2019年8月4日 更新

ワイオミング事件の真相とは?奇妙な映像の正体は?

あなたは、かつてアメリカのワイオミング州で起きた奇妙な事件をご存知でしょうか?この事件はワイオミング事件と呼ばれ、当時多くの人に衝撃を与えた放送事故として有名になりました。今回は、そんなワイオミング事件の真相について詳しく解説して行きます!

目次

Candle Meditation Trinity The - Free photo on Pixabay (531210)

動画の冒頭で登場する数字の「3」には一体どんな意味があるのでしょうか?世の中には、エンジェルナンバーという物が存在しますが、実はこの「3」はエンジェルナンバーではないかと考えられています。

なぜなら、数字と言うのは古くから神秘的なものと関係があるとされ、それぞれ独自の周波数と波動を持っていると言われているからです。エンジェルナンバーとは、私たちの目には見えないけれど存在する天使が、私たちに数字を通してメッセージを送っているという考え方に基づいています。

その中でも数字の「3」は、「アセンデットマスター(私たちを導いてくれる存在)があなたの近くにいますよ。」という意味を表すと言われています。また、数字の「3」はキリスト教では、魂・精神・肉体を表す三位一体の意味があり、その他にも3は人間が成長し統合した今の自分があることを表す数字だとされています。

動画に映り込む人物

Hoodie Sweater Dark - Free photo on Pixabay (531256)

ワイオミング事件には映像の初めの方と、最後の方にネイビーのスーツに青いネクタイをした男性が映りこんでいます。この男性は選挙ポスターに出てくる人物のようにも見えます。この謎の人物が何を意図して登場しているのかは未だに分かっていません。

ただ、ワイオミング事件に登場する怒ったり、笑ったりしている表情の白い不気味な顔は、実は3Dモデリングソフトというもので作られているのではないかと、考えられています。このソフトは、人間の顔に特化したもので、表情はもちろん、人間の顔の皮膚の質感も自由に変更出来るのだそうです。

映像の節々で登場した目が白く塗りぶされた眉毛もなく石膏のような顔は、このソフトがあれば作成することは可能だと言われています。

動画の音源の元ネタ

Background Rainbow Sound - Free image on Pixabay (531278)

ワイオミング事件の動画の中で使われている、恐怖を一層煽るようなBGMは一体誰が作ったのでしょうか?このBGMの出所を探ると、「サイレント・ヒル」という大人気映画がその音源であることが分かっています。

映画「サイレント・ヒル」は、全世界で累計530万本以上の売り上げを記録したゲームを実写化したホラームービーです。2006年公開で海外での興行収入は4700万ドルと言われる大ヒット作でした。

ワイオミング事件の動画が拡散した時期と近い公開となっていますので、ワイオミング事件の動画の制作者は「サイレント・ヒル」の曲がぴったりだと感じて、使用したのかもしれません。

動画内の意味深な言葉

Word Cloud Words Tag - Free image on Pixabay (531290)

ワイオミング事件の動画の初めに流されたメッセージは「We Present A SPECIAL PRESENTASION(特別なプレゼンテーションをお送りします。)」という文章で始まります。

その後は「You will see such pretty things(あなたは、そのような素敵なものを見るでしょう)」「Why do you hate?(なぜ、あなたはひどく嫌うのか?)」「You are ill(あなたは病気だ)」「We just want to fix you(私たちは、あなたを治してあげたい)」「What hides in your mind?(あなたは心の中に何を隠している?)」

「We have already seen in(私たちは、すでにそれを見ている)」「You can lose everything(あなたは、全てを失う)」「You cannot hide forever(あなたは永遠に隠れることは出来ない)」「We stand at the door(私たちは、ドアの前に立っている)」「You are lost on the path(あなたは、道に迷った)」
Doors Choices Choose - Free photo on Pixabay (531618)

このように動画内の意味深な言葉は続き、最後に鍵となる言葉が登場するのです。

映像の最後の言葉が鍵

Key Gold Golden - Free photo on Pixabay (531352)

ワイオミング事件の映像の最後は「There is truth in fiction(真実はフィクションの中にある)」と言う言葉で締めくくられています。このフレーズには、一体どんな意味があると言うのでしょうか?

真実はフィクションの中にあるということは、ワイオミング事件自体がフィクションで、そのフィクションの中に真実がある、あるいはワイオミング事件自体がフィクションということが真実である、と言っているようにも解釈できます。

これも、私たちを導いてくれるというアセンデットマスターの言葉なのでしょうか?

ワイオミング事件は日本でも話題に

Japan Osaka Night - Free photo on Pixabay (531366)

日本でも、このワイオミング事件の動画をオカルトメディアが取り上げたことにより、オカルト好きの間で「怖すぎる」「不気味」と話題になりました。

「誰が一体何のために電波ジャックを行ったのか?」「動画に出てくる英文のフレーズが本当に意味するものは一体何なのか?」ワイオミング事件の真実を追及する為に未だに様々な憶測が飛び交っています。また、ワイオミング事件は2012年2月ごろGoogleのトレンドで1位になっているようです。

ユーチューバーのウマヅラヒデオ氏が2018年9月に事件の真相について触れている動画がアップされていることからも、日本でこの事件に関する認知度は高まっているようで、事件の真相を知りたがっている人が日本にも数多くいるというのが現状です。

ワイオミング事件の真相

Technology Digital Tablet - Free photo on Pixabay (531380)

これだけ、、ネット上を賑わせたワイオミング事件の真相は一体どこにあるのでしょうか?結論としては、ワイオミング事件は実際に起こった電波ジャック事件ではなかった可能性が高いと考えられています。

ワイオミング事件にはある集団が関わっており、実際に起こった未解決の電波ジャック事件からインスパイアされて、この映像が作られたという見解が今では一番有力なようです。

もちろん、事件の関係者で精神を崩壊させられた人がいるとか、リアルタイムで動画を見て具合が悪くなった人がいるという情報も、この事件を起こしたとされる犯人が流したデマでした。それでは、ワイオミング事件の真相について見て行きましょう。

事件の犯人が発覚

Discovery Offender Crime - Free photo on Pixabay (531384)

実はワイオミング事件の事の起こりは、「Somthing Awful Forums」というサイトだと言われています。ここに集まっていたのは、有志のクリエイターたちで、ワイオミング事件より以前に起きた、ある未解決の電波ジャック事件から感化されて、ワイオミング事件と言われる動画の第1弾をGoogle Videoに投稿したのです。

現在、この動画は削除されていますが、他のサイトで話題となったため、コメント欄を介して第2弾、第3弾が発見されています。もちろん、この発見もクリエイターグループによるやらせだと言われています。第1弾が高評価だったため、第2弾、第3弾と動画にストーリーが付加されていったのだそうです。

マックス・ヘッドルーム事件の真似事

Anonymous Collective Secret - Free photo on Pixabay (531389)

ワイオミング事件の動画は有志のクリエエイター集団によって制作されたものだという事がわかりましたが、その有志のクリエイター集団が1987年11月22日に発生した未解決の電波ジャック事件「マックス・ヘッドルーム事件」に触発され、その真似事をしたのがワイオミング事件だったと言われています。

しかし、テレビ放送に関して高度な知識を有していなかった彼らは、結局録画したニュース映像に自分たちの作った映像を上乗せするという手法で、それを実際に電波ジャックの録画映像であるかのようにWEBに投稿したのです。

事件の被害者もやらせ?!

People Man Guy - Free photo on Pixabay (531396)

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