴露すると発表しました。

他にも、ロス・セタスと内通しているジャーナリスト、官庁職員など身元を公表すると宣言したのです。そして、強気にも、アノニマスメンバーの解放起源についても設定し、最後に「仲間の身に何かあればお前たちにとって忘れられない日となるだろう」と締めくくりました。

取引に関する情報公開

Keyboard Apple Input - Free photo on Pixabay (586605)

アノニマスは、ロス・セタスへ、「武器では守ることはできない」と警告しています。アノニマスは、ロス・セタスが行った取引に関する情報の公開や、使用する車、家、飲み屋や仲間など全ての事柄に攻撃を仕掛けることも可能だと、さらに警告しました。

実際、車や町の監視カメラ、携帯電話や連絡機器は、インターネットを介していることが多いため、インターネットの知識に長けたプロハッカー集団であるアノニマスには、警告した内容を実行する力があると言えるでしょう。

アノニマスとロス・セタスの決着

Hacker Attack Mask - Free photo on Pixabay (586614)

圧倒的な武力を持っているロス・セタスと、インターネットというツールのみを扱うアノニマスの戦いは、どのように決着するのでしょうか。当時、アノニマスの宣戦布告を見た、世界中の多くの人々が、二大組織の動向に注目しました。

ここからは、アノニマスとロス・セタスの決着の様子について紹介していきます。

アノニマスの仲間は無事解放された

Freedom Break Handcuffs - Free image on Pixabay (586617)

アノニマスによって、仲間が無事解放されたことが、発表されます。それと同時に、アノニマスのロス・セタスに向けた攻撃作戦は、中止したとも明かされました。大規模なトラブルや抗争は起こらず、非常に静かに事態は収束したのです。

残虐な犯罪行為で知られるロス・セタスは、アノニマスのメンバーを怪我程度で解放し、その後の報復等も見られませんでした。これはつまり、アノニマスが掴んでいる情報が非常に大事なものであり、警察や官庁職員の関与を肯定しているという見方もできるでしょう。

組織関係者の名前を明かせば1件につき10人殺害するという強迫を受ける

Attack Blackmailing Crime - Free photo on Pixabay (586622)

一方的にアノニマスの要求を呑んだように見えたロス・セタスですが、残酷な犯罪集団として知られるロス・セタスは、ただでは終わりませんでした。解放したアノニマスメンバーに、伝言を託していたのです。

もし、組織関係者の名前を明かした場合、1件につき10人殺害すると。1人のロス・セタス関係者を明かした場合、アノニマスに関係する家族や知人、友人を殺害すると脅迫したのです。巨額の富があり、世界各国に構成員を抱えている大組織ロス・セタスであれば、優れたハッカーを有していたとしても不思議ではないでしょう。

罪なき市民を巻き込まないためにアノニマスは情報公開を取りやめる

Fear Woman Stop Violence Against - Free photo on Pixabay (586621)

アノニマスは、無関係な人々の命を危険にさらしたくないとし、ロス・セタスに関する人名の公表は行わないと発表しました。世界各国のメディアやジャーナリストは、アノニマスに作戦を決行してほしいと発信しましたが、アノニマスはロス・セタスに関する情報を一切公開していません。

この事件は、ロス・セタスの弱点をあぶりだしましたが、同時にロス・セタスという組織は、アノニマスでさえ警戒する組織であることを全世界に知らしめる結果となりました。

麻薬カルテルへの意見

Computer Pc Workplace Home - Free photo on Pixabay (586625)

日本から遠く離れたメキシコでは、今もなおロス・セタスやその他麻薬カルテルが犯罪行為を行っています。正義の象徴ともいえる警察官の汚職や、国をより良くする官庁職員の関与など、メキシコ国民や街の住民たちをさらに不安に陥れている現状です。

メキシコ政府やアメリカ政府も巻き込み、一進一退の攻防が続いているといえます。こういった事態を見た日本人は、どのように思うのでしょうか。ここからは、麻薬カルテルの犯罪行為やメキシコの現状について、日本人の意見を紹介していきます。

各国力を入れて一掃するべき

Action Collaborate Collaboration - Free photo on Pixabay (586630)

麻薬カルテルが存在する国の政府であるメキシコ政府や、近隣諸国のアメリカ政府だけでは、もう手に負えないといった意見が見られます。それぞれの国が個別に対抗策を打ち出しても、逃げられたり抗戦されるなどし、問題解決には至らないといった意見です。

メキシコに限らず、アメリカのギャング、ロシアのマフィアなど、犯罪行為を行う集団を各国力を入れて一斉に排除するべきだという意見が多数見られました。しかし、犯罪行為を取り締まるためには、対抗する武力が必要であり、それらは弱者の一般人を大勢巻き込んでしまう恐れもあるのです。

神々たちはなぜ彼らを野放しにするのか

Cross Christ Faith - Free photo on Pixabay (586634)

海外は日本と違い、宗教が生活に根付いている印象が強いのでしょう。そのため、「信じている神々は助けてくれないのか」といった意見や、「助けてくれない神をそれでも信じ続ける意味がわからない」といった意見が見られました。

メキシコは植民地化や移民などによって持ち込まれた、キリスト教が人口の76.5%を占めています。メキシコはブラジルに次いで、世界第二位のカトリック教徒を有する国です。カトリックの教えでは、生まれたことを神に感謝し、孝行するべきと教えています。

また、死んだあと終わりのない幸いを受け取るために、生きている間は人道的で神の教えに従うべきと説いています。一般市民は、懸命に生きあの世で幸福を手に入れようと考えているのかもしれません。

麻薬に手を出す人々も同罪

Injecting Medical Shot - Free photo on Pixabay (586635)

ロス・セタスやその他の犯罪集団が、麻薬カルテルと呼ばれるのは麻薬によって巨大な富を得たからです。つまり、麻薬を欲しがる人々が、麻薬カルテルを大きくさせたとも言えます。

「麻薬カルテルだけではなく麻薬を購入するアメリカ人や日本人も同罪」という意見が、非常に多く見られました。確かに、麻薬を購入する人々がいなければ、麻薬カルテルの資金源が減り、武器や人材確保が難しくなります。

弱体化させることも可能だと考えられますが、麻薬排除はカルテル全滅以上に難しい事柄だとも言われているのです。

日本人にできることは何もない

Pedestrians People Busy - Free photo on Pixabay (586636)

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