2019年7月30日 更新

ライナスとはどんなキャラ?名言やライナス症候群についても

スヌーピーで有名な漫画「ピーナッツ」の登場人物「ライナス」は、お気に入りのブランケットを手放せない気弱だけど優しい男の子です。今回はそのライナスの哲学的な名言や、彼のキャラクターから生まれた「ライナス症候群(安心毛布)」の意味などについてまとめてみました!

目次

スヌーピーで有名なピーナッツのキャラクター「ライナス」

Ice Sculpture Charlie Brown - Free photo on Pixabay (500751)

世界でも最も有名なビーグル犬「スヌーピー」が活躍するアメリカの漫画「ピーナッツ」は、作者チャールズ・M・シュルツが1950年から50年もの間、子どもが悩みや葛藤をどう乗り越えるかをユーモアとペーソスたっぷりに描いた作品です。

スヌーピーの周りには、スヌーピーの飼い主「チャーリー・ブラウン」やその妹で甘え上手な「サリー・ブラウン」、ベートーベンをこよなく愛する「シュローダー」やスヌーピーの親友「ウッドストック」など愉快な仲間がいます。

今回は主人公チャーリー・ブラウンの親友で、いつもブランケットを引きずって歩いている男の子「ライナス・ヴァン・ペルト」に焦点を当てて、ライナスの名言や「ライナス症候群」とは何かなどをまとめてみたいと思います。

ライナスは「安心毛布」という言葉を広めた

Pillow Case Blanket - Free photo on Pixabay (502273)

ライナスは、指しゃぶりをしたり常に毛布を握りしめていたり、赤ちゃんのような態度をとりながら、大人顔負けの達観した発言でチャーリーたちを困惑させることもある、少しネガティブだけど心優しい癒し系のキャラクターです。

彼のようにどこに行くにも毛布を持ち歩く子供は漫画の中だけの話かと思いきや、実は現実の世界でも見かけることが多く、毛布などを肌身離さず持っていることで安心感を得る様子から「安心毛布」という言葉が生まれました。

ライナスというキャラクターのおかげで広まった「安心毛布」という概念は、「ライナスの毛布」と呼ばれることもあります。でも、彼はなぜいつも毛布を持っているのでしょうか?まずはライナス自身について詳しくみてみましょう。

ライナスについて

Ice Sculptures Gaylord Palms - Free photo on Pixabay (500730)

ライナスは主人公チャーリー・ブラウンの大親友で、チャーリーのクラスメイトの女の子「ルーシー」の弟です。漫画の中では各キャラクターの年齢が二転三転しているので正確には言えませんが、チャーリーの1歳下という設定のようです。

ライナスの姉であるルーシーはわがままで気が強く、いつもチャーリーやライナスに意地悪なことを言っています。またライナスのすぐ下には見た目がそっくりな弟「リラン」もいて、ライナスは年の近い3人兄弟の真ん中というわけです。

お姉ちゃんの暴言にもじっと耐えていることが多く、いろんなことをつい悲観的・哲学的に考えがちで、小学校低学年(6歳くらい)にしてすでに人生を悟りきったような発言をよくしています。

知性的

Library Books Media Old - Free photo on Pixabay (502282)

ライナスは登場人物の中で一・二を争う知性派です。チャーリーが自信を無くしたり何かに迷っている時は、親身になって相談に乗り、膨大な知識の中から適切なアドバイスを送ります。

学校での成績も優秀なのですが、本人は「形式的な詰め込み教育ほど人に害を与えるものはないね」とクールです。

学校で「先生、ただ好奇心の問題としてなのですが…ご自分が間違っているかもしれない、というお考えが今まで先生の胸に浮かんだことがおありでしょうか?」と発言したこともあります。こんなこと言われたら先生も真っ青ですね。

哲学的な話題で皆を煙に巻く

Thought Idea Innovation - Free photo on Pixabay (502286)

