目次
ズベ公の意味や語源と類語
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「ズベ公」という言葉を聞いたことが人は、現在では少なくなっているかもしれません。もはや死語になっているといってもよい言葉ですが、ある時期まではよく使われていた言葉です。
今回は、「ズベ公」という言葉の意味や語源、類語などについて詳しく解説します。
今回は、「ズベ公」という言葉の意味や語源、類語などについて詳しく解説します。
ビッチの特徴とは?ヤリマンとの違いやビッチだと思われやすい女性も - POUCHS
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ズベ公の意味
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ズベ公とは、素行の悪い女性を揶揄する俗語です。かなり強く女性をののしる言葉であるため、公の場で使うのは好ましくない言葉です。
表記は「ずべ公」「ずべこう」など、さまざまな形がありますが、「ズベ公」という表記が最も多く使われています。第二次世界大戦後に素行が悪い人をあざける言葉として使われ始め、その後女性の不良を指す言葉として定着しました。
現在ではあまり使われない言葉であり、一般的には死語として認識されています。
表記は「ずべ公」「ずべこう」など、さまざまな形がありますが、「ズベ公」という表記が最も多く使われています。第二次世界大戦後に素行が悪い人をあざける言葉として使われ始め、その後女性の不良を指す言葉として定着しました。
現在ではあまり使われない言葉であり、一般的には死語として認識されています。
ズベ公の語源
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「ズベ公」の「ズベ」は、「ずべら」という言葉を略したものだと言われています。「ずべら」とは、「だらしがない」「締まりがない」という意味の言葉です。現在では「ずべら」ではなく、「ずぼら」という形がよく使われています。
「だらしがない」をいう意味の「ずべ」に相手を軽蔑して呼ぶときに使われる接尾語「公」を付けて「ズベ公」という言葉になったのではないかと考えられています。
「ずべ」は「ずべら」ではなく、カルタの悪い札とされたスペードの略であるという説もありますが、この説は後述する「スベタ」という語の語源との混同であり、現在では誤りとされています。
「だらしがない」をいう意味の「ずべ」に相手を軽蔑して呼ぶときに使われる接尾語「公」を付けて「ズベ公」という言葉になったのではないかと考えられています。
「ずべ」は「ずべら」ではなく、カルタの悪い札とされたスペードの略であるという説もありますが、この説は後述する「スベタ」という語の語源との混同であり、現在では誤りとされています。
ズべ公の類語
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「ズベ公」にはいくつか類語があります。代表的なものは「スベタ」「ヤンキー」「売女」「ビッチ」などです。「スベタ」とは、醜い女性を指す俗語です。先に解説したカルタの悪い札であるスペードが語源になっています。
「ヤンキー」とは、不良の少年少女を指す言葉です。元々はアメリカ人の俗称ですが、第二次世界大戦後に少年少女がアメリカ人の髪型や服装を真似したところから、「ヤンキー」が「不良」と同義になりました。現在でもよく使われている言葉です。
「ヤンキー」とは、不良の少年少女を指す言葉です。元々はアメリカ人の俗称ですが、第二次世界大戦後に少年少女がアメリカ人の髪型や服装を真似したところから、「ヤンキー」が「不良」と同義になりました。現在でもよく使われている言葉です。
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「売女(ばいた)」とは、元々は売春婦を指す俗語ですが、現在では売春婦のみならず、身持ちが悪い女性を侮蔑する言葉として使われています。
「ビッチ(bitch)」とは、英語で「売女」「尻軽女」「あばずれ女」などを意味する俗語です。原義は「メスの犬」ですが、現在ではもっぱら侮蔑語として使われます。
英語では女性に対する侮蔑語としての用法だけでなく、間投詞的な用法もあります。日本語の「ちくしょう!」に近い用法です。
「ビッチ(bitch)」とは、英語で「売女」「尻軽女」「あばずれ女」などを意味する俗語です。原義は「メスの犬」ですが、現在ではもっぱら侮蔑語として使われます。
英語では女性に対する侮蔑語としての用法だけでなく、間投詞的な用法もあります。日本語の「ちくしょう!」に近い用法です。
「公」を使ったその他の言葉
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「ズベ公」のような「公」を使った言葉は、他にもたくさんあります。いずれも古くからある俗語であり、現在では死語になっている言葉もあるので、全く知らない人もいるでしょう。
「ズベ公」以外の「公」を使った言葉について解説します。
「ズベ公」以外の「公」を使った言葉について解説します。
先公
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「先公(せんこう)」とは、学生が先生の呼称として使う俗語です。「先公」の原義は「先代の君主」ですが、徐々に学生が先生に対して軽蔑の念を込めて使う言葉に変化していきました。
明治時代には俗語としての用法があったことが確認されており、昭和時代まで使われていた歴史のある言葉です。ただし、現在は使われることが少なくなっており、死語になりつつあります。
同じく先生を軽蔑する「先的(せんてき)」という言葉もありますが、こちらは現在では全く使われておらず、ほとんど知られていません。
明治時代には俗語としての用法があったことが確認されており、昭和時代まで使われていた歴史のある言葉です。ただし、現在は使われることが少なくなっており、死語になりつつあります。
同じく先生を軽蔑する「先的(せんてき)」という言葉もありますが、こちらは現在では全く使われておらず、ほとんど知られていません。
ポリ公
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「ポリ公」とは、警察官や警察という組織全体をののしる俗語です。「ポリ公」の「ポリ」は、英語で警察を意味する「ポリス(police)」の略です。この「ポリ」に「ズベ公」や「先公」と同じように「公」を付けて軽蔑の念を表しています。
警察に関わる俗語は数多く、「サツ(けいさつを略した言葉)」「マッポ(さつまっぽうの略、明治時代、警察官に薩摩藩出身者が多かったことに由来)」などの言葉が広く知られています。
いずれも不良の間でよく使われる警察の隠語です。古くからある言葉ですが、現在では使われることが少なくなっており、死語の仲間入りを果たしています。
警察に関わる俗語は数多く、「サツ(けいさつを略した言葉)」「マッポ(さつまっぽうの略、明治時代、警察官に薩摩藩出身者が多かったことに由来)」などの言葉が広く知られています。
いずれも不良の間でよく使われる警察の隠語です。古くからある言葉ですが、現在では使われることが少なくなっており、死語の仲間入りを果たしています。
どうして公と言う言葉を付けるのか
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人の呼称としての「公」という言葉は、元々は「君主や貴人、大臣」を意味しており、侮蔑語ではなく、相手への尊敬の念を表す言葉です。水戸黄門として有名な徳川光圀は「水戸光圀公」という尊称で広く知られています。
しかし、現在ではもっぱら相手に対する親しみや軽蔑を意味する俗語として使われています。一種の皮肉として、本来は貴人への尊称である「公」を使うことで、相手に対する親しみや軽蔑の念を表現しているのです。
しかし、現在ではもっぱら相手に対する親しみや軽蔑を意味する俗語として使われています。一種の皮肉として、本来は貴人への尊称である「公」を使うことで、相手に対する親しみや軽蔑の念を表現しているのです。
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どちらかと言うと軽蔑を意味することの方が多く、「アメ公(アメリカ人に対する蔑称)」「イタ公(イタリア人に対する蔑称)」「ヤー公(ヤクザに対する蔑称、やあ公とも)」などがよく知られています。
親しみを意味する用法としては「猿公(えてこう、エテ公という表記が多い)」があります。猿を擬人化して呼ぶ言葉です。
親しみを意味する用法としては「猿公(えてこう、エテ公という表記が多い)」があります。猿を擬人化して呼ぶ言葉です。
ズベ公は方言?
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