目次
- マイアミゾンビ事件とは?
- マイアミゾンビ事件詳細
- 事件の起きた場所
- 警察に通報が入る
- 警察が駆けつけた時
- 犯人射殺
- 6発の発砲
- 被害者の状態
- 犯行を写した防犯カメラの映像
- 事件の原因は危険ドラッグのバスソルト?
- 事件の原因はバスソルトの影響と報じられた
- バスソルトは危険ドラッグ
- 過度の発汗作用
- 暴力的になる
- 幻覚や錯覚
- 犯人ルディ・ユージーンについて
- 生い立ち
- 性格
- 中学時代の友人からの証言
- 聖書をいつも持ち歩くほどのクリスチャン
- 犯人の事件当日の行動
- 彼女宅を出た後友人と会う
- 事件前に大麻を吸っていた
- 車を降りて歩いて事件現場へ
- 被害者と面識はない
- マイアミゾンビ事件の真相
- 人食いゾンビではなかった
- 人肉は吐き捨てられていた
- バスソルト説の否定
- 薬物規制反対運動活動家の意見
- 本当の原因は明かされていない
- マイアミゾンビ事件被害者のその後
- 顔面の80%を失う重症
- 事件の被害者の顔がネットで拡散
- 片目の眼球を失い両目を失明
- チャリティー活動の力を借りて治療
- 被害者の人柄
- 事件被害者の現在
- ギターを弾く動画も
- ドラッグと食人との関係
- ドラッグはカンニバリズムと関連性がある
- ゾンビ化するドラッグ「フラッカ」
- バスソルトと同じ成分の製品が日本にも?!
- 他にもあったゾンビ事件
- フロリダの19歳の男子学生
- マイアミゾンビ事件の一週間後
- フロリダのゾンビアポカリプス
- 日本でゾンビ事件が起こらないとも限らない
事件の原因はバスソルトの影響と報じられた
via pixabay.com
5月29日、警察は事件の原因が合成覚醒剤バスソルトである可能性を示唆しました。このことによって、マイアミゾンビ事件の原因はバスソルトという脱法ドラッグであったということが世界中で報道されました。
結果としてこの報道は間違いでした。しかし一度報じられたマイアミゾンビ事件とバスソルトの因果関係は消えることなく、今でもバスソルトが原因との形で終結している報道機関もあります。
今回の事件の原因として、脱法ドラッグバスソルトの名前が浮上したのはどうしてだったのでしょうか。また、バスソルトとは、一体どんな薬物なのでしょうか。
結果としてこの報道は間違いでした。しかし一度報じられたマイアミゾンビ事件とバスソルトの因果関係は消えることなく、今でもバスソルトが原因との形で終結している報道機関もあります。
今回の事件の原因として、脱法ドラッグバスソルトの名前が浮上したのはどうしてだったのでしょうか。また、バスソルトとは、一体どんな薬物なのでしょうか。
バスソルトは危険ドラッグ
via pixabay.com
バスソルトとはアメリカで急速に拡散した合成覚醒剤で、違法薬物LSDの代用品と言われています。チャットという植物に含まれる薬物と似た物質の集まりを合成したものであることから、合成覚醒剤と呼ばれています。中国近辺で製造されていて、実際にはどんな化学物質が合成されているか分かりません。
内容物が不明なので、効果も予測不能です。おしゃれなパッケージと価格の安さ、手頃さから気軽に手を出してしまう人も多いですが、大麻や覚醒剤などの入門ドラッグと呼ばれているほど危険なドラッグです。
「人体には摂取しないでください」と表記され、様々な色、形状、名前を持つ為、見た目ではそれと判断しにくいバスソルトですが、自殺を含め死ぬ可能性もある危険ドラッグとして注意喚起がされています。
内容物が不明なので、効果も予測不能です。おしゃれなパッケージと価格の安さ、手頃さから気軽に手を出してしまう人も多いですが、大麻や覚醒剤などの入門ドラッグと呼ばれているほど危険なドラッグです。
「人体には摂取しないでください」と表記され、様々な色、形状、名前を持つ為、見た目ではそれと判断しにくいバスソルトですが、自殺を含め死ぬ可能性もある危険ドラッグとして注意喚起がされています。