「ピーナッツ」に登場する人物は(犬であるスヌーピーも含め)、全員哲学的な発言をすることがあり名言だらけなのですが、その中でも哲学が大好きなライナスは、実生活にあまり関係ないような哲学的発言で周りの仲間たちを困惑させます。

突然聖書の一説を持ち出して「どう思う?」と問いかけたり、恋に悩むチャーリーにイギリスの詩人の言葉で慰めたり、ライナスの知識の広さにチャーリーたちは感心しつつも、意味は理解できないので会話が続きません。

口うるさい姉ルーシーからの攻撃をかわすために、自分の世界にこもって哲学的な思考を深めていることが多いようですが、その達観した言動のせいで、好きな女の子には同級生にもかかわらず「歳を取りすぎている」とフラれてしまいます。

夢見がちな性格

Dream Word Letters - Free photo on Pixabay (502303)

大人っぽい発言の多いライナスですが、実は夢見がちな一面もあるのです。チャーリーとの恋バナでは「大勢の人が集まった大きなパーティー会場で、夢で見た少女が突然現れ、恋におちるんだ!」と、理想のシチュエーションを語ります。

ですがふと冷静になり「たくさんの人がいるパーティー会場で、その少女がぼくに一目惚れすることなんてあるかな?」とチャーリーに聞きます。

「君は背が低いから向こうは君に気付かないよ」とチャーリーにとても現実的な意見を言われ、ライナスは落ち込みます。夢見がちなライナスですが、周りにはシビアな意見を言う仲間が多く、夢ははかなく散ってしまうことが多々あります。

ハロウィンの準備が好き

Autumn Black Dark - Free photo on Pixabay (502317)

ライナスはハロウィンの準備をしている期間が1年の中で一番好きなのですが、それはなぜかジャックオーランタンのことを「かぼちゃ大王」というサンタクロースのような存在だと思い込んでいるからです。

ハロウィンの日にはそのかぼちゃ大王が現れて自分にプレゼントをくれる、と信じているのでハロウィンの準備をしている間中、かぼちゃ大王のことばかり考えてワクワクしています。

いつもは現実的なチャーリーも、かぼちゃ大王のことだけは一緒になって信じてあげているので、ライナスのハロウィン好きはずっと続いています。

姉・ルーシーとの関係性

Ice Sculptures Gaylord Palms - Free photo on Pixabay (500753)

ライナスの姉ルーシーは、オフィシャルサイトに「近所中に不機嫌で威張り屋として知れ渡っている」と書かれてしまうような気の強い性格です。ライナスもよくいじめられたり、毛布を奪われそうになったりしています。

ルーシーの思考回路はかなり自己中心的なのですが、発言は意外と的を射ていることが多く、ライナスとは禅問答のようなケンカをすることもあります。

「姉さんはなんでいつもぼくを批判したがるの?」とライナスに聞かれ「他人の欠点を見つけるコツを知っているからよ」と答え、「自分自身はどうなの!?」と言われても「それを見過ごすコツも知っているの」と平然としています。

サリーとの関係性

Ice Sculptures Gaylord Palms - Free photo on Pixabay (500750)

サリーはチャーリー・ブラウンの妹で、ライナスと同じ学校に通っています。ライナスのことが好きなのですが、ライナスが自分に好意を持っていないのがなぜだかわからない…と考えるような楽観主義者です。

お勉強が嫌いで、彼女自身が生み出した哲学理論は、全てのことを最終的に「関係ないでしょ」「ほっといて」「どうして私が」という言葉で終わらせるという、なかなかシュールなものです。

どうして学校に行かなきゃいけないのか、勉強しなきゃいけないのか、なぜ私のことを好きではないのか、という問いをしょっちゅうライナスに投げかけますが、哲学的で抽象的な返答をされてしまい、彼女の心は全然満たされないのです。

ライナスの名言集

Ice Sculptures Gaylord Palms - Free photo on Pixabay (500729)

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