2019年8月4日 更新

ワイオミング事件の真相とは?奇妙な映像の正体は?

あなたは、かつてアメリカのワイオミング州で起きた奇妙な事件をご存知でしょうか?この事件はワイオミング事件と呼ばれ、当時多くの人に衝撃を与えた放送事故として有名になりました。今回は、そんなワイオミング事件の真相について詳しく解説して行きます!

目次

ローカル局の電波を乗っ取った電波ジャック事件として、ネットで大きな話題になったワイオミング事件、当時はその被害者まで出て大変な騒動になったということでした。

ですが、事件の被害者の情報もクリエイター集団による非常に手の込んだ嘘の情報だったということが今では明らかになっています。

実は、2007年にYouTubeに投稿された第2弾の映像のコメント欄の所に「ワイオミング事件なんてなかったよ?これは、デマだよ。安っぽい映像クリエイターのただの悪ふざけ」といった内容のコメントが書き込まれていたようです。

マックス・ヘッドルーム事件とは?

Game Characters Smilies Funny - Free image on Pixabay (531422)

マックス・ヘッドルームとは、1984年に「コンピューターによって生成された世界初のテレビ司会者という設定のCG風キャラクター」です。このキャラクターはイギリスの音楽番組によって作られたキャラクターで、実物の俳優の顔や髪の毛に特殊メイクを加えた皮肉なトークで人気のキャラクターです。

このマックス・ヘッドルームというキャラクターは、カルト的な人気を博し、映画やドラマにもなるほどに人気でした。しかも、マックス・ヘッドルーム事件の起こった87年にはアメリカでTVドラマ化されており、作中のマックス・ヘッドルームは、放送ライセンスのないテレビ局でトークショーをしているという設定でした。

事件の犯人は、こうした設定をパロディとしてアレンジしようとしていたと考えられています。

第1の電波ジャック

Radio Telescope Astronomy - Free photo on Pixabay (531521)

1987年11月22日、アメリカのシカゴ一帯で、全米を震撼させる不気味な電波ジャック事件が起こりました。時刻は、21時14分でした。WGN-TV(チャンネル9)の「9時のニュース」の放送中、スポーツキャスターのダン・ローン氏が地元のフットボールチームの試合のハイライトを生放送で解説していたところで、その電波ジャックは起きました。

多くの人がその日の仕事や食事を済ませてテレビの前で寛いでいたところ、突然テレビの画面が暗転したのです。それから10秒ほど続いた後に、その男は現れました。

映像内容詳細

Television Cupboard Drawers Old - Free photo on Pixabay (531487)

登場した謎の男は、サングラスに不気味な笑みを浮かべたマックス・ヘッドルームに似たラバーマスクを被り、半回転する白黒のストライプの背景の前で、跳ねるように肩を揺らしていました。音は、ノイズだけで、何を話すわけでもない不気味な映像です。

この最初の電波ジャックは、15秒ほどで途切れました。WGN-TVの技術者たちがただちに放送の周波数を変えて、番組を電波ジャックから取り戻したのです。

再び、画面に戻ってきたキャスターのダン・ローンは、戸惑いながらも、プロらしい微笑を浮かべていました。そして予期せぬ妨害が起こったのにもかかわらず、「9時のニュース」は予定通り続けられたのです。

2時間後に第2の電波ジャック

Library Books Tv - Free photo on Pixabay (531540)

しかし、事件はまだ終わっておらず、最初の電波ジャックから2時間後の23時15分。今度は、WTTW(チャンネル11)で、ドラマ「ドクター・フー」の放送中に、同じマックス・ヘッドルーム似のマスクの男が現れました。

この2回目の電波ジャックの際は、WTTW(チャンネル11)の送信タワーに技術者が不在だったため、テレビ局側の対応が遅れてしまい、マックス・ヘッドルーム似のマスク男の映像がセリフ付きで1分30秒も流れてしまったのだそうです。