過度の発汗作用
via pixabay.com
成分や含有量、摂取量によって効果は様々ですが、バスソルトを含む危険ドラッグは身体面にあらゆる負の効果をもたらします。吐き気、記憶障害、意識障害、痙攣、呼吸困難、過度の発汗作用などです。
普通の温度なのに異常に暑いと感じたり、実際に体温が上がっていることもあります。1日に4回も5回も着替えないといられないほど大量に汗をかいたり、一日中エアコンにへばりついていたという危険ドラッグ常習者の体験談があります。
普通の温度なのに異常に暑いと感じたり、実際に体温が上がっていることもあります。1日に4回も5回も着替えないといられないほど大量に汗をかいたり、一日中エアコンにへばりついていたという危険ドラッグ常習者の体験談があります。
暴力的になる
via pixabay.com
ドラッグにより人が暴力的になるパターンは二つあります。一つ目は、ドラッグを手にするお金を得られる為なら強盗をも厭わない人がいるように、思考回路がドラッグ中心になってしまうというものです。この思考回路によって、人は暴力的な行動への垣根を失います。
二つ目はドラッグにより感情のコントロールが出来なくなり、怒りに歯止めが効かなくなる、又は相手を敵と感じるといった幻覚・妄想が暴力に走らせるというパターンです。
どちらのパターンも3.4日後に我に返り、自分がした行動を全く覚えていないということが多いです。
二つ目はドラッグにより感情のコントロールが出来なくなり、怒りに歯止めが効かなくなる、又は相手を敵と感じるといった幻覚・妄想が暴力に走らせるというパターンです。
どちらのパターンも3.4日後に我に返り、自分がした行動を全く覚えていないということが多いです。
幻覚や錯覚
via pixabay.com
危険ドラッグには幻覚や錯覚の症状ももたらします。家の裏に強盗が隠れていると信じ込み見張り続けるといった、他の人から見たら異常にしか見えない行動は、薬物常用者にはよくある行動です。
これらがエスカレートすると、体の中を虫が這っていると信じ込み自分自身をナイフで切りつけたり、何かに追われていると信じ込みビルから飛び降りたりします。他に、自分のみならず無関係の他人をも傷つける可能性のある危険ドラッグは、とても恐ろしいものです。
過度の発汗作用、暴力的になる、幻覚や錯覚の他にも、学習能力の低下、倦怠感、内臓機能の低下などが危険薬物の副作用として挙げられます。
これらがエスカレートすると、体の中を虫が這っていると信じ込み自分自身をナイフで切りつけたり、何かに追われていると信じ込みビルから飛び降りたりします。他に、自分のみならず無関係の他人をも傷つける可能性のある危険ドラッグは、とても恐ろしいものです。
過度の発汗作用、暴力的になる、幻覚や錯覚の他にも、学習能力の低下、倦怠感、内臓機能の低下などが危険薬物の副作用として挙げられます。
犯人ルディ・ユージーンについて
via pixabay.com
マイアミゾンビ事件を初めて見聞きした人の中には、その異常な犯行から、本当にゾンビ化した人間が誕生したのかと疑った人もいるはずです。
蓋を開けてみると、犯人は本当のゾンビではなくルディ・ユージーンという当時31歳の黒人男性でした。犯行当時は洗車会社で働いていたというルディ・ユージーン容疑者とは、一体どんな人物だったのでしょうか。
蓋を開けてみると、犯人は本当のゾンビではなくルディ・ユージーンという当時31歳の黒人男性でした。犯行当時は洗車会社で働いていたというルディ・ユージーン容疑者とは、一体どんな人物だったのでしょうか。
生い立ち
via pixabay.com
ルディ・ユージーンは、1981年2月4日にフロリダ州マイアミのジャクソンメモリアル病院で生まれました。ユージーン誕生後すぐに両親は離婚し、彼は母親に育てられました。会うことも連絡を取ることもなかった父親は、ユージーンが6歳の時に他界しました。
