2019年7月13日 更新

尼崎事件の概要とその真相とは!裁判の判決とその後についても

主犯格の自殺で闇に葬られた尼崎事件を覚えていますか?親族同士での暴行や性行為などで精神を崩壊させ、金や家を乗っ取る様は、人々に恐怖心を与えました。今回は、黒幕と背乗り疑惑があり、更に警察もグルと言われる尼崎事件の真相と、裁判判決や事件のその後を紹介します。

目次

角田美代子の養子となり、義理の息子(長男)となったのは、角田美代子の遠縁の一家である猪俣家の1人です。この家族の、四男の息子2人の内、次男を義理の息子にしました。

養子に入って角田健太郎となったのです。事件発覚当時ですでに30代のこの息子は、被害者宅から捕られた人質のようなものだったのでしょうか。

美代子のいとこである、李正則の供述によれば、息子と言っても待遇は変わらず、奴隷のような扱いを受けていたようです。

主犯女の次男

Baby Newborn Tears - Free photo on Pixabay (468961)

角田美代子が産んだとされる次男は、最初に紹介した角田の戸籍上の妹、美枝子が産んだ子供です。美枝子の供述によれば、角田は「自分は頭も悪く、顔も不細工だから自分では子供は産みたくない」と言いつつも、若いうちから美枝子に自分の代わりに子供を産めと言っていたようです。

結局、根負けした美枝子は、よく角田の元に集金に来ていた行員と子作りをして、角田美代子の名前で息子を産みました。その子は角田優太郎と名付けられます。その為、美代子の次男となっていますが、本当は美枝子の子供なのです。美枝子は、息子を殺されては困ることから、母親だとも名乗れずに、叔母として一緒に暮らしていました。

角田美代子も、優太郎をとても可愛がっていたようですが、優太郎の供述によると、彼は美代子からキスをせがまれたり、性器を舐めろというような性的虐待にも遭っていたようです。最終的に優太郎は、被害者家族の谷本家の次女と結婚させられました。

主犯女の義理の従兄弟

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被害者家族達に対する暴行や、脅迫などを担当していたのは、角田美代子の義理の従兄弟になったという李正則です。彼の両親は、在日韓国人で尼崎市内で生まれ育っています。

両親は早々に離婚、更に母親と再婚相手の義理の父が正則名義の借金を作り消え、取り立て人が会社にも来るようになった為に、正則は暴力団の道へと入っていきました。

被害者家族となる皆吉家は、母親の再婚相手の親族で、義父と角田美代子の内縁の夫である鄭は知り合いだったと言われています。借金を返す協力をすると角田美代子に介入されるようになり、その後暴行担当として最後まで角田美代子と一緒に暮らすことになるのです。

主犯女の同居人女性

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角田美代子の兄と付き合っていたと言われる、安藤みつゑさんという女性がいます。彼女は80年代からすでに家族の元から消息を絶っていましたが、その頃から角田美代子と同居という名の軟禁をされていたようです。

安藤さんは、行方不明になる直前、すでに200万円の借金を負わされていたようで、角田美代子と同居してからは、マンションの連帯保証人にもされています。彼女は何度か兄妹達に金の無心に行き、戻ってくるよう説得されても帰ることはありませんでした。

角田美代子の下で長い間家政婦のようにして暮らしていた安藤さんは、角田の孫(優太郎の子)を叱ったという理由で、2008年(平成20年)11月頃に監禁、暴行され殺されたようです。安藤さんの遺体は、被害者家族である皆吉家の祖母の家の床下に埋められていました。

主犯女の同居人男性

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角田美代子と同居していたもう1人の男性は、仲島康司という名前です。この男までが、角田美代子のファミリーと言われていましたが、角田の手先となって働かされる奴隷でもありました。

仲島康司は、角田の運転手をよく務めていたようで、ファミリーの中での地位は李と共に一番下の扱いだったようです。この男も、被害者家族の谷本家の長女、茉莉子さんと婚姻関係を結ばされています。

角田美代子は、彼にもよく暴力や虐待を与えていたと言われ、仲島康司はかなり怯えていたようです。

A家(母/長男/次男)