映像の内容詳細

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再び現れたマスクの男は前回と違い、何かをしゃべっています。例えば、WGN-TVのスポーツ解説者である、チャック・スワーキー氏について「俺は、奴より優れているぜ」と言ってみたり、当時のコカ・コーラの広告キャンペーンの売り文句である「流れに乗ろう」という言葉を口にしてみたりと、ほとんど意味不明です。

そして、往年の人気アニメとされる「クラッチ・カーゴ」のテーマを激しく首を振り、ノリノリで口ずさむ姿に視聴者たちは、唖然としたのは言うまでもありません。その後、マスク男は画面に向けて中指を立てました。

ここで画面が切り替わり、マスク男が左側に、そして謎の女性が右側に登場します。そこでマスク男は、マックス・ヘッドルーム似のマスクを外すのですが、絶妙なアングルで顔は見えません。男は女性にズボンを下した自分のお尻を突き出して、女性がハエたたきでパチパチと男のお尻を叩くという動画でした。

事件の結末

Bright Empty Modern - Free image on Pixabay (531581)

「9時のニュース」を妨害するには、ジョン・ハンコック・センターという電波塔のアンテナに、スタジオから送られてくるよりも強いマイクロ波を送り込む必要がありました。

そのため、犯人たちはタワーに近い高層ビルの屋上にパラボラアンテナを設置したか、あるいは強力な送信機を備えた大きなバンのような車に乗って放送を妨害したと考えられています。

また、犯人が映像をあらかじめ撮影したとされる可能性の高い場所の特定もされましたが、肝心の犯人の正体は突き止める事が出来ず、未解決の電波ジャック事件として幕を下ろしています。

ワイオミング事件との違い

Colorful Color Arrangement - Free image on Pixabay (531603)

ワイオミング事件とマックス・ヘッドルーム事件を比較してみると、2つの動画の間で大きな隔たりがあることが分かります。ワイオミング事件では、動画がテレビ映像に入り込むときに、画面にゆっくりとノイズが入り込んでいるのですが、マックス・ヘッドルーム事件の動画では一瞬にして動画がテレビ番組に切り替わります。

また、マックス・ヘッドルーム事件では、電波ジャック中に裏で放送が進行しており、動画が消えて画面が電波ジャック後の元の画面に戻った時、番組も電波ジャックされた分だけ進んだ映像が映し出されていました。

しかし、ワイオミング事件の方は本当に6分間電波ジャックが行われていたのかどうか、わからないような番組進行となっています。こうして2つの電波ジャック事件を比較して見ることで、それぞれの特徴からこの2つの事件には大きな違いが見られるのです。

未だ残る謎!犯人の目的は?

Question Mark Pile Questions - Free image on Pixabay (531608)

ワイオミング事件の真相とは、過去に発生した未解決の電波ジャック事件「マックス・ヘッドルーム事件」に触発された若い有志のクリエイター達が悪ふざけで作成した動画を元に、被害者などの情報をでっちあげた事件の可能性が高いことが分かりました。

しかし、「彼らが一体誰に何を伝えたかったのか?」「どうして彼らがこの動画を作ったのか?」犯人の目的に関しては、「マックス・ヘッドルーム事件」の時のように未だ解明されていません。

ワイオミング事件には1つだけ真実が

Truth Lies Philosophy - Free vector graphic on Pixabay (531622)

ここまで、ワイオミング事件に関してはフェイクの可能性が高いことをお話ししてきました。しかし、たった一つだけ真実があります。

それは、このワイオミング事件の鍵を握っていたとされ、事件の信ぴょう性を高めるのに一役買っていたとされるドナルド・ウィルソンという人物の死亡記事だけは本物で、この人物が実在していたということです。

ただし、この人物とビデオとの因果関係は分かってはいません。彼の故郷である葬式記事の掲載されたサイトが「ワイオミング州ニオブララ郡」だったことから、ワイオミングで起こったことにしようと後付けされ、ワイオミング事件と名付けられたようです。

世界の未解決電波ジャック事件

Effelsberg Radio Telescope Eifel - Free photo on Pixabay (531721)

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