高校時代にフットボール選手として活躍し、卒業後はCD販売員、マクドナルド店員、テレマーケティング会社で働き生計を立てます。私生活では2005年に結婚し、2年後に離婚。事件当時は洗車会社で働いていました。
高校時代にフットボール選手として活躍し、卒業後はCD販売員、マクドナルド店員、テレマーケティング会社で働き生計を立てます。私生活では2005年に結婚し、2年後に離婚。事件当時は洗車会社で働いていました。
性格
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なぜ今回のような犯行に及んだのか分からないほど、普段は温厚で笑顔が素敵な人だったという評判の一方、ルディ・ユージーンは16歳の時から2009年までに軽犯罪で8回逮捕されています。
最初の逮捕は1997年で、テーブルを壊す、家の周囲に物を投げる、母親をキッチンから押し出すといった暴行によるものでした。「お前の頭に銃を押し付けて殺してやる」と言われたと、通報した母親は語っていました。
8回の逮捕のうち、ほとんどはマリファナによるものでしたが、母親に対する言葉などから、ルディ・ユージーンは穏やかな性格と、暴行に至るほどの凶暴さの両面を持ち合わせていたことが分かります。
最初の逮捕は1997年で、テーブルを壊す、家の周囲に物を投げる、母親をキッチンから押し出すといった暴行によるものでした。「お前の頭に銃を押し付けて殺してやる」と言われたと、通報した母親は語っていました。
8回の逮捕のうち、ほとんどはマリファナによるものでしたが、母親に対する言葉などから、ルディ・ユージーンは穏やかな性格と、暴行に至るほどの凶暴さの両面を持ち合わせていたことが分かります。
中学時代の友人からの証言
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中学時代からの友人ボビー・シェリーは「ルディは穏やかな人だった。よく大麻を使用するが、それ以外のドラッグには手を出さなかった。」と証言しており、誰かに騙されて何らかの薬物を行くようしてしまったのではないかと疑っています。それほど、ルディ・ユージーンが穏やかな性格と信じているのです。
しかし、高校を共にした元妻は、「ルディは精神病とまではいかないが、被害者意識がとても強く、そのことから暴力を振るうようになった。そのことが原因で離婚した。」と証言しています。
このように、友人らの証言でもルディ・ユージーンの相反する二つの性格が窺えます。
しかし、高校を共にした元妻は、「ルディは精神病とまではいかないが、被害者意識がとても強く、そのことから暴力を振るうようになった。そのことが原因で離婚した。」と証言しています。
このように、友人らの証言でもルディ・ユージーンの相反する二つの性格が窺えます。
聖書をいつも持ち歩くほどのクリスチャン
via pixabay.com
穏やかな性格であるが暴力的な一面もあったというのが周囲の人の声から分かりましたが、敬虔なクリスチャンであったというのは全員から共通して聞こえたルディ・ユージーン容疑者の人物像でした。
その敬虔さは、幼い頃からほぼ毎週家族で教会に通う習慣があったという事実や、日常生活でも聖書を持ち歩いているという評判からも垣間見えます。
実際に事件当日も、乗り捨てた車から事件現場の道のりに聖書の切れ端が所々落ちていたことが、捜査の結果分かっています。
その敬虔さは、幼い頃からほぼ毎週家族で教会に通う習慣があったという事実や、日常生活でも聖書を持ち歩いているという評判からも垣間見えます。
実際に事件当日も、乗り捨てた車から事件現場の道のりに聖書の切れ端が所々落ちていたことが、捜査の結果分かっています。
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