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尼崎事件では、角田美代子と係わった為に、一家離散や乗っ取りに遭った家庭がたくさん出てきます。まず1軒目の被害者宅Aとは、橋本家のことです。

橋本家は元々、角田の実家に間借りしていたことから、美代子と知り合いになってしまいました。母子家庭だったのか父の存在は出てきません。この橋本家は、遺体遺棄をされたと言われる母の橋本芳子さん、そして子供は、長女と長男次男の4人家族でした。

長女は被害から逃れられたようですが、長男の久芳さんは角田の義理の妹の美枝子と結婚させられ、マンションの名義人にもされた上、自殺強要の後に自殺してしまいました。次男の橋本次郎も、角田の家で共同生活をさせられていましたが、何度か逃亡していました。しかし、何故か毎回角田の下に連れ戻され、監禁されていた場所で死亡しています。

B家(母/母の長男の長男)

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次のB家とは、角田美代子の遠縁に当たると言われる猪俣家です。この一家には、両親と息子が4人、そして長男のところと、四男のところにいる孫の男の子が3人いました。

母親の姉の葬儀に訪れた角田美代子が、葬儀のやり方に因縁を付け始め、連日家族会議と称した恫喝と罵倒の中、猪俣家の中で軟禁状態にされていたのです。この家は、元々母親と三男の2人暮らしであったところに、角田達が入り込み、他の長男次男四男の息子達と孫も軟禁状態となりました。

母親は猿ぐつわをされ、食事もほとんど与えられず死亡。長男の長男(孫)は、毎日続く会議に耐え切れず、マンションの窓から飛び降り自殺したのです。逃げ出そうとして飛び降りたという話もあり、原因は不明のままです。

主犯女の義理の長男の兄

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主犯女の義理の長男の兄とは、猪俣家(B家)の四男の長男(孫)のことです。同じく、四男の次男(孫)である健太郎は、角田美代子に気に入られ、美代子の養子(長男扱い)とされてしまいました。

この猪俣家の四男の長男(孫)は、現在も行方不明中で、2014年(平成26年)2月に公開手配されています。行方不明の原因は未だ分かっておらず、角田から逃げ出したのであれば良いのですが、もしかするとすでに殺され何処かに遺棄されている可能性も考えられます。

C家(母/長男/次男/次女/孫)

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C家とは、皆吉家のことです。皆吉家の長男が、角田美代子の義理のいとこである李正則の母親と結婚していた元夫に当たります。

この長男は、中学時代の後輩の妻が美代子だったことで知り合い、そのことが縁で角田が皆吉家に入り込み、長男と次男はその後、角田のマンションで暮らすことになりました。

この時、皆吉家の母親であるノリさんと、次女は行方不明になりますが、母ノリさんは角田達に虐待されて死に、死体を遺棄されていたのです。次男は橋本家の次男と逃走に成功しますが、潜伏先で病死しました。そして、皆吉ノリさんから見ると孫に当たる女性も虐待されて死亡しましたが、彼女は角田美代子の命令によって、同居人であった中島康司と結婚させられています。

D家(母/長女/次女/父の兄)

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D家は、皆吉家の長女、皆吉初代さんが嫁いだ谷本家のことです。ここでの母とは、初代さんのことで、夫は谷本明さんです。皆吉家(C家)の長男が李正則の義理の父だったことをきっかけに、李正則と知り合って事情を知った角田は、何故か「この子の素行が悪いのはお前の家が悪い、更生させろ」と、谷本家に李含む10人程の男を送り込み、暴れさせました。

助けを求めた初代さんの連絡を受け、角田美代子が乗り込み、ここでもこの家族を軟禁し、暴力などを振るうようになっていきました。初代さんは夫の明さんと離婚させられた後逃亡していましたが、連れ戻されてその後死亡。父は親戚の下へ逃亡が成功します。娘2人は角田に連れて行かれ、その付き添いに行った伯父の谷本隆さんも死亡しました。

娘達は、先程も紹介した皆吉ノリさん(C家母)からすると孫に当たり、初代さんから見れば娘に当たります。長女は、仲島康司と結婚させられますが、虐待されて死亡。次女の瑠衣は角田の次男、優太郎と結婚して2人の子供を産んでいます。

E家(父/母)

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