マイアミゾンビ事件の真相は？ゾンビ被害者のその後と現在

マイアミゾンビ事件とは？

ウォーキング・デッドやバイオハザードをはじめ、ゾンビを題材にした映画やドラマは昔から世界中で製作され、安定の人気を誇っています。人間に噛みつき、噛まれた人間は感染して自分もゾンビになるというのが定番の虚構のストーリー。しかし現実世界で人が人を食べるという事件が、2012年5月にマイアミで起こったことをご存知ですか？

今回は世界中を震撼させた、その名も「マイアミゾンビ事件」の詳細と事件の原因、容疑者と被害者のことまで詳しく紹介します！

マイアミゾンビ事件詳細

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2012年5月26日午後2時頃。アメリカ、フロリダ州のマイアミで男性が他の男性のことを食べるという前代未聞の事件が発生し、世界中を震撼させました。

事件現場の隣の建物に設置されていた防犯カメラに、18分間に及ぶ猟奇的暴行の一部始終が録画されていました。加害者が被害者の人肉を食している様子から「マイアミゾンビ事件」と呼ばれたこの事件は、加害者死亡という形で幕を下ろしたため動機や原因が解明されず、様々な憶測を呼びました。

被害者は重傷を負うも一命を取り留めました。しかし加害者の異常行動の原因など、多くの謎が残されたままのマイアミゾンビ事件の詳細とはどんなものだったのでしょうか。

事件の起きた場所

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マイアミゾンビ事件の現場となったのは、フロリダ州の南端に位置するダウンタウン、マイアミ、フロリダなどを繋ぐマッカーサー・コーズウェイという6車線から成るフリーウェイの脇道でした。夜景スポットの名所の一つと言われている場所でした。

事件当日、マッカーサー・コーズウェイの橋の下で休んでいた被害者、ロナルド・ポッポ（事件当時65歳）は加害者ルディ・ユージーン（事件当時31歳）によって、18分間にわたり殴打され、顔を執拗に噛みちぎられたのです。

警察に通報が入る

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「マッカーサー陸橋の下で裸の男が別の男の顔を食べている！」。そう通報したのは事件現場を自転車で走行していた目撃者でした。通報した人物によると、ポッポ被害者とユージーン加害者は争いながら寝そべっていたと証言しています。目撃者が「やめろ！」と叫ぶも、ユージーン加害者はポッポ被害者の顔を食べ続けるのをやめなかったと言います。

また、ユージーン容疑者はポッポ被害者の顔の皮膚を裂くように食べ続け、止めるよう叫んだ目撃者に振り返った際、ユージーン容疑者の口の中には人肉が見えたと言います。

警察が駆けつけた時

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通報を受けマイアミ警察が現場に駆けつけると、炎天下の中2人は裸で寝そべった状態で、ユージーン加害者はポッポ被害者の顔に噛みついていました。警官は被害者から離れるよう何度も警告しますが、ユージーン容疑者は聞き入れません。

ユージーン容疑者は動物のように唸っていたと、駆けつけた警察官はのちに語っています。あたり一面血の海と化した現場でユージーン容疑者がポッポ被害者の顔を食べ続ける様子は、まるで地獄絵図のようでした。

警告を聞かないユージーン容疑者を止めるべく、警官は容疑者目がけて発砲を開始します。

犯人射殺

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ユージーン容疑者は、警官の発砲が体に当たったのにも関わらず犯行を止めませんでした。そのため、警察は集中発砲します。その結果ユージーン容疑者は射殺され、ついに動きを止めることになります。

地元メディア誌によると、犯人は31歳の黒人男性ルディ・ユージーン、被害者はホームレスの65歳白人男性ロナルド・ポッポでした。ポッポ被害者は顔の75%〜80%が損傷したとのことでした。また、警官が容疑者を発砲した際の流れ弾が、ポッポ氏の胸に当たったことも分かりました。

6発の発砲

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捜査の結果、ユージーン容疑者は6発の発砲を受けていたことが分かりました。ユージーン容疑者の人目もはばからない、まさに猟奇的で異常な犯行は、銃による犯人射殺以外解決方法はなかったように見受けられます。

日本と違い銃社会のアメリカでは、犯人が銃を所持している可能性が高いため、威嚇射撃なしで犯人に発砲することができるなど、日本よりも警察が銃を使用するハードルはかなり低いです。また、リボルバー式で5発くらいしか発砲できない日本に対して、アメリカの警官が所持する銃はオートマチックで10発以上発砲可能なのです。

被害者の状態

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最初に殴打され、その後顔を食べられ続けるという、計18分間に及ぶ暴行を受けたポッポ被害者はジャクソンメモリアル病院に緊急搬送されました。75%〜80%を損傷したポッポ被害者の顔は、誰であるか、人間であるのかさえも判別しきれないほどだったと言われています。

鼻も片目もユージーン容疑者によって食べられてしまったポッポ被害者は、病院搬送時意識不明の状態でした。ポッポ氏が受けた事件の衝撃は、車による事故に相当するほど酷いものだったと医師は説明しています。

犯行を写した防犯カメラの映像

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マッカーサー・コーズウェイの事件現場に隣接するビルの防犯カメラは、事件の一部始終を記録していました。18分間に及ぶ防犯カメラに残った映像は、瞬く間にインターネットで拡散されました。その映像は今でもネットで閲覧可能です。

被害者と加害者の行動が見えるその映像はしかし、防犯カメラのため画質が悪く、はっきりと具体的に何をしているのか判別することはできません。2人のシルエットが画面の左下で動いているのが分かる程度です。このように、グロテスクな部分は写っていないということも、映像が拡散された理由の一つと思われます。

事件の原因は危険ドラッグのバスソルト？

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一体何がどうしてユージーン容疑者は、あのような前代未聞な犯行に至ったのでしょう。警察は当初、ユージーン容疑者がコカインなどの薬物を過剰摂取したからではないかと疑いました。

現場まで服を脱ぎ捨てながら歩いてきたことから、ユージーン容疑者が異常な暑さを感じていたことが推測でき、その行動と犯行の異常行動が、一時的なコカイン精神病による症状と一致していた為です。

他にも新型のLSDや脱法ドラッグであるバスソルトが原因なのではないかと疑う専門家もいました。

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