2019年8月27日 更新

ロスセタスとは?メキシコ最大の犯罪組織の全貌と現在の様子とは

かつて、逆らった弁護士など市民を次々殺害したロス・セタス。ボスが処刑され、現在は、壊滅状態と言われています。しかし、メキシコの危険度は引き上げられ、今もなお日本人の渡航に警告が出ているのです。つまり、ロス・セタスや麻薬戦争は終わっていないという事です。

目次

トランプ大統領は、アメリカ合衆国初の政治、軍事経験のない大統領として知られています。そのため、政策が経営的で冷酷といった非難も集めていました。トランプ大統領の政策として有名なのは、メキシコとアメリカの国境に建設した壁です。

トランプ大統領は、メキシコやその他の国籍を持った移民によって、アメリカ国民の権利が奪われることを理由に、建設を強行しました。アメリカは危機的状況であり、内部を整えるために、外部から持ち込まれる悪を遮断しようと考えたのでしょう。

この壁によって、縦横無尽に行きかえた物や人を、管理することが可能になります。麻薬カルテルによって持ち込まれる麻薬も、取り締まりやすくなったとして、一定の評価を集めました。

亡命希望者からは悲鳴が上がっている

Woman Desperate Sad - Free photo on Pixabay (586453)

しかし、壁建設には大きな問題も存在します。麻薬カルテルの拡大によって、住む場所を奪われた一般市民の逃げ場所がなくなるということです。アメリカに亡命を希望する人々からは、悲鳴の声が上がっています。

逃げ場を失った一般市民は、これまでの場所に暮らすしかなく、暮らしていくためには麻薬カルテルに所属するか、それらの行為を黙認し、死と隣り合わせで生きるしかありません。結果、トランプ大統領の政策は、麻薬カルテルの勢力拡大に加担し、自国民のみを優先する身勝手な政策だとも言われているのです。

経済学者や人権団体からは非難の声が上がっている

Crowd Demonstration Flag - Free vector graphic on Pixabay (586454)

一国の大統領が、自国民を優先することは当然とも言えます。自国民の生活が潤ってこそ、外交に目を向けることもできるのです。しかし、トランプ大統領の壁建設は、自国民をも苦しめると非難する声があります。

前項の事情から、人権団体は非難を強めていますし、経済学者も違った視点から等政策を非難しているのです。壁建設や、管理には多額の資金が必要になり、結果アメリカ国民の生活を脅かしているという意見があります。

国境を渡るほとんどの人が一般市民であり、亡命希望者であって、麻薬の拡散を防ぐことはできないといった意見も見られるのです。

ロス・セタスの成り立ち

Gun Gangster Mafia - Free photo on Pixabay (586457)

ロス・セタスやその他の麻薬カルテルの行動は、アメリカの政策にも影響を及ぼしています。ロス・セタスはなぜ、ここまで大きな力や影響力を持つようになったのでしょうか。

ここからは、ロス・セタスの成り立ちについてご紹介していきます。ロス・セタスがどのようにして誕生し、世界最恐の犯罪組織と呼ばれるようになったのか、詳細に解説していきましょう。

麻薬組織ガルフの組長オシエル・カルデナス・ギリェンが創設

Mafia Street Art Wall - Free photo on Pixabay (586468)

ロス・セタスを創設したのは、現存するメキシコ最古の犯罪組織と言われているガルフの、当時組長であったオシエル・カルデナス・ギリェンです。1990年代後期、カルテル間の争いが激化し、ガルフの組長は身の危険を感じるようになりました。

そのため、自身の身を守るため、退役したメキシコ兵30人を高額な報酬によって雇い入れます。この集団が、ロス・セタスです。当時のロス・セタスのメンバーも、軍事経験があり非常に高い戦闘能力を持っていました。

特殊部隊隊長アルトゥーロ・グスマン・デセナ

Soldier Military Uniform - Free photo on Pixabay (586474)

ガルフの組長を護衛するため、中心となって人員を集めた人物が、アルトゥーロ・グスマン・デセナです。出身は、プエブラ州で、非常に貧しい家庭でした。貧困から脱出するために、10代でメキシコ軍隊に入隊し、すぐに頭角を表します。

アメリカやイスラエルの特殊部隊から訓練を受け、高度な戦闘方法や爆発物の取り扱い、暴動鎮圧などを学びました。また、メキシコで特に貧しい地区とされるサパティスタで発生した戦闘に参加し、戦闘の実戦経験も得ます。

麻薬組織ガルフから賄賂を受け取る

Gold Ingots Golden - Free photo on Pixabay (586479)

メキシコの軍人であったアルトゥーロ・グスマン・デセナは、麻薬カルテルであったガルフから賄賂を受け取っていました。当時、警察官や軍人が麻薬カルテルから賄賂を受け取ることも、それほど珍しいことではありません。

当時に限らず、現代でも政治家や警察官と麻薬カルテルのつながりは、度々指摘されています。麻薬カルテルが行った犯罪行為の黙認や、警察内部の情報など、報酬と引き換えに麻薬カルテルの意向を通していたのです。

高給で元同僚や部下をカルテルにリクルート

Job Interview Corporate - Free photo on Pixabay (586483)

普段から報酬を受け取っていたグスマンに、ガルフの当時組長が人員のリクルートを持ちかけます。ガルフが置かれた状況は、他麻薬カルテルとの戦闘であり、一般市民のような戦闘経験のない人々を集めても意味がなかったからです。

戦闘経験もあり、武器の扱いにも長けている軍人を、高額な報酬で雇い入れることを考えました。そこでグスマンは、目ぼしい同僚に声をかけ、約30人ほどを引き抜き麻薬カルテルに引き入れます。これが、ロス・セタスの始まりです。

1997年陸軍を退役し自身もカルテルの一員となる

Gangster Mobster Criminal - Free vector graphic on Pixabay (586486)

グスマンは数年間軍隊に在籍しながら、ガルフより賄賂を受け取り、同僚のリクルートを続けます。同僚のリクルートをしながら、着実に軍隊で経験を積んでいったのです。

1997年自身も陸軍を辞め、麻薬カルテルの一員となりました。その後は、麻薬の売買や他麻薬組織との戦闘活動に参加します。多くの同僚や部下を麻薬カルテルという悪に導いたグスマンですが、2002年メキシコのレストランでメキシコ軍に射殺され、死亡しました。

2006年ガルフとロス・セタスは正式なパートナとなる

Hand Greeting Agreement - Free photo on Pixabay (586489)

ロス・セタスは、ガルフの組長の安全や、戦闘要員として使われていました。しかし、戦闘スキルや応戦が優れていたことから、2006年ガルフと正式なパートナーとなります。つまり、対等な立場に昇格したということです。

ロス・セタスはこの頃から犯行に「Z」を残すようになったと言われています。ロス・セタスが用いるこの「Z」の意味は、多くの同僚や部下を勧誘したグスマンが警察時代に使用していた無線コードにちなんでいるということです。

2010年同盟が解消されライバル関係となる

Arm-Wrestling Indian Wrestling - Free photo on Pixabay (586495)

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