2019年6月14日 更新

パーナさん事件の詳細と真相!事件拡大の原因と事件のその後

「パーナさん事件」とは何でしょうか?日本のアイドルグループ「NEWS」が、2013年7月27日に開催した屋外コンサートが悪天候のため順延にしました。その際に発生した様々な事件や騒動が「パーナさん事件」です。この事件についての詳細や教訓を、お伝えしていきます。

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ツイッターでのデマ情報が、ナンパ車やレイプなどの被害という嘘話にまで広がっていきました。恐ろしいことに、パーナをナンパ車やレイプ車が狙っているというのです。

さらには、パーナを襲撃しようとした男がいる、始発電車に乗るパーナを暴漢が待ち受けている、多数のパーナが連れ去られた、過呼吸に効くとパーナに薬物を渡してくる者がいる、宿泊先がないパーナが事件に巻き込まれた、など真偽不明な情報が飛び交う事態になりました。

多くのデマが拡散される

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ツイッター上でソースが不明な多くのデマ情報が拡散されたため、根拠のない情報が独り歩きしました。また、「この情報を拡散しない者は加害者に等しい」といった文章が虚偽のツイートに加えられました。その結果、これらのデマ情報はチェーンメールのように広がっていったのです。

このように嘘なのか真実なのか分からない情報が、あたかも本当にあった事実のようにツイートされていきました。そのためツイッター上では大混乱が起きました。

警察を批判する声も

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多くのデマ情報が拡散され大炎上になってしまった事態に対して、「何のために税金を払っているのか」と憤り、警察を批判する声もあがってきました。さらには、拉致されそうになっていたパーナたち21人を自分が救出したと言い出す者も現れたと言います。

ところが、J-CASTニュースが警視庁広報課に問い合わせをして、実際のトラブルの有無を確認したところ、「そのような事実は把握していない」との回答があったそうです。

この騒動でパーナさんが一躍有名に

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「R25」(リクルートが昔発行していたフリーペーパー。または運営していたWEBサイト)では、「パーナ」を2013年を代表する新語として選出しました。「パーナ」は2013年以前に生まれた言葉ですが、同年夏のコンサート騒動があったのであえて選出したそうです。

さらに、「週刊文春」が、「パーナさん事件を」2013年を代表する十大ネット炎上事件として選出。ジェイ・キャスト(日本のネットニュースサイト運営会社)は、「ジャニオタ」を2013年を回顧する記事で取り上げ、「パーナさん事件」についての記述をしています。

NEWSポストセブン(小学館が運営する総合ニュースサイト)は、NEWSに限らないジャニーズファン同士のマナー問題と関連付けながら「パーナさん事件」についてのNEWSファンの意見を取り上げました。大炎上騒動が起こったことにより、良いのか悪いのか「パーナさん」の存在が一躍有名になったのです。

騒動拡大の原因はネット民の自己満足?!

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ネットニュース編集者の中川淳一郎さんは、この騒動について言及しています。「何かを書き込むことによって、良いことをした気分になる」という自己満足が横行したというのです。そのうえで、「現代社会のデマは瞬時に広がるから注意が必要」と警鐘を鳴らしています。騒動拡大の原因はネット民の自己満足という事なのでしょうか。

他には、エッセイストの能町みね子さんが、ツイッターで出回ったデマ情報について「根拠がなさすぎる」と述べています。「便利な道具があってもアタマがついていかないと、関東大震災頃のような低レベルなデマが飛び交うんだなあ」と評していました。

事件には多くの芸能人が関わっていた?!

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パーナさん事件では、一般人だけではなく、芸能人もツイートをしていました。宮迫博之さん、三村マサカズさん、麒麟の田村さん、2700のツネさん、菜々緒さん、益若つばささん、篠田麻里子さんなどが「この状況大丈夫?」「誰か何とかしてーーー」などと、一般人のコメントにリツイートしました。

芸能人にはファンがいるので、数多くのフォロワーが存在します。多くの芸能人がツイッターで事件に関わることで、騒動の拡散が加速してしまったのでしょう。芸能人が、一般人のツイートを拡散するのはいかがなものなのかと、報道関係者は疑問に感じているそうです。

会場での実際の様子

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「パーナさん事件」の会場での実際の様子はどのようなものだったのでしょうか?確認していきます。

報道と大きく異なる点

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手越祐也について、報道と大きく異なる点がありました。当時「手越が土下座した」と報じられていたのですが、正しくは「膝から崩れ落ちた」のではないかと来場者が証言しています。膝から崩れ落ちて頭を抱えていたので土下座だと思われたようですが、自分は土下座しているようには見えなかったと言っています。

行き場のない思いを抱えていたように見えたとの事ですが、どのタイミングで崩れ落ちたのかは分かっていないのです。また、「明日来られない子いるの?」とファンに質問した際の答えを聞いて、そのような状態になったと言っているツイッターもありました。証言をした来場者とは、記憶が異なっているようです。

NEWSの対応

People Woman Dark - Free photo on Pixabay (357782)

コンサートが開始され、豪雨、雷などが襲ってきた時に会場にいる人はずぶ濡れになりました。小山さん、増田さんは、呆然として「雨すごいね」と言ったそう。ファンを気づかったメンバーは、不安を和らげようと絶え間なく会話を続けました。そして、スタッフとの話し合いの結果、小山さんがコンサート中止の発表をします。

その時に、翌日に振替公演になる事もお知らせしていました。そして、来場者の退場が始まり、NEWSはスタッフにハケるよう支持されるも拒否。来場者が最後の1人になるまで見送りをしました。彼らは傘も頑なとして受け取りませんでした。そして、マイクを持ったままステージに立ち続けたのです。

次第に、体調不良で倒れるファンが出てくると、メンバーは会場内、ステージ上を駆け回りスタッフに指示を出したのです。メンバーが近づくと手を振ったり騒ぐファンがいましたが、増田さんが「静かにしろ、やめろ」と注意をしています。

来場者のほとんどが冷静だった

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倒れるファンが次々出たと報道されていましたが、誇大報道だと来場者は語っていますが、体調不良や過呼吸で手当を受けた人は少なくありませんでした。

しかし、来場者のほとんどが冷静でした。みんな冷静、迅速に駅まで歩いたのです。退場する際は来場者同士で声を掛け合っていました。暗い中足元が危ないので、階段や通路で肩を貸しあったり、段差があることを伝えたりしていました。そのためパニックにならずに、迅速に会場を後にすることができました。

翌日の公演はほぼ満員

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