2019年5月3日 更新

90年代のコギャル文化とは?コギャルのファッションやメイクも

みなさん「コギャル」という言葉はご存知でしょうか?懐かしい!という人もいれば、何それ?となる人もいるでしょう。今回は、「90年代のコギャル文化とは?」という視点から、コギャル特有のファッションやメイク、定番アイテムやギャル語まで紹介していきます。

Hair Portrait Woman - Free photo on Pixabay (249868)

コギャルの定番アイテム3つを紹介しましたが、みなさんお持ちでしたか?お次はメイクやヘアスタイルなど、見た目の特徴について見ていきましょう。この特徴に当てはまる方は、意識していなかったけれども周りから「コギャル」と思われていたかもしれません。
自分の普段の見た目と比較してみましょう。

日サロで小麦色に焼いた肌

People Girl Woman - Free photo on Pixabay (249869)

コギャル最大の特徴の一つとして、日焼けサロンで小麦色に肌を焼くというものがあります。近年は美肌ブームで肌が焼けないように日焼け止めや日傘、サングラスが必須の時代ですが、当時のコギャルたちにとっては夏だろうが冬だろうが自分の肌が黒いことがステータスだったのです。

そのため、定期的に肌を焼きに日焼けサロンに行き、まるで一年中常夏のように小麦色の肌をしていました。また、彼女たちにとっては肌は黒ければ黒いほど良かったため、黒系のファンデーションを日焼けサロンで焼いた肌の上から厚塗りしていたり、
顔を日焼けするのはシミの原因になるからと顔だけ黒いファンデーションで厚塗りしたりと様々な工夫をしていました。

明るめの茶髪

Beauty Woman Portrait - Free photo on Pixabay (249872)

1970年代に「ギャル」が出現してから、黒髪大国の日本でも茶髪に抵抗が無くなってきた頃、コギャルたちはロングヘアーをかなり明かるめの茶髪にしていたり、その明るい髪に更にハイトーンのメッシュを入れたりしていました。

近年では、盛髪やパーマで明るい茶髪な人をよく見かけますが、コギャルがブームとなった1990年代初期は胸程、またはそれ以上の長さのロングヘア―が主流でした。

エクステ

Woman Straw Hat Long Blonde Hair - Free photo on Pixabay (249873)

エクステも「コギャル」から流行しだしたと言っても過言ではないでしょう。今は様々な種類のエクステがありますが、当時のエクステはほとんどが編みこんで付けるタイプのものでした。派手な色のエクステをつける人が多く「派手であればあるほどかっこいい!」とされていました。

eggを始めとして雑誌では、人気のモデルや読者モデルがつけているエクステに感化されてマネする人が多くいました。しかし、編み込むタイプのエクステは手入れが少々大変なため、髪とからまってしまい外せないなどトラブルも多かったようです。

コギャルの定番メイクはコレ!

Makeup Brush Make Up - Free photo on Pixabay (249874)

さて、ここまでコギャルの定番アイテムとヘアスタイルなどを見てきましたが、最も「コギャル」を印象付ける重要なポイント、コギャルメイクを紹介していきましょう。このメイクを施せばあなたも明日からコギャルデビュー!どんな方でも必ずコギャルになれる定番メイク、必見です。

アイメイク重視

Girl Flowers Pink Blue - Free photo on Pixabay (249875)

「コギャル」にとって、「目力」は命です。その目力を強調するため、メイクの中でもアイメイクは特に念入りに行います。

瞼の粘膜に触れるのではないかと言う程までアイラインを太く入れて、マスカラを上も下も重ね塗りしてはっきりと見せ、まつげはくるんとカールさせ、目を大きく見せます。白人のメイク技術に近いようです。

また、一重が多い日本人女性にとって二重にして目をパッチリ見せるのは重要です。アイプチという二重まぶたにするための糊の一種を使用する方も多くいました。

細い眉

Beautiful Close-Up Eye - Free photo on Pixabay (249876)

眉毛の形は時代によって流行が異なりますが、コギャルメイクでは細いつり眉が必須でした。茶髪が流行っていたため、眉毛の色も髪の毛に合わせてブラウンやグレーが主流でした。

眉毛は剃刀で剃ったり、痛みをこらえながら毛抜きで抜いたりして細い眉を維持していました。なぜ細い眉だったかというと、バブル時代に流行した眉毛の形が太い眉だったからです。バブル時代を匂わせるような太い眉は、コギャルたちにとって「ダサい」メイクの象徴だったため、反対として細い眉が流行しました。

つけまつげ

Beautiful Close-Up Eye - Free photo on Pixabay (249877)

現在は百均ショップでも手軽に購入できる「つけまつげ」。地毛が短く目が小さく見えてしまうからと、目を大きく見せるために使用したことがある人は多いでしょう。近年はまつげエクステなどもありますが、当時はまつげエクステが無かったため、目を大きくみせたいと思うコギャルたちを中心につけまつげが大流行しました。

一般的につけまつげは左右に1枚ずつ付けるものですが、「もっと目を大きく見せたい!目力を強くしたい!」という流れがエスカレートし、つけまつげを2枚重ね、3枚重ねする猛者も現れました。また中には、カラフルなつけまつげや、キラキラしたラインストーンの付きのつけまつげを付ける人もいたのです。

近年は自分のまつげに見えるような自然に見えるつけまつげが人気ですが、90年代は明らかにつけまつげ、とわかるような太く濃いものの方が人気がありました。ドン・キホーテなどで大量につけまつげを購入するコギャルが続出し、部屋の引き出しには常時ストックが何枚もあるのが当たり前だったのです。

ラインストーン

Jewellery Beads Chain - Free photo on Pixabay (249880)

服や靴など、アクセサリーのアクセントに使われる綺麗なラインストーンは、派手さを求めるコギャルたちにとって、良いポイントメイクになりました。前述したようにラインストーンが付いたつけまつげを使用したり、目元にアクセントでラインストーンを数個付けたりと活用していました。

また、メイクに合わせてど派手なネイルも流行したため、カラフルなラインストーンは飛ぶように売れました。

切開ライン

Makeup Beauty Female - Free photo on Pixabay (249881)

「切開ライン」とは目頭の先に長めに引くアイラインのことです。目頭の先にアイラインを引くことで目の幅を近づけ、目を大きくみせる効果があります。この切開ラインを活用したメイクのことを「切開メイク」と言い、まるで目頭切開を行った後のような大きくくっきりとした目に見せることができます。

整形をしなくてもアイラインさえあれば、誰でも手軽に整形級のアイメイクができるため、目を大きく見せたいコギャルたちにとって欠かせないメイクの一つです。

白ライン